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#その152 ちょっとまてえええ!リリアなんでここで脱ぐんだ?

#その152


「そだね、それより船長、この服もう脱いでもいい?」

 とリリアが言ってくる。


「ああ、いいよ」

「やったー、じゃあ脱ぐよ!」

 リリアとノバははそういうと、宇宙服をその場で脱ぎ散らかす。


「ちょっとまてえええ!リリアなんでここで脱ぐんだ?」


 RAIであるルミナ、ノバ、リリア、そしてアリスはもちろん宇宙服がなくても宇宙空間で死ぬことはない。しかし、生身のハルトの生存基準を守るために宇宙服のイメージを身にまとってくれている。


「総員、作戦を第2段階に移行する。リリア、拘束ネットを引き寄せて」

「リリア了解、宇宙船ルミナ停止、拘束ネット巻き上げるよ」


 リリアはそういうと、ネットランチャーを操作して、じりじりとネットを船に近づけてくる。ネット内の衛星キャノンに抵抗の様子はない。


 巻き上げが進み、敵キャノンが船の側方100mほどに近くづくと、衛星キャノンの全貌がはっきりする。


 全長100はある大型キャノン砲で、後部にコントロール室らしい宇宙船がくっついている。その横にはプラズマ収集用ウイングが展開されている。凶悪な衛星キャノンであるが、今は身動きできずおとなしくなっている。


「よし、ノバとリリアはそのまま拘束ネットを衛星キャノンに巻き付けろ」

「了解!」


 二人はそう答えると作業に入る。ハルトは宇宙船ルミナの船長席でその作業をみているだけだが、これはこれでなかなか楽しいものだ。なんとか衛星キャノンを拘束ネットに包み込み完了する。


「よし、第2段階成功だな」

 ハルトはほっとしてつぶやく。


「さて、第3段階だが、ルミナこいつどうやって躾けるんだ?」

「はい、この衛星キャノンはAI制御です、火器兵装なのでリリアに任せてはどうでしょうか」


「リリアどうだ、やってみるか?」

「リリアより船長、はい、やってみる、たい、です」


 リリアはそういうと、ネット越しに調整ケーブルを衛星キャノンに発射し、強制接続する。


「まずは、エネルギー放出させるね」


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