表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/316

収穫

カナーン領での楽しい二日間を過ごし、帰路の馬車の中、体の痛みに耐えていたパトリック。


「しかし、あの2人元気過ぎだろ」

稽古をつけてくれた4人の中、特にキツかった2人を思い出す。

トローラ伯父とは良い勝負、デコース兄には1度勝てたが、門番のチャーリーと、執事のポールには、全く歯が立たなかった。


まさにコテンパンにやられた。

2人はスピードタイプで、パトリックが動くと神速の如く動くのだ。

チャーリーの槍捌きは、見事と言うほかなく、ポールは大剣を軽々と振り回すのだ。


「わかってた事だが、俺にはスピードが足りないな。帰ったらそっちの特訓しないとな。だが、収穫は盛りだくさんだな」


今回の訪問の目的は、人材確保である。

領軍しかり、屋敷の使用人の補充だ。


執事とメイド長の目処が立ったのも大きい。

ポールの甥っ子、と言っても、もう中年なのだが、サンティノと言う35歳の男が、カナーン家で働いていたのだが、スネークス家に来てくれることになった。

メイド長は、パトリックには馴染みの、母に付き添ってリグスビー家に来ていた、メイドのリーナが来ることになった。


領軍の方も、数人、カナーン家の親戚が、カナーン領軍から、スネークス領軍に移籍してくれる話になった。

カナーン家には頭が上がらないなと思いながら、

領地経営に少し明るい材料が増えて、心が少し軽くなった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ