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創造能力なのに剣以外を創造出来ません  作者: 幻影刃
第三章 女性の町 ガルメ
30/109

念には念を 2

今回はいつもより少し短めです。


「はい、終わりましたよ」

「……あの、やっぱり今までの服装でも——」

「ダメです」

「デスヨネー」


 あの後、俺は約一時間もの間完全にリアラの着せ替え人形になっていた。

 今の俺の姿を見ても誰も男だとは思わないだろう。


「シロウさん、可愛いですよ」

「そんなことを言われても嬉しくなんかないよ……」


 まさか、人生で初めてミニスカートを履くことになるとは思わなかった。


 誰も男の生足なんて見ても得しないよ……。

 と言いたいところだが、俺の足は無毛だ。毛が生えている男らしい足ではなく、毛が生えていなく細い女らしい足だ。

 これでは男でも女でも見て損することは無いかもしれない。

 ちなみに、来ている下着も女物だ。

 穴があったら入りたいと初めて思う。


「でも、服以外を黒にする理由は何なんだ?」


 そう、今来ている服の色は赤。下着も含めそれ以外は全て黒だ。

 いくら異世界らしい服でもこの色合いにする理由は何なんだ?


「何でって言われましても、シロウさんのイメージカラーが黒だったからです。でも、服全部を黒にするのはちょっとダサいの赤を混ぜてみただけですよ」


 まぁ、全部黒の服にすると黒の剣士キ〇トと色だけ被ってしまうから別にこの色でもいいが……。

 いや、ちょっと待てよ。赤色の服を着ていて黒いミニスカートを履いている……。

 あれ?この服の色もどこぞの赤い悪魔の遠〇凛と被ってないか?


「それよりリアラ」

「はい」

「これだけの服を買うのに金をどれくらい費やした?」

「……殆ど使っちゃいました」

「やっぱりな〜」


 数え切れないほどの服を買ってきているんだ。金が殆ど無くなるのも袋の量を見てからわかっていた。


「はぁ、また稼ぐしかないか……」

「あの、怒ってないんですか?」

「怒ってるも何も、この服を買ってきたのもお金を使ったのも結局は俺の為なんだろ?それを怒るなんて俺には出来ないよ。これだけ大量の服があったらいくら来ている服が破れても困らないだろ?」

「それはそうですが……」


 冒険者は俺がいた世界よりかは命懸けだが、魔物を倒すクエストと採集クエストをするだけでお金を稼げると考えるとかなり楽だ。


「稼ぐと決まればギルドに行くぞ」

「はい、わかりました!」


 姿はリアラが買ってきた服のおかげで見た目ではバレることはないだろう。

 しかし、ギルドカードには性別の表記がある。ギルドカードを見られたら性別がバレてお終いだ。

 ギルドカードには気を付けなければならないな。


 そう思いながら、俺とリアラはガルメのギルドへ向かった。

元々そんなにお金を持っていたのはレジェスでの緊急クエストでの報酬がかなり多かったから。

そのお金の殆どを服に使うリアラとは…。

(女性だから仕方がないとは思うけどね)

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