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ゲーム配信者と私。  作者: おにぎり侍
3/5

ちょっとした発表

大学の前期の授業がほとんど終わり、テストに向けて復習やレポートに追われている頃

推しのポコたろーの配信の内で、イベントの発表があった。


「実は今度、僕の動画をいつも見てくれてる視聴者さんと、動画を撮りたいと思っています


内容としては、視聴者さんと一緒にこのゲームをプレイして、そのプレイ内容を動画化したいと考えています!


詳細は概要欄に書いておくので、みなさんチェックしてみてね」


という簡単な発表だったので、配信終了後に詳細を確認してみた。


内容をざっくりまとめると

①ゲームをプレイするだけのオンライン交流

②希望者は専用フォームから応募し、抽選で決定

という感じだった。


オンライン交流なら、居住地は関係なくインターネットとゲームの環境があればOKなわけだ。

日程を確認すると、イベント日は今日から3週間後の平日だった。

思っていたよりもすぐの開催だったので、スケジュール帳を確認してみる。

幸い、その頃は大学はすでに夏休みに入っている。

またバイトのシフトも都合がつきやすい日だったため、私は即応募した。


4人対戦モードを2回分収録するらしいので、視聴者はそれぞれ3人で、合計で6人選ばれるということだ。

当選したらどうしよう!なんて浮かれながら、私は残っていたレポートに取り掛かった。


もし当選しちゃったらゲームの練習が必要で、レポートする時間なくなっちゃうからね、うんうん。

早いうちに終わらせておこう!


と謎にレポートへの活力がみなぎってきたおかげで、誰よりも早くレポート提出を終えることができたのであった。


ーーーーーーーーーーーー


1週間後、当選者の発表日が来た。

発表方法は、彼の生配信の中で彼の口から発表する、というものだった。


当選者には、後日メールが来るらしいが、思ってたよりも早いスケジュールで決まっているように感じた。

だが、よく考えれば彼はプロゲーマー&YouTuberと言っても、顔出ししていないし、登録者数もYouTuber全体で比べると珍しい数じゃ無い。

しかもオンライン交流だから、準備も少ないから期間を設ける必要もないのであろう。

おかげで、社会人の視聴者は仕事の都合がつかないなどで、全体の応募はそこまで多くなかったようだ。


配信の中で彼が言っていたが、どうやら「10代からの応募が一番多かった」とのことだ。


「では、当選者を発表しますねー


1人目、〜〜さん

2人目、〜〜さん

3人目、ミカ卍さん

4人目、〜〜さん

5人目、〜〜さん

最後は、〜〜さん


おめでとうございます!

後日メール送るから、確認してね!」


ということで、私ことミカ卍は見事当選してしまったのだ。

歓喜に沸く私は、お礼と喜びのコメントを彼に送った。


そしてそこからイベント当日まで、私は可能な限りゲームの練習をしたのであった。

レポート終わらせてて本当によかった。

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