#その147 【挿絵アリス普段着】すぐに目覚めてまず宇宙船ルミナ号の外郭を修理しなさい
#その147
「さて、アリス、さっそく初仕事を頼みたいんだが、できるかい?」
「ハルト船長、了解です、なんでしょうか?」
「うん、まずは宇宙船ルミナの破壊されたエンジンと機体の損傷の修理を頼みたいんだ、任せてもいい?」
「船長、もちろん、できます、了解です」
アリスは満面の笑みを浮かべてハルトの依頼を了承する。
*惑星ルクレア アリスが宇宙船ルミナを修理する
アリスは操船室に入ると中央モニタ前にすくっと立つ。
「アリスよりマイクロマシン、すぐに目覚めてまず宇宙船ルミナ号の外郭を修理しなさい」
アリスがマイクロマシンに命ずると、宇宙船ルミナ号の格納庫に収納されていたマイクロマシンが船外に次々と飛び出していく。そしてマイクロマシン達は破損している船体外殻に取りつく。
マイクロマシンはしばらくじっとしていたと思うとすすっと次の場所に移る。そしてマシンがいた場所は見事に修復されて、元の輝きを取り戻している。
「船長よりアリス、これは素晴らしい、ありがとう。」
「アリスより、外殻修理が終わり次第、エンジン修理に入ります。エンジンは内部から外部へ修理プロセスが進行するので、わかりにくいかもしれないです」
「船長よりアリス、大丈夫だと思う。そのプロセスは把握したから」
「はい、了解です」
アリスがそう答えると、すごい速さでエンジンが修復されているのがわかる。
「おお!これはすごいな」
ハルトは思わず声に出してしまう。
「アリスより船長、明日の朝までにはエンジン修理終わります」
「アリス、ありがとう。今後のことを話し合うから操船室へ来てくれないか」
「アリス、了解」
「みんな、アリスのおかげで船の修理は明日の朝には終わりそうだ」
「それは良かったです、今後はどうしましょうか?」
#挿絵 アリス普段着