#その175 うん?ルミナは俺とずっと一緒にいてくれるのか?
#その175
「ああ、そうだなあ・・・でもさ、俺はこの宇宙戦艦でずっと暮らすことになるのかな?」
「それはわかりませんよ、でも私はいつまでもハルトさんと一緒にいますよ」
「うん?ルミナは俺とずっと一緒にいてくれるのか?」
「はい!もちろんです!」
ルミナアとびっきりの笑顔でうなずく。そんなルミナが愛おしくなりハルトはルミナに顔を近づける。
「ルミナ、大好きだよ、可愛いよ」
ハルトはそういうとルミナの頭を抱き寄せてキスをする。そして二人はベッドに倒れ込む・・・
「ねえ、ルミナ・・・」
「なあに、ハルトさん」
「・・・・いやなんでもないよ」
「もう!ちゃんと言ってくれないと!」
ルミナは口をとがらせる。そんな仕草もとても可愛いらしい。
「いやさ、ルミナがいてくれればこの宇宙戦艦ルミナスでずっと暮らすのも悪くないかなって思ってさ・・・」
「そうですねえ、でも私はハルトさんと一緒ならどこでもいいですよ」
ルミナはそういうと再びハルトにぎゅっと抱きつく。そして二人はまたキスをする。
「ルミナさあ、ティアナのように生体アンドロイドの肉体を手に入れることができるとうれしい?」
ハルトはルミナに質問する。
「そうですねえ、体があればハルトさんともっと愛し合うことができるかもしれませんが、私はこのマイクロマシンの衣服体も十分満足してますよ。ハルトさんはどうでしょうか?」
「うん、俺も今のままでも十分幸せだよ」
「ハルトさん、私も同じ、うれしいです」
ハルトとルミナの愛の交歓は果てしない。そして二人はそのまま眠りにつく・・・
「艦長、起きてください」
ルミナがハルトをゆする。
「ううーん、もう朝か?」
ハルトは寝ぼけ眼で言う。
「はい、朝です、そろそろ食事にしましょうよ」
「うん?ああそうか、今起きるよ」