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創造能力なのに剣以外を創造出来ません  作者: 幻影刃
第二章 初心者の町 レジェス
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レジェスの町に到着

町に着くまでに3話も使ってしまった…。


「おい嬢ちゃん達、もうすぐレジェスの町に着くぞ」

「だから嬢ちゃんじゃ……はぁ、もういいです」

「あ、シロウさん諦めましたね」


 あれからずっと嬢ちゃんって言われた諦めるよ普通。

 それは兎も角、もうすぐレジェスに着くそうだ。初心者が集まる町だから治安は良いと思うが、大丈夫だろうか?


「そういや、嬢ちゃん達は証明の紋章を持っているか?」

「……?いいえ、持ってませんけど」

「やっぱりか。それがないと、町には入れないぞ。まあ、俺は商人だからこの商人の紋章を持っている」


 と言って、俺達に商人の紋章を見せてきた。

 てか、この人ただの運転手じゃなくて商人だったのか。でも、これがなければ入れないって、持っていない場合はどうやって町に入るんだ?


「じゃあ、持っていない人はどうやって町に入っているのですか?」


 どうやらリアラも俺と同じことを考えていたようだ。

 あくまで俺の推測だが、やっぱり金を払って入るとかじゃないだろうか?


「持っていない人は、その町の門番に銅貨5枚でどうして貰える。心配するな。今回は特別に俺が払ってやるよ」

「いいんですか?ありがとうございます!」

「そっちの嬢ちゃんもそれでいいな?」

「いいですよ」


 また嬢ちゃんって……。いや、もうこの場では考えないでおくか。

 それより、元々俺達が払わなければ行けない料金をはらってくれるんだ。今は感謝しないとな。

 そう思っている間に町の入口の前まで来た。


「待て。ここを通して欲しければ証明の紋章を提示してもらおうか。無ければ銅貨5枚を払ってもらう」

「わかった。俺のはこの商人の紋章だ。この二人は、

紋章を持ってないからこの銅貨10枚だ」

「商人の紋章と銅貨10枚だな。よし、通っていいぞ」


 そう言って門番は道を開けた。案外あっさり通してもらったな。この世界のセキュリティは結構ガバガバだったりしてな。


「本当に良かったんですか?」

「いいって。その代わりと言ってはうちの商品を買ってくれないか?」

「それくらいなら、俺がある程度金を集めた時にバンバン買いますよ」

「おう、楽しみにしてるぞ」


 そんな約束をして俺達は町に入った。


町に入ってしばらくは馬車で移動していたが商人の目的地に着いたらしいのでお礼を言ってから降ろしてもらった。


「商人さんが優しくてよかったですね」

「あぁ、そうだな」

「冒険者になる為のギルドがこの町にあることも教えてもいましたし」

「ありがとう、としか言えないな」


 とりあえず、今するべきことは証明の紋章を作るために冒険者になることだな。でないと色々不便だし。

 そう言って、俺達は冒険者になる為に商人に教えてもらったギルドを探し始めた。

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