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#その204 惑星エリシアにて 宇宙戦艦ルミナス主砲ポジトロンキャノン発射!

#その204


 そういうとハルトとティアナは格納デッキのハッチから伸びるカタパルトにより暗い宇宙空間に射出される。ルミナスより少し離れると、ハルトはティアナにつかまる。それを確認するとティアナは全速力で衛星軌道ステーションに向かう。


 衛星軌道ステーションに向かう間にも、ミサイルやそれたビームが近くを通過する。眺めている分にはきれいだが、今は憎しみの光としか感じない。


「ティアナ、二手に別れよう」

「艦長、了解」


 ティアナは短く返事をすると、背中のバーニアロケットを全開にして、衛星軌道ステーションに向かって突き進む。


 ハルトは左舷を巻き込むようにしてやや迂回し、側面からの支援を目指す。宇宙ステーションに近づくと、やはり敵が攻撃を仕掛けてくる。


「よし、ティアナ、攻撃開始、援護するよ」

「ティアナ了解、艦長、無理しないで」


 ティアナはハルトの支援を受けつつ、衛星軌道ステーションに接近する敵をプラズマバズーカで遠距離から狙い撃ちにする。


 敵は小型の宇宙船で小回りが利く。油断しているとステーションのタグロケットを狙うのでハルトはすかさず撃ち落とす。


 敵宇宙船が有人なのかAI操縦なのか動きだけではわからないが、結構複雑な動きをするので、有人かもしれない。だがハルトにとっては同じことだ。作戦を邪魔する敵は全て殲滅するつもり、だ。


#惑星エリシアにて 宇宙戦艦ルミナス主砲ポジトロンキャノン発射!


「艦長、ステーション右舷に親玉らしき宇宙船はっけーん!」

「よし、ティアナの勘を信じる、突っ込むぞ」


「りょうかーい」

 ティアナとハルトはそういうと、二人揃ってライフルとバズーカを乱射しながら全速前進する。


「よし、とったあ」

 ティアナはそう叫ぶと、敵艦の心臓部と思われる個所にバズーカをぶち込む。


 その瞬間、しゅいーんと微かな振動を残して、敵艦は爆散する。


「ティアナ、やったな」

「艦長、やったよ」


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