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#その208 そうだ、ティアナはこの国の王女様なんだよな

#その208


 エリオット国王も落ち着きを取り戻し、まん丸お月様をじっと見つめる


「あの、エリオット国王?」

「なにかな、ハルト船長?」


「うちの乗組員がちょーっとぽかをやりまして・・・ごめんなさい」

 ハルトは面倒なので、さくっと頭を下げる。


「ハルト艦長、頭をお上げください。我々惑星エリシアの住人はこんなきれいなお月様を改造して衛星軌道ステーションに改造したばちが当たった結果がこのざまなんです」

 エリオット国王はそもそも衛星軌道ステーションが気に入らなかったようだ。


「だから、お月様を見て全国民がこの星の美しい自然を思い出し再出発の原動力となるでしょう。アリスさん、ありがとう」


 アリスはエリオット国王の最敬礼を受けて、へっと驚いてどぎまぎしている。ハルトはそんな二人の姿を見て少し安心をするが、まだまだ問題は山積みだ。


「ルミナへ、もう一度惑星エリシアの地表へ降りよう」

「ルミナ了解、そうですね、この艦の補修と補給もしたいですね」


「よし、宇宙戦艦ルミナスは惑星エリシアに再び降下するぞ」

「了解!」


「ねえ、ハルト、惑星エルシアに降りてどうするの?」

「ああ、それはだな・・・」


 言いかけたところで、ブリッジのモニターが突然切り替わり、エリオット国王の顔が映し出される。


「ハルト艦長、ちょっと相談があるのだが」

「はい?なんでしょうか?」


「地表に着陸して、落ち着いたらティアナのことで話し合いたい」

「ああ、もちろんいいですよ」


 そうだ、ティアナはこの国の王女様なんだよな、ティアナはどうしたいのか、聞かなきゃいけないな。ハルトはそんなことをぼんやりと考える。


「艦長よりルミナへ、惑星エリシア地表へ降下する航路を選んで欲しいんだけど」

「ルミナ了解、目的地はどこにしますか?」


「あの壊しちゃった首都セレスタワー付近の海へ頼みたいんだけどな」

「ルミナ了解、ノバ、航路計算よろしくね」


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