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#その127 ハルトさん、これ欲しい・・・

#その127


ハルトも同意する。


 上映が終わるとハルトたちは席を立ち、出口に向かう。そしてプラネタリウムの外へ出ると、そこには大きな噴水があり、たくさんの人々がその前で記念写真を撮っている。


 どうやらこのステーションのシンボル的なものらしい。ハルトたちもここでみんなで写真を何枚か撮影する。


「ハルト船長、ねえねえ、ショッピングに行きましょう?」

 珍しくルミナがハルトを誘う。


「そうだな、行ってみようか」

 ハルトは言う。


 ルミナはうれしそうな表情をする。そして4人でショッピングモールに向かう。そこには様々な店が並んでいる。服や雑貨、食料品など何でも揃っている感じだ。その中でも特に目を引くのが宝石店だ。色とりどりの美しい宝石が並んでいる。


「ねえねえ、これ見て!」

 リリアが指さす先にあるのは指輪だ。


 それは小さな宝石がついたシンプルなデザインだがとても美しいものだ。


「きれいだな・・・」

 思わずハルトがつぶやく。


「ハルトさん、これ欲しい・・・」

 ルミナが周りに聞こえない小さな声でハルトの耳元でささやく。ルミナがハルトにおねだりするんは珍しいことだ。初めてかもしれない。


「ああ、買ってあげるよ」

「やったー!」


 喜ぶルミナを見てハルトも嬉しくなる。ルミナだけに買ってあげるわけにもいかず、4人でその店に入り、それぞれ気に入ったものを買うことにする。


 リリアは小さな宝石のついたイヤリングを、ノバはペンダントを、そしてルミナはもちろん指輪を選ぶ。前に寄ったIWS1ではハルトは情けなくも手持ちのお金がなくて、何も買うことができなかった。


 今回は惑星アルメリアで稼いだ多額の現金があるので、ルミナたちに贅沢をさせてあげることができる。ハルトは代金の支払いを済ませると一行はショッピングモールを後にする。


 ルミアたちはアクセサリーの実物を身に着けることはできないので、3Dスキャンによりモデリングしてから装着してもらうつもりだ。


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