#その160 #第3章 惑星エリシア編 宇宙戦艦ルミナスの新たな旅が始まる
#その160
#第3章 惑星エリシア編
#IWS3へ 艦首主砲陽電子キャノン 発射実験
宇宙戦艦ルミナスの新たな旅が始まる。
「みんなよく聞いてくれ」
宇宙戦艦ルミナスが出港してすぐに、艦長席にいるハルトが声をかける。
「艦長より総員へ通達する。衛星軌道を離脱後、2日目に艦首陽電子キャノンの発射演習を行うので、各部署で調整をお願いね」
「艦長よりルミナへ、航路の現況について詳しく教えて」
ルミナに質問する。
「はい、現在本艦は惑星ルクレア衛星軌道を離脱中です。2時間後に軌道離脱噴射を終えて軌道を離れます。そして3時間のインターバルの後、惑星ルクレア周回軌道への進入を開始します」
「わかった、ルミナ、現在の本艦の位置から惑星周回軌道までの予想到達時間を報告して」
「ルミナよりハルト艦長、本艦は惑星ルクレアとの相対位置から算出するに、約1日半後が予想時間です」
「了解、では、このあとの予定を各部署より報告せよ」
「はい、まず機関長ノバからだよ」
「機関室より、機関出力安定しているよ。現在の艦の状態は良好!」
「よし、次は?」
「火器管制長リリアより、艦首陽電子キャノンの発射演習までまだ2時間以上あります。艦首陽電子キャノンの試射は本艦の主砲となる重要な装備ですから、実弾演習前に最終点検と調整を行います」
「わかった。次は?」
「はい、同じく火器管制副長カノンです。現在艦首主砲陽電子キャノンの発射準備中です。」
「よし、では次・・・」
ハルトが各部署の報告を受けている間にルミナが報告する。
「艦長より全乗組員へ通達、これより3時間後に本艦は惑星ルクレア周回軌道への進入を開始します。各部の最終調整を行ってください」
3時間がたち、いよいよ艦首主砲陽電子キャノンの試射となる。
「艦長より全乗組員へ通達、これより本艦は惑星ルクレア周回軌道への進入を開始する」
「機関室より、現在出力安定しています。いつでも行けるよ」
「ノバへ、惑星ルクレア周回軌道進入を許可する」