#その136 ノバ、大丈夫か? ううん、ちょっとやばいかも・・・
#その136
「リリアより船長!プラズマキャノンエネルギー充填!」
プラズマキャノンにエネルギーが充填されていく。
その間に再び上空から高エネルギー反応がある。
「ルミナより船長、もう一発きます」
「ノバ、回避運動、今度はくらうなよ」
「任せてー、来たよー、回避ー」
ノバは今度は高エネルギー反応をかわす。
「ノバより船長、今度はうまくやったよ!」
「リリア、プラズマキャノン発射できるか?」
「船長、OKだよ!」
「リリア、プラズマキャノン照準衛星軌道上の目標!」
「船長、敵確認、見えました、衛星兵器のようだよ」
「リリア、よし、撃て!」
プラズマキャノンが上空に向かって発射される。大きめの爆発光が見える。
「リリア、敵の様子は?」
「船長、たぶん当たったたよ」
「ルミナ、船体の損傷状況を報告して!」
「船長、宇宙船ルミナ右エンジン使用不能!左エンジンも出力低下中」
ノバが報告する。
「ノバ、大丈夫か?」
「ううん、ちょっとやばいかも・・・」
「ルミナ、地表に着陸するぞ」
「ノバ、着陸に良さそうな場所をサーチ&スキャンして」
「リリア、敵の攻撃に備えて、プラズマキャノン再充填して」
ハルトは船長として、可能な限り指示を出して、宇宙船ルミナスのこれ以上の損傷を避けようとしている。
「ルミナより船長、地表に着陸します。衝撃に注意してください」
「ルミナよりノバ、ココに着陸するから、ナビゲートとエンジン、重力コンの制御をお願いね」
「ノバ、了解」
「ルミナよりリリア、上空監視続けて」