表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
173/648

#その173 【挿絵ティアナお姫様】ありゃりゃ、本当のお姫様じゃないか

#その173


「ノバより艦長、これからティアナをブリッジに案内してもいいかなあ?」

「おおっ、ノバか、いつでもいいぞ、待ってるよ」


 ノバから連絡が入るやいなや、ブリッジの入口にはノバ、リリア、ティアナの3人が揃っている。


「艦長、見てみて、ティアナすっごく可愛くなったよ」

 ティアナはノバとリリアの後ろに隠れるようにしていたが、ノバに背中を押されて、前に立つ。


「おっ、ティアナ、お姫様になったな」

 脱出用ポッド内では宇宙服用アンダーウエアという色気皆無の服装だったティアナ。


 それでも可愛らしかったが、今のティアナは藍色のロングスカートドレスに身を包んでいる。ブロンドロングヘアを背中に垂らして髪飾りでまとめている。ティアナはゆっくりとブリッジ内に入ってくる。


「ティアナ、あなたはセレス王朝の王女なのか?」

「そうですね、跡継ぎではありませんが、王族の末端に連なっています」


「ありゃりゃ、本当のお姫様じゃないか」

 ハルトは驚くが当のティアナはばれちゃったかといたずらっぽくてへぺろとほほ笑んでいる。本物のお姫様は度胸も本物ようだ。


「ハルト艦長、そしてみなさん、改めまして、ティアナ・セレスです。よろしくお願いします」

「ルミナだよ、よろしくお願いします!」


「ノバだよ、よろしく!」

「リリアだよ、よろしくねぇ」


「アリスです、よろしくお願いします」

「カノンでーす、あまり会わないかもしれませんが、よろしくお願いします。」


 それぞれの紹介が終わるとティアナは一番端にちょこんと座る。その仕草にも育ちのよさが現れている。そして・・・


「アリスさん、装束をありがとうございました。とっても可愛いくてうれしいです。ありがとうございます」

 丁寧に頭を下げる。


「お安い御用です」

 アリスはそういうとティアナの頭をなでる。


ティアナお姫様

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ