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#その217 #神の名は? 我が女神様のご尊名である真名はソフィア・フローレンス様、です

#その217


「誠に失礼な話じゃが、その神様の真名をお聞きしても構わないかの?」

「ほうら、きた」


 エリオット国王がハルトをどの程度信頼しているかはわからない。


 だが、ティアナをハルトの妻にすることを許す程度には信用してくれているのであろう。それでも神の話は作り話と思われたかもしれない、それで神の名前を聞いてくるのだ。自分が信ずる神の真名を言うのは、よほどのことである。


#神の名は?


「我が女神様のご尊名である真名はソフィア・フローレンス様、です」


 エリオット国王は女神ソフィアの名前を聞いたとたんに、ハルトに対して深く(こうべ)をたれて、己が女神ソフィア様の眷属であるハルト様の言葉を一瞬だけでも疑ったことを深く恥じる。


 そして、ハルトがこれまで一度も女神ソフィア様の名前を語らなかったことに思い至り、ハルトの本心がようやくわかるのであった。


「ハルト殿、女神ソフィア様はこの惑星エリシアの守護神でいらっしゃるのじゃよ。ハルト殿は実はなかなか謙虚な方なのじゃな」

 エリオット国王は周囲に己の本心を悟られないように再び国王の仮面に戻る。


「エリオット国王、{実は}は余計です、宇宙戦艦ルミナスとそこに乗り組む仲間たちに女神ソフィア様より与えられたこの力は、この宇宙に争いをもたらすためにあるのではなく、安全と平和をもたらすために使う力であるべきとの願いから、スペースレスキュー隊の創設を提案させて頂きます」


 ハルトは自分の思いを一気にいうと話のまとめにかかる。


「なるほど素晴らしい提案だ。ハルト殿、そなたの願いはわかった。このエリオット微力ながら協力させて頂こうではないか。何か具体的な計画がもうあるのじゃろう?」

#惑星エリシア 司令長官


「それではスペースレスキュー隊について説明します。こちらの画面をご覧ください」

 ハルトはいつ用意したのか、セレス王宮のバーチャルモニタにスペースレスキュー隊の組織図が表示されている。


「この図をご覧ください」

 全員が一斉にスペースレスキュー隊 組織図と書かれた図面を注視している。


「まず、このセレシア王国の正規組織としてスペースレスキュー隊を創設します」

 ハルトは指先から出るレーザー指示棒でモニタ上のスペースレスキュー隊と書かれた部分を指し示す。


「セレシア王国軍とは全く別でいいのじゃな」

「はい、エリオット国王直属で、軍とは無関係でお願いします」


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