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創造能力なのに剣以外を創造出来ません  作者: 幻影刃
第三章 女性の町 ガルメ
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燃える町での決戦 1


「来るぞ!」

「わかってる!!」


 目の前のレナとは少し遅れて俺達は戦闘態勢に入る。


「さあ、私の舞台で踊りなさい!!」


 レナがそう言った瞬間、目の前にいたはずのレナが一瞬にして()()()


「消えた!?」

「落ち着け、翼竜族の身体能力は俺達人間を凌駕している。奴は消えたんじゃなくて俺達が目で追えないほどの速さで動いているだけだ!」


 だとすると、この速さについていけるのはエレナぐらいか。目で追えないんじゃ何処にいるのかもわからない。


「その通り。人間はこの速さにはついていけないのかしら?」


 普通の人間や速さを上げるスキルを持っていない人間はあの速さにはついていけない。

だが、今ここにいるのは普通の人間では無い。


「あの速さの根源は何なんだ?」

「……恐らく、あの翼でしょう。翼竜族は魔法を使えないと聞きます」


 リアラによると、翼竜族は魔法を使えないらしい。それを身体能力と翼による速度アップで補っている、という感じか。


「じゃあ、あの翼をどうにかするしか…「悠長に話してる場合かしら?」ッ!!」


 急にレナの声が聞こえて反射的に横に飛ぶ。

 横に飛んだが俺の顔にレナの攻撃が掠り、頬に少し傷がついた。


「あ、危ねぇ。もう少し遅れてたら首が飛んでた」


 レナの言う通り悠長に話している暇なんてない。


「俺が翼をどうにかする。リアラとエレナ、ディンはレナが見えた時に攻撃してくれ」

「「「了解!!」」」


 作戦はある。レナの速さは肉眼では追うことはどれだけ動体視力が高くても難しい。

 だが、俺にはあの時リアラから貰った強化が付与されているアミュレットと高速思考がある。強化で脚力を強化して高速思考にでレナの動きが見える筈だ。


「強化、脚力!!」


 アミュレットに触れながらスキル名と部位を言う。足が軽くなった気がした。これで脚力は強化された筈。


「高速思考!」


 周りが遅くなる。すると、今まで見えなかったレナの姿が視認できた。レナは今自分の速さを過信しているはず。チャンスは一度っきりだ。


「創造!!」


 消費魔力は……ん?

 創造をする時の消費魔力を75でしようとしたが今までと感じ違った。今までは少し苦しかったが今は楽だ。

 もしかして……。


「よし……創造!!」


俺の予想が正しければ創造スキルのレベルが上がった。今までの最大消費魔力の限界が上がる傾向は25。

なら、消費魔力100だ!


「うおおおおお!!」


 恐らく、レナの翼は攻撃されることを想定してかなり硬い筈。なら、それを突き破るまでだ。

 消費魔力100の殆どをで切れ味と鋭さ上げる。


「ハァ……ハァ……出来た!」


 見た目は刀。この刀の切れ味は妖刀村正やデュランダルにも匹敵するだろう。

 創造した刀を構えてチャンスが来るまで待つ。


「………………」


 焦るな、レナが攻撃してくるまで待つんだ。その時が絶好のチャンスだ。

 そして、その時が訪れた。


「……来た………!」


 レナが俺の正面から攻撃を仕掛けてくる。

 それと同時に俺はレナに向かって走り出す。


「死になさい!!」


 走ってきた俺に向かってレナは勝ちを確信した表情で俺を鉤爪で引き裂かんと言わんばかりの速度で振り下ろす。

 それをレナの足下の隙間に向かってスライディングをすることで回避し、直ぐに体制を立て直して地面を強化された足で蹴りレナの背後に接近。そして背中についている左の翼を下から切り裂き、そのままもう片方の翼を上から切り裂く。


「キャァァァァァッッッッ!!」


 翼を失ったレナは痛みで悲鳴をあげながら地面に叩き付けられる。


「今だ!!」

「わかってる!」


 待機していた三人が動き出す。リアラは魔法で、エレナは起動スキルを使っての攻撃、ディンは持っている槍をレナに向かって投げる。攻撃を回避する術を失ったレナが避けられる筈もなく全ての攻撃が直撃した。

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