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#その114 *第2章 惑星ルクレア編 

#その114


 ハルトが契約書を確認すると、そこには宇宙船ルミナをもう一隻買えそうな額が記載されている。


「ルミナ船長より宇宙ステーションへ、そちらの誠意は確かに受け取った。これでお互い遺恨はなしにしましょう」


 ハルトはそういうと受取証を送るようにルミナに指示する。これでハルトの宇宙口座にはかなりの金額が入金される。予期せぬ稼ぎを得ることができ、宇宙船ルミナの快適性を向上させることができる。乗組員の福利厚生も船長の大切な仕事の一つだ。


「ステーションよりハルト船長、何から何までありがとうございます。惑星アルメリアは生まれ変わったつもりで再出発します、良い旅を!」


「船長より総員へ、本船はこれより惑星アルメリアの衛星軌道を離脱して、惑星軌道を目指す。その後、外宇宙へ向かう予定だ、以上」

「了解!」


 ハルトはルミナ、ノバ、リリア全員の元気な返事を聞いて、ほっと一息つく。


*第2章 惑星ルクレア編


「しかし、惑星丸ごと相手するのがこんなに面倒だとは思わなかったな。」

 ハルトはつくづくそう思う。まあ面倒なので今後は十分注意することにしよう。


「船長よりルミナへ、次の寄港地はどこにする?」

「ルミナより船長、まだこの宇宙にはたくさんの星があります」


「リリアからルミナへ、そうだねー、でもさ、せっかくだから新しいところに行ってみようよ」

「ノバから船長へ、ナビゲートは進化したこのノバ様にお任せあれ」


「それじゃあ、惑星ルクレアを次の目的地としようか。ノバ、惑星ルクレアの位置はわかるか?」

「ハルト船長、ここからだとインターワープを使って8日間かな」


「よし、ちょうどいい距離だ、惑星ルクレアに向けて出発!」

「了解!」


 こうして宇宙船ルミナは惑星ルクレアを次の寄港地に決定する。ハルトは久しぶりに船長室に入る。ベッドにダイブしてそのままごろんと横になる。


「船長、お疲れですか?」

 ルミナが聞いてくる。


「いや、ちょっと疲れただけかな」

「では、お休みください。私はこの船の管理をしていますから」


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