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帰宅部活動議事録  作者: 五月七日 外
1/5

1話 自己紹介

どうしてこうなった?としか言いようのない、作者の悪ふざけにより完成しました。

クスッと笑ってもらえると幸いです。

「オッス! おら方太郎(ほうたろう)! いまどき異世界にも転生できない普通の高校生! ちなみに二年だぞ!」


「ど、どうした方太郎……急にどうしたんだ」


「いや、自己紹介はしないとだろ?」


「誰によ」


「誰ってなぁ……そこは空気を読んでくれよー。記念すべき1話なんだから、キャラクター紹介は早めにすませないとだろ」


「その発言が空気を読んでいない気がするんだけど?」


「大丈夫! ここメタネタOKだから。という訳で、文夏(ふみか)も自己紹介しときなよ」


「そう言われても急には……」


「なんだよ、見た目は金髪ギャルのくせに中身がヘナチョコ文夏のまんまじゃん」


「ヘナチョコ言うな! これでも頑張ってイメチェンして彼氏つくったんだから」


「そう言えばそうでしたねー、リア充なんてみんな死ねばいいと思いますよ」


「いつものことながら、方太郎のリア充に対する恨みはなんなんだ」


「まあそこはおいおいな。文夏がしないなら、代わりに俺が文夏の自己紹介してあげるよ」


「なっ、ちょっと!? なにを」


「オッス! 私歩条文夏(ふじょうふみか)! 金髪にイメチェンして高校デビューに成功したんだよー! 彼氏と長続きしないのが悩みなの……ちなみに今の彼は19人目です! あとビッチでえ~す!」


「あ……ちょっ……ビッチちゃうわ!」


「おおー、最初のツッコミはそれか」


「くぅ、ぶちむかつく!」


「まあまあ抑えて抑えて。それで、ビッチじゃないということは……あれですかい?」


「その……し、処女よ! なんか文句ある!?」


「いやないけどさぁ」


「なによ?」


「その……なに。普通はそんだけの男と付き合ったら、やることはやるものじゃないの?」


「え、やっぱりそうなのかな……なんか怖いから私、何もしてないんだよね」


「ふむふむ。なんか文夏が彼氏と長続きしない理由が見えてきた気がするぞ」


「まじ!?」


「近い! 離れろ! ……ったく、アドバイスするなら、長田くんとは少しくらいスキンシップをしろってことだな」


「方太郎。その……言いにくいんだけど」


「なんだよ? 長田くんとはもうキスくらいしてますってか」


「そうじゃなくて……あいつとはもう別れたの」


「まじかよ!? 1ヶ月ももってないじゃん!」


「うん……。方太郎の言いたいこともわかる。それで、今は別のやつと付き合ってる」


「へぇ……(祝)20人目ですねー」


「その目をやめろー! 言いたいことは分かるけどやめてくれ!」


「いやー、各携帯会社もビックリの乗り換えの早さですねー」


「……うん。それは自覚してます」


「で? 次は誰と付き合ってるんだ? もしかして、俺の知ってるやつ?」


「長田の兄……」


「へー、俺は応援してるよ。ガンバレ文夏」


「やめろ……分かってるから。ヤバいことは自分でも分かってるから」


「まあ、どうせいつものあれだろ」


「うん。なんか告白って断りにくいし、断ってもしつこそうだし……」


「それで、最後にはフラれると」


「そうなんだよ! あいつら急にフるんだよ! しかも理由を聞いても教えてくれないし」


「まあ、教えてくれないでしょうね」


「もしかして方太郎はわかってるの!?」


「まあ、文夏もそのうち分かるよ。それよりさ、一つ言いたいことがあるんだけどいいかな?」


「なに?」


「『これ』って、小説としてかなり読みにくいよな?」


「……」


「おい、急に黙るなよ」


「いやぁ、すごいメタ発言が出てきたと思って」


「でも文夏もそう思うだろ?」


「まあ……私と方太郎どっちが話してるか分かりにくいしね」


「だろ?……あっ、いいこと思い付いた」


「変なことじゃないよね?」


「大丈夫だって!……えい! はいっ、これで変わりましたー!」



 文夏「急にどした? しかも何も変わってないし」


 方太郎「いやいや、変わってるって! ほら、文頭をよく見てみなよ」


 文夏「そうは言っても……ねえ?」


 方太郎「はいはいなんでしょう?」


 文夏「これって小説としていいの?」


 方太郎「いいんじゃないの? どっちが喋ってるか分かりやすいし」


 文夏「う~ん、いいのかなぁ」


 方太郎「さてと、ところで文夏は気づいてたかな?」


 文夏「えっと、なにが?」


 方太郎「今のところ地の文が全く無いんだぜ」


 文夏「……」


 方太郎「だからなんで急に黙るの? 少し寂しいんだけど」


 文夏「もうなんて言えばいいのか分からないの。てゆうか、『これ』小説として扱っていいの? なんかもう違うものの気がするんだけど」


 方太郎「まあ、それは読者が決めればいいんじゃね?」


 文夏「読者とか言うな!」


 方太郎「あっはっは! そんなこんなで『帰宅部活動議事録』始まるぜ! みんなよろしく」


 文夏「だからどこに話してるんだ!……方太郎!? なんか体が変な感じなんだけど!」


 方太郎「ああ、もうすぐ1話が終わるんだよ」


 文夏「冷静になんてことを」


 方太郎「ほら、適当なところで締めないと尺が延びちゃうだろ? だから、作者が尺伸びそうって思ったら次回に持ち越すんだよー」


 文夏「わー! もうなんかめちゃくちゃだー!!!」


 方太郎「さて、もう時間みたいだ。あと一言ずつくらいなんか言えるみたいだけど文夏はなんかある?」


 文夏「もう諦めよう……。えっと、なんかメチャクチャな感じですけど方太郎のメタ発言を頑張って抑えます。はあ、普通の作品に出たかった……」


 方太郎「なるほど……作者に頼めば他の作品にゲスト出演くらい出来そうだな。そんなわけで『帰宅部活動議事録』をよろしくお願いします!」



  次回につづく。……かも?

次回もきっとこんな感じ

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