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#その177 私、ハルト艦長と一緒に寝たい・・・

#その177


 そして・・・

「よし、みんな揃ったところで惑星エリシアに向けて出発!」


「了解、艦長!」

 ノバの元気な声がブリッジにこだまする。


 明日にはインターワープステーション3ベータIWS3に到着する予定だ。


「とんとんとん・・・」

 ハルトの艦長室をノックする音がする。ハルトはルミナが来たと思い、返事をする。


「どうぞ」

「失礼します、ティアナです」


 そう言って艦長室にするりと入り込んだのは、ティアナだ。今日のティアナは、白い足首まであるワンピースを着ている。


 白ワンピはちょっと薄手で下着がうっすらと見えている。パジャマのようにも見えるが、ロングヘアを降ろしたティアナによく似合っている。


「ティアナ、どうしたのかな?」

 ハルトは微笑みながら聞く。


 ティアナはにっこりと微笑んで、その場でくるりと回るとスカートが翻る。そのしぐさはとても可愛いらしい。そしてティアナは頬を赤らめながら、もじもじしている。


「ねえハルト艦長・・・私、ハルト艦長と一緒に寝たい・・・」

「えっ?俺と?」


「うん、ダメ?」

 ティアナは上目遣いに聞いてくる。


「うーん・・・でもさ、ルミナもいるしなあ」

 ハルトがそういうと、ティアナは少しむくれた顔をする。


「もうっ!私はハルト艦長と一緒に眠りたいの!それにルミナ航海長さんとはしょっちゅう一緒に眠っているんでしょう!」

「まあ、そうだけどさあ・・・」


 ハルトは困った表情を浮かべる。そしてそんな二人の会話をドアの向こうで盗み聞きしていたルミナがドアから入ってくる。


 ルミナはティアナがハルトに男女の関係を迫ったらどうしようと扉の向こうではらはらしていたようだ。だが、ティアナの想像以上のお子ちゃまぶりを聞いて少し安心したらしい。

「ハルトさん、私も一緒に寝てもいいでしょうか?」


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