5話 (反逆編?)
ネタをひねりだした……
「まさか、こんなことになるだなんて……いったい誰が予想できただろうか。委員長のプロは四度の改名をするも鍋奉行になったときに文夏の手によって消され、かくいう俺も今は口止めのために文夏の手下たちに追われる日々……まさか、本当に文夏が反逆を起こして、世紀末が訪れるとは」
文夏「だから嘘を言うなー!」
「なにっ!なぜ皇帝本人が目の前に!?まさか自らの手で俺を消しに……!」
文夏「いや、どういう世界観なのよそれ。ていうか『反逆編』なんて始まってもないし!」
「えー、そこはノってくれよ文夏。そしたら『反逆編』が始まるかもだろ?」
文夏「普通に嫌なんですけど。そんなことしたら話がメチャクチャだし、それに方太郎の設定だったら委員長のプロ死んでることになるんだけど……」
「ああ、あいつは俺を逃がすために尊い犠牲と……」
鍋奉行「ふっふっふ……このときを待っていたぞ!」
方太郎(驚)「鍋奉行! お前、まさか生きていたのか!?」
鍋奉行「まあな。方太郎には教えていなかったが、僕は改名する度にもう一人の自分を作り出す能力『もう一人の僕』の使い手なのさ。つまり、あのとき殺られたのは能力で生み出した偽物。すべては、道を踏み外してしまった文夏をこの手でとめるため。このときのための布石! さあ、今こそ君を止めてみせるよ。文夏ー!!」
文夏「え、なに……なんで鍋奉行はあんなに一人で盛り上がってるの」
方太郎(考)「たぶん、鍋奉行はこの作品の影響を受けやすいんだろうなぁ。あいつの中では『反逆編』は本当に起こったことになってるんだよ」
文夏(困)「えーっと……それって」
方太郎(頷)「けっこうやばいな(笑)」
鍋奉行(覚)「覚悟しろ文夏ー!!」
文夏(逃)「ちょっ! こっちくんなー!! てか、方太郎も笑ってないでどうにかしろー!?」
方太郎(書)「しょうがないなー……えいっ」
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──よくわかる設定シリーズ。
鍋奉行……本名???。実は重度の中二病患者であり、ときどき自分の創造した世界観にどっぷりと浸ってしまうイタイやつなのである。
ちなみに、長田兄弟とは文夏関連でなにか深い因縁があるとか。
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文夏(呆)「……なにこれ」
方太郎(説)「よくわかる設定シリーズ。この作品の後書きに使う予定だったが、作者の怠惰によりボツになってしまった悲しいコーナーだ。登場人物のあんなことやこんなことがわかる仕様になっていて、俺たちはこれに従ってキャラ設定がされてるとかなんとか……」
鍋奉行(慌)「いったい……僕は今まで何を……?」
方太郎「大丈夫だ鍋奉行。文夏が反逆なんてするはずないだろ? ちょっと今回の設定は無理があったけど、なかなか面白かったぜ? 次に期待だな」
鍋奉行(照)「ほ、方太郎……」
文夏(無)「もう……どこからツッコめばいいのやら」
あまりの出来事に私は呆れていた。いや、意外にもその感情はほとんど無だったのかもしれない。
なんというか、良くも悪くも私はこの作品に慣れてしまったらしい。
だから、私は自分のキャラ設定が出てきてもとくに何も……。
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──よくわかる設定シリーズ。
文夏……本作におけるエロ要因にしてツッコミ役。脱ぎグセがあり、方太郎たちを惑わせることも多々。
ちなみに、原作のエロゲでは色々とやらかしているぞ。
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文夏「いやこれはツッコむわー!! エロ要因ってなんだー!! それと誰が脱ぐかー!!! あと、原作ってなんだー!!!」
方太郎(楽)「さすがのツッコミ役。怒涛のツッコミだな」
文夏(疲)「ぜえ……ハァ……。てか、さっきからちょこちょこ名前の次に付いてるやつも何よ」
方太郎(納)「そこに気がつくとは……さすが文夏」
鍋奉行(同)「たしかに気にはなるな。もしかしなくても方太郎は何か知っているのか?」
方太郎(説)「たぶん、俺たちの感情や行動を簡潔に表現しているんだよ。俺は今、説明しているから一文字とって『説』みたいな。」
文夏(裸)「さいですか……もう、なにがなんやら」
鍋奉行(喜)「っ!?」
方太郎(締)「さて、誰かさんが勘違いしたところでそろそろ今回は終わりだな」
鍋奉行(焦)「べ、べつに文夏が裸になってるだなんて思ったわけじゃないんだからな! か、勘違いしないでよね!?」
文夏(悩)「作者にお願いして別作品に出れないかしら……」
次回につづく。……ネタが思い付くかぎり
お暇があれば()内の感情や言葉を当ててみてね。