第43話
一瞬、殺気を感じとるオレ
迎撃したほうがいいかな?
と勇者の方を向いた
…と思ったが大丈夫そうだ。
(厨二病メイドがアイコンタクトをしてきた。)
それより…
かなり小柄な少女を見てオレは驚愕していた。
「くらえー!必殺勇者スーパーエルボー!」
先ほど黒騎士の態度に激昂し
黒騎士にエルボーをかまそうとする勇者
(黒騎士は、はやく帰ってほしいけど
なかなか帰らないからメイドに任せると言い
立ち去ろうとした。)
勇者はそれを自分がバカにされ眼中に無い
と勘違いし(眼中にないのは当たってる)
黒騎士に攻撃したのだが…
バタンっっっメキっ!!!
厨二病メイドが勇者に脚を引っ掛けたのだ。
躓きエルボーの体制で転ける勇者
肘から落ちていき
そのまま自分の顔に自分の拳が当たった…
オレはかなり小柄な少女を見て驚愕していた。
「な、なに?」
わ、わたしに気があるのかな?
助けてもらったときにかけてくれた黒騎士の
黒マントをギュッと握った。
魔法少女
あ、あのマント! 見覚えがある…
いや、あれはオレのだ…間違いない…
あ!たしかこの子を
助けたとき服が焦げてたから貸した。
な、なのに
なのに…
借りパクされとるー!!
もう手遅れや…
オレの黒マントには星やらハートワッペンが
デコレーションされてた。
もうわたしのだから という強い意思を感じる…
あかん…諦めよ…
普段借りパクはする側だから
初めてされてショックだった。オレ
諦めて退出する黒騎士のオレ…
魔法少女は黒騎士がわたしのこと気になって
見つめていたのかな?
と、恥ずかしいくなり
赤くなる顔を俯かせていた。
勇者は鼻血を出し涙目にながら
「卑怯な…黒騎士に何か攻撃された…」
と勘違いからの自爆して床にうずくまっていた。
脚を勇者にかけた厨二病メイドが
「ご主人様は多忙により
このメイドが引き継ぎ、段取りをします。
よろしくお願いします。」
と勇者を冷ややかな目で見下ろしながら言った。
聖女は回復特化だが
さすがに勇者の自業自得だと思い
痛がってそうだが知らんぷりした。
「わかりました、よろしくお願いします」と聖女
「ドラゴン見れなかったな…」とタンク
「黒騎士はわたしに気があるかも…
わたしあの大きい体で弄ばれちゃうかも…」
ブツブツ呟き頬に手を当てる魔法少女
勇者
「痛い痛いよお…ママぁ…」
一時的にアドレナリンの分泌で痛覚が
麻痺していたが 徐々に痛み出す鼻
赤くそしてデカく腫れている。
無事?に段取りは終え
厨二病メイドからダンジョン
探索の配信許可も取れ
明後日 黒騎士が勇者パーティーに
ダンジョン同行することとなった。
勇者パーティーは魔法少女以外
意気消沈として帰路についたのだった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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