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創造能力なのに剣以外を創造出来ません  作者: 幻影刃
第二章 初心者の町 レジェス
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予想外の展開

今回はいつもより早い時間に投稿出来ました。


「こ、この魔物は……サイキュロプス!?」


 サイキュロプス?近い奴なら俺の世界にある神話にサイクロプスがいたな。

 確かサイクロプスは、ギリシャ神話の巨人の名前だったか?

 でも、何で見るからに強そうな巨人がここにいるんだ!?

 強い魔物は森の奥にしか生息しないって聞いたぞ。 

 まさか、ルドランが中々見つからなかったのもこいつが原因か!

 って、この魔物の見た目が色以外完全にド〇クエのギガ〇テスじゃん!


「シロウさん!今の私達には勝てない相手です!今は逃げるしか——」

「そんなことはわかってる!でも、簡単には逃がしてくれないみたいだ」


 相手はたった一体だが、その巨体に見合わず攻撃速度ど移動速度が速い。俺達が森の出口に向かって走ろうとすれば即座にサイキュロプスが逃げ道を塞いでくる。


「くそっ!このままじゃスタミナが切れるの時間の問題だ!」


 今の俺が創造出来る最大の剣を作ったとしても、サイキュロプスの攻撃には耐えられない。

 たとえサイキュロプスの攻撃を回避して攻撃に成功したとしてもあの分厚い体を切り裂くことは難しいだろう。


「……仕方がありません」


 どうやらリアラがなにかひらめいたらしい。

 でも、仕方がないって、囮作戦なんて絶対にやめてくれよ?


「シロウさん。今から見ることは決して誰にも言わないようお願いします」

「あ、あぁ。わかった。でも、一体何をするつもりなんだ?」


 確認をするってことは、そんなにも見られたらまずいことをするのか?


「……スドラ!」


 リアラが魔法を唱える。すると、リアラの手から赤黒い雷のようなものが放たれる。その赤黒い雷は、サイキュロプスに向かって行く。


「グガァァァッッッ!!」


 サイキュロプスの胸に直撃した。直撃した瞬間、胸の部分が()()()()()()()()()()()()そこだけ消滅していた。


「な、何だ……あれは……?」


 俺はあの魔法に恐怖した。あんな魔法が存在したのか。リアラが味方でよかった……。


「……とりあえず、今がチャンスです。事情は後で話します」


 そうだ。今はリアラの魔法に恐怖している暇なんてない。胸が消滅したサイキュロプスが最後の悪足掻きで攻撃してくる前にこの森から脱出しなければ。

 そして、俺達はロテアの森の出口に向かって走り出す。


「グガァァァァッッッ!グギギャァァァッッッ!」


 やはり、最後に俺達を道ずれにするつもりのようだ。サイキュロプスは走る俺達を追って走ってきた。

リアラの様子を見ると、あの魔法を放ってからかなりバテている。走るのもかなり苦しそうだ。

 どうやら、今走ってこっちに向かって来ているサイキュロプスを止められるのは俺だけのようだ。


「どこかサイキュロプスを一撃で止められる部分は……」


 走りながら後から追ってくるサイキュロプスを見ながら考える。俺が今創造出来る剣でサイキュロプスを止められるところは……。

 そして俺は、サイキュロプスのある部分に注目した。


(目だ!目ならそれほど硬くないはずだ!)


 そしてサイキュロプスの目は一つ。あそこに剣を投げて目を潰せばあいつの動きも止まりはしないが不安定になるはずだ。


「創造!」


 消費魔力は40。剣の形は投げやすいように短剣にして、魔力40で出来る限り刃を丈夫に。

 そして、細くして貫通力を上げる。創造した剣の見た目は短剣とレイピアを混ぜたような見た目になった。


「行っけぇぇええええ!!」


 俺はサイキュロプスに創造した短剣を投げる。かなり速度が出ている。

 恐らく、刃が細いので空気の抵抗が少ないためだろう。投げた短剣はそのままサイキュロプスの目に一直線に向かって行く。そして……。


「グギャァァァ!!!!」


 グサッとサイキュロプスの目に刺さった。

 そして、サイキュロプスの短剣が刺さった目から赤黒い血が溢れてくる。目を失ったサイキュロプスは俺達の進んでいる方向とは違う方向へ走って行った。


「ハァ……ハァ……、何とかなったな」

「そう……ですね……」


 俺もリアラも息が上がっている。今日は予想外の展開ばかりだった。

 兎に角、今は何時くらいだ?太陽が沈みそうだから……ん!?


「シロウさん!もうすぐ日の入りですよ!」

「ヤバい!町に急ぐぞ!」


 俺達は昇格試験の制限時間を思い出し、急いで町へ向かった。

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