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突撃

「サイモン中将、お待たせ致しました」


パトリックは近づいてきた王国軍の先頭に、サイモン中将を発見し、敬礼しながら言った。

「パトリック少尉、ご苦労! よくやった! 後は我らに任せよ!」


「いえ、私も微力ながら協力致します」


「よし、今は早く進入するのが先決だ、疲れていたら後方で休めよ。では、皆の者、静かに突撃だ」

そう言って、軍を進めた。



兵が半分ほど進入した頃、流石に1000人以上の兵が入れば、相手も気がつく。


「てっ、敵襲っ!」


最初に気が付いた兵が叫んだ。

そして、それがその兵の最後の言葉だった。

飛んできた矢が、その男の胸に刺さったからだ。


そして、それと同時に、王国軍が大声を上げて走り出す。


オオオォォォォォッッッ!!!!


それは声というより、地鳴りのようであった。




消火にあたっていた兵は、弓など持っていない、剣や盾も。

飛んでくる矢に、どうする事も出来ず、次々と反乱軍は倒れていく。


消火作業に従事していなかった帝国軍が、ようやく武器を持ち駆けつけたころには、反乱軍は壊滅状態。


勢いのある王国軍に、帝国軍は苦戦していた。


砦の指令室に居た反乱貴族当主、そして帝国軍士官達は、早々に撤退を決めた。



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