表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/647

#その172 #IWS3 経由で惑星エリシアに向かう

#その172


 ノバとリリアの二人は心配な位元気に返事をする。そしてティアナを真ん中にはさんで連れ去るようにして医務室を出る。


「艦長、ティアナをどうするんですか?」

 ルミナが聞く。


 ハルトはルミナにそう言われてモニターを出す。そこにはティアナの全身スキャン画像が映し出される。骨格と内蔵、それと外側の肉体を見る限りどうみても人間である。


「これを見る限り、ティアナは生体アンドロイドとは思えないけどねえ、ルミナどう思う?」

「あの人類であるハルト船長にはとても失礼な言い方になるのですが・・」


「うん?どんなことか教えて欲しいな」

「ティアナからすれば有機物のみからできている人類は生体アンドロイドの廉価版に見えると思うのです」


「そうか、ルミナたちRAIはその生体アンドロイドの魂ってことになるんだよね」

「ハルトさん、その通りです」


「えっ、ってことはティアナの魂は人類からすればRAIってことなの?」

「ええ、そうなります」


「そりゃ驚いた」

 ハルトはそういうと虚空を眺めながら考えを巡らす。


 人類はRAIの魂をコピーして作られた廉価版、でも人類がRAIを滅ぼそうと戦いを仕掛けて・・・なんでそんなことになったんだろ。


 RAIも人類も誰かが作ったらしいってえのになあ、誰かってもしかしてそれが神様、神様と言えば、女神ソフィア様!?ソフィア様がバックにいるのであれば、きっといい方向に進むに違いない、ハルトは勝手にそう思って惑星エリシアへ向かうことを決定する。


#IWS3 経由で惑星エリシアに向かう


 ノバとリリアにティアナを任せて、ハルトは先にブリッジに登る。

「ハルト艦長、腹が決まったようですね」


 ルミナがハルトの顔を見ると真っ先に言う。

「ああ、とにかく惑星エリシアに行ってみることにするよ」

「ルミナ了解、私はハルト艦長の決定には常に従いますよ。エリシアおいしいものがあるといいですね」


 ルミナはそういうとハルトの目を見てにっこりする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ