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#その196 我が艦の乗組員であるティアナ・オルレアンは実は惑星ルミナスの王女であったようです

#その196


「ルミナへ、了解」

「ティアナ、わかったか?」


「ティアナ了解」


 ティアロイドの周囲には相変わらず銃弾とミサイルが降り注いでいるが、二人は一切構わず、ルミナスへ向かう。


「ルミナへ、後部ハッチへ進入するから、誘導シグナル頼む」

「ルミナ了解」


 後部ハッチからは誘導レーザーが点灯される。ハルトとティアナはレーザーに導かれて、ルミナス艦内に進入する。


「ハルトよりルミナへ、着艦完了、ロック済みだ」

「アリスより、国王様と王妃様は艦長室隣のゲストルームへお入りください」


「アリス、ありがとう」


 ハルトはティアロイドから分離したティアナと国王、王妃を連れてゲストルームへ向かう。ルーム入り口にはアリスが待ち構えていて、ドアを開けて内部へ案内する。


「国王様、王妃様、どうぞお座りください、ティアナもどうぞ」

 ハルトはこの国の臣民ではないので、二人に臣下の礼はとらない。


 ティアナはどうするかと観察していると、父母の隣ではなく、ハルトの隣に直立している。ティアナはあくまでもルミナスの乗組員の立場でいたいらしい。


*惑星エリシア 国王奪還


「改めまして、宇宙戦艦ルミナスへようこそ。この艦の艦長天城ハルトです」

 ハルトはそういうと一礼する。


「国王様、王妃様、初めまして。私はこの艦の航海長、ルミナ・サンシャードです」

 ルミナは自己紹介するとハルトにならって一礼する。


 国王と王妃は自己紹介するものなのかどうかがわからなかったので、求めない。


「さて、我が艦の乗組員であるティアナ・オルレアンは実は惑星ルミナスの王女であったようですが、相違ないでしょうか」


「申し遅れました、私は惑星エルシアを統べる国王エリオット・セレスと王妃エリーナ・セレスです。このたびは命を助けていただき、感謝しております。」


「エリオット国王陛下ですね。では、ティアナもティアナ・セレスが本当のお名前ですね」


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