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バケモノ

走る。

とにかく走る。


もう、何時間走っているのか分からない。


すでに半数は脱落しているだろう。

俺はミルコ。王国軍兵士だ。

今は第8軍に所属している。


新たに新設された8軍は、後方撹乱、潜入、暗殺が主な任務だ。

敵の後方に回るためには、体力が必要だと言われ、毎日走らされている。

ただ、何時間走れとか、訓練所何周とか、目標を知らされてないのだ。


これがキツイ。

あと何周とか、目標が有れば頑張れるのだが、ゴールが分からないのは、心が折れる。

だが、先頭を走ってる人が、終わりと言うまで走れとの命令だ。


命令に従うのが軍だ。

走りながら、水筒から水を飲む。

少しむせたが、飲まなきゃ倒れる。

あの人、小柄なのに体力あるのね。初めて知ったわ。


「少佐〜、もう半分も残ってませんよ〜どうします〜!」


俺が聞くと、少佐は、

「じゃあ、あと50人脱落したら、終了だ。そのかわりスピードアップで! 周回遅れになったやつは脱落で。脱落者達には、罰ゲームあるからな! じゃあ行くぞっ!」


そう言って、先頭を走ってた少佐が、更にスピードを上げた。

バケモノか。

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