#その132 *IW2 突入
#その132
「リリアのおもちゃ、本当に未知のユニットと関係があるのか?」
「わかりませんが、可能性はあります」
「わかった、じゃあ今日もIWS2に何か情報がないかどうか探ってみようか」
「はい」
ハルトはルミナと軽くキスをすると、すぐに支度を始める。今日もIWS2インターワープステーション2で遊ぶ予定だ。ノバもリリアも楽しみにしていることだろう。
IWS2の街に到着すると、そこは相変わらず賑わっている。様々な店があり、観光客や商人が行き交っている。ハルトたちはまずレストランに入る。そこで食事をしながら情報を探すことにする。
「この星域のどこかに未知のユニットがあるんだな?」
ハルトはハンバーグ定食を食べながら言う。
「はい、でもそれがどこにあって、どんな形なのかわかりません」
ルミナはステーキを食べながら答える。
ノバとリリアは卵入りのハンバーガーを美味しそうにほおばっている。
「まあ、それは仕方ないな、地道に探すしかないか」
「ここではオークションで珍しいものを入手できたので、よししましょう」
ルミナに言われてハルトはうなずく。
「そうだな、そろそろIW2を通過できそうだしな」
*IW2 突入
「船長、監理局からIW2通過許可が下りました」
「みんな、じゃあ宇宙船ルミナにもどるぞ」
食事を終えると一行は宇宙船ルミナに戻る。
「総員へ、これより本船はIW2インターワープ2を通過する、各自配置について」
「ハルト船長、了解」
「ノバ、出番だ、航法ユニット頼むぞ」
「ハルト船長、まかせて」
ノバはコンソールに向かう。
「ノバ、気をつけてね」
ルミナが声をかける。
「うん、ありがと」