memory11.水着!?
裕貴君がプール開きだと言うので水着を買いに来た。
「これくらいかな?」あててみる。
「ちょっと履いてきてみようか?」そう言って試着室に向かう。
ところが裕貴君は履こうとしない。「どうしたの?」
「葉月さん見ないで下さいね」どうやら着替えを見られたくなかったらしい。
「大丈夫よ、下着の上から履いて良いから」
「分かりました」
「私は外にいるね」
「はい」少しすると「履きました」と声がする。試着室を開けるとモジモジしている裕貴君がいた。「少しピッタリする方が良いっていうものね。これにしましょうか」
「はい」
「どうですか?」別のコーナーを見に行っていた修司さんが戻ってきた。
「水着は合いました。あとは帽子とゴーグルを揃えれば大丈夫です」
「そうでしたか。それは良かったです。色々な水着があるんですね」
「私なんてプールに行ったのが何年前か忘れてしまいました」すると修司さんがうーん…と考えて「僕達も行きましょうか?プールに」
「私、水着持ってないですよ?」
「俺もです。まとめて買いましょう」
「えっ!!」今度は自分の水着を選ぶ事となってしまった。
「やっぱりワンピース型だよね。それともハイネックかな?」他にも種類があって悩む。しばらくして修司さんが自分の水着を選んで来た。
「どうです?良さそうな水着ありましたか?」
「これにしようかと思います」私が選んだのはワンピース型だった。
「それも良いですけど葉月さんの体型にはこちらが似合うと思いますが」修司さんが選んだのはタイサイドビキニだった。
照れる葉月が可愛いので、ちょっとだけイジワルするつもりだった。
「私には似合いませんよー」
「いいから、いいから、着てみて下さい」無理やり試着室に押し込まれる。
「着てみました…」そう言って試着室のドアを開けると修司さんは顔を赤くして、手で隠しながら「…似合ってます」と言った。イジワルのつもりだったが思った以上だ。修司の方が照れる。
下着を着けていてもやはり肌の面積が大きい。でもこれでドキドキしてくれるなら、いつもドキドキさせられる仕返しのチャンスだ!
「これにします!!」
「無理に選ばなくても良いですよ!」
「大丈夫です!」あとはプールで遊ぶおもちゃなどを買い、プールに行くことになった。




