#その182 それは乙女の秘密ですよ
#その182
「ここはゲームセンターかあ・・・」
「ハルトさん!一緒にプリクラ撮りましょうよ!」
ティアナはノリノリだ。
「おお、いいな、でもなんでここにはプリクラがあるのか、不思議だ」
「それは乙女の秘密ですよ」
ティアナは訳のわからないことを言う。
「まあいいや、じゃあみんなでプリクラを撮りましょう!」
ハルトはそう答えると一行はゲームセンターに入る。そしてルミナスの面々がプリクラで記念撮影をする。しばらくすると・・・
「ピロリロリーン」
という音と共に一枚の写真が印刷される。そこには6人の美少女が笑顔で写っている。
「ねえ、これみんなにあげるね!」
ハルトは写真を手渡す。
「ありがとうございます!持てるのは私だけなので、みなの分もあずかっておきますね」
ティアナが代表で受け取る。
「ルミ姉、後でデータにしてみんなに配ってね、きっとだよ」
プリクラがうれしいのか、ノバがルミナに頼み込む。
「はい、わかりましたよ」
ルミナはにっこり笑って答える。そして一行は次の場所に移動する。そこは・・・
「ここは・・・本屋さんだね」
ハルトがそういうとアリスは目をキラキラさせる。
「艦長!本屋さんにはきっと面白い本がありますよ!」
「ああそうか、アリスは読書が好きなんだね」
「そうだよ!だから早く行きましょうよ!」
アリスに急かされて一行は書店に入る。そこにはたくさんの本が置いてある。だが・・・
「うーん、日本語はないなあ・・・残念だけど・・・」
ハルトが残念そうに言うと・・・
「まあ仕方ないですねえ、私たちRAIはどんな言語であってもデータとして読み込めば好きな言語に翻訳できるので、便利ですよ」
「おっ、じゃあ、本を選ぶからみんなに翻訳してもらえばいいのか」
解決方法がわかってハルトはうれしそうだ。