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#その164  ノバより艦長、アスター号の現在地が確認できたよ

#その164


「艦長より救難信号発信者かノーラさんへ、そちらの状況を確認したいので応答願う」

 無線で呼びかけると・・・すぐに返答がある。


「私はこの艦の艦長であるアマギハルトだ」

 ハルトも自己紹介をする。


「こちら、アスター号の船長カノーラだ。この艦の状況は・・・」

 カノーラが今の状況を説明し始める。要約するとこうだ。


 カノーラが乗った惑星間航行船は軍の補給物資を輸送中に海賊に襲われて、護衛していた駆逐艦も全滅し、この宙域に漂流したらしい。そして救難信号を出したという訳だ。


「カノーラ船長了解。すぐにそちらに向かう」

 ハルトは無線で返答する。


「よしノバ、アスター号の位置を確定、そこまでの航路を選定して」

 ハルトが命令を出す。


「ノバ了解、位置特定、ナビゲーションセット完了」

「よし、進路変更300度、前進微速!」


 宇宙戦艦ルミナスは救難信号の発信元に向けて動き出す。


「ノバより艦長、アスター号の現在地が確認できたよ」

「ノバへ、遠いのか?」


「ノバより、位置は本艦から見て暗礁宙域の縁に当たるところです」

「宇宙船ルミナス艦長よりアスター号カノーラさん、聞こえますか?」


「こちらアスターなんとか聞き取れます」

 カノーラが聞こえると言わないあたり、けっこう切羽詰まっているのかもしれない。


「アスター号の位置が判明したので、そちらに向かいます。2時間もあれば着けそうです」

「ルミナス艦長、了解した。感謝します」


 こうして宇宙戦艦ルミナスは救難信号の発信源惑星間航行船アスター号に向けて航行を開始する。


「ノバ、量子プラズマツインエンジン出力20%、出航」

「ノバより艦長、出航するよ、エンジン出力20%異常なし」


「ノバ、エンジン出力徐々に80%まで上げて」

「ノバより、了解、まもなく暗礁宙域に入るよ」


「よし、進路そのまま、速度を維持して!」


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