桜。夜。きみがいない。
「桜の木の下には死体が埋まっている、ってさ」
高校にほど近い、大きな公園に立つ一本桜。
寝転がって見上げる桜は、樹皮の丸みと、花を支えるがくが目立つ。
掘り返したばかりの湿った土が春先の夜気に冷めていく。
スコップを握り続けた指は鈍くしびれて、関節がぎしぎしと痛んだ。
「嘘じゃん」
死体なんて埋まっていない桜の下に掘った窪みは、カーディガンとデニムを湿らせていく。火照った肌に心地良い。
満開の桜は遠い街灯の薄明かりに沈んで、薄ぼんやりした霞のように漂っている。
――桜がこんなにも美しいのは、死体が埋まっているからなのです――……
もし本当に死体が埋まっていたとしても。
その死体が、探し求める人のものかどうかわからない。
けれど、わたしが死体を見つけるとしたら、それは彼のものに違いない。根拠もなくそう思っていた。
「……いや、死んだと決まったわけじゃないけどさ」
自分で自分に苦笑する。
彼。
一度、この場所で話をしただけだけれど。
もう顔もよく覚えていないけれど。
会いたかった。
恋なのかもしれない。そうではないような気もする。
確かめるためにも、きみに会いたい。
もうどこにもいない、きみに。
*
きみと会ったのは桜の木の下だった。
去年の春、一年生も終わりの際にお行儀よく学校に通うのが嫌になって、わたしは登校の途中で学校から引き返した。サボりだ。
初めてのサボりは、罪悪感と解放感にどきどきした。見慣れない平日昼間のひと気がない街並みは異世界みたいだ。
突き抜けた快晴、日差しの香りが漂い始めた埃っぽい空気のなかで、わたしはお花見をしようと決めた。家には帰れない。繁華街で補導されるのも嫌だ。こんな日でもなければ、きっとわたしはお花見なんて風流なことはしないから。
少し暑いくらいの陽気で、ブレザーの上着を腕に抱えて近場の公園を歩く。
表の遊歩道は幼稚園児たちのお散歩コースになっているようで、わたしは人目を避けて回り込むように日影を縫っていった。
だから、会えたのだろう。
公園の奥。妙に開けた場所に立つ一本桜の木の下に。
冬用の制服をかっちりと着込んだ、わたしのものとは違うブレザーを着る男の子がいた。
咲き始めたばかりの桜を見上げて、寂しげに笑っている姿がひどく印象的で。
それとも、普段と違う環境に浮かれていただけかもしれない。
「あなたもサボり?」
そんなふうに声をかけたのは。
えっ、と惚けた声をあげて、彼はわたしを見てうろたえた。周りを見て近くの誰かに話しかけたのかと疑って、聞こえないふりをしようかと思案するように桜を見上げて、声をあげたことを思い出したのか観念してわたしを振り返った。
わたしは、もう一度声をかけた。
「わたしもサボりなんだ。あなたもそうかなって」
「……そう。えっと、うん。そんなところ」
怯えるように首筋をかく彼の腕を見て、ちょっと息を呑んだ。
服の袖に隠した痣がある。
青黒い、包帯や当て布で手当てすらしないひどい傷。
わたしは顔を逸らして桜を見上げた。
「桜、綺麗だよね。こんなふうにゆっくり落ち着いて桜を見たことなんてなかった」
「ぼくもだ。……思ったより、飽きない」
ぷっと吹き出してしまう。
あまりにひどい感想だ。けれど同時に、わたしもまったく同じ気持ちだと気づかされた。
「ほんと、そんな感じ。思ったよりも飽きない。ふふ、面白い」
「……面白いかな?」
「うん。面白いし、楽しい。サボってお花見もいいね」
わたしは改めて桜を見上げる。
枝の一か所からまとまって咲く花の一つひとつを丹念に眺め、枝に連なる花を眺め、そして木に生る雲のような桜を見る。枝分かれする一部が間引かれているのも侘び寂びがある。
綺麗だし、面白い。風流だ。
そして、スマホに慣れたわたしたちには、やっぱり刺激が足りなくて退屈だ。
思ったよりは飽きない。まさにその通り。
「ねえ、なにか話そう。桜だけ見てたってつまんない」
彼は苦笑した。
「じゃあ……なんでサボったの? 真面目そうなのに」
「ブーメランでかいよ? まあ、わたしサボったの初めてだけどね」
とっさに不良じゃないアピールを含めてしまった。
なんとなく恥ずかしくなって、ふつうなら隠さなきゃいけないような本音を吐き出す。
「急にいろんなことが、どうでもよくなっちゃって。疲れちゃったんだ」
疲れた。そんな感じだ。
なにか事件があったわけじゃない。
毎日、うまいこと周囲に合わせてなんとか上手にやってきたはずだ。人付き合いとか、人に話題を振るのとか、あまり得意じゃない。失敗も多いけど、最近特に大きな失敗をしたわけではなかった。
ただ。
「なんか、ずっとここにいるのかなぁって思ったら、ね」
……なにを言っているんだろう、わたしは。
さりげなく訂正できるような言葉を探すわたしに、彼はうなずいた。
「そうだね。わかるよ」
彼は桜を見上げていた。
ひどくつまらなさそうに。あるいは、羨ましそうに。
「ぼくも同じだ。どこか、ずっと遠い、なにも分からない場所に行きたい」
ここではないどこかへ。
ちょっと臭い言葉だけれど、不思議と、彼の口から言われると情けない言葉には聞こえなかった。
むしろ、誰も気づいてない、とてもきれいな場所を拾い上げてくれそうな。
そんな繊細な柔らかさがあった。
「いいね」
なんだか、すごくよかった。
ちょっと怯えたふうにわたしを見る彼に気づかないふりをして、隣で桜を見上げる。
柔らかい暗褐色の木肌に咲き誇る桜の花は、風にハラハラと散っていく。
「わたしも連れて行って」
冗談交じりに頼んでみたら、彼は笑って「ちょっと無理かな」と断った。正直者め。
寂しいじゃないか……。
……無理かぁ……。
彼は小さく笑って「あのさ」と前置きした。
「ぼくと友達になってほしい」
へんな頼みだとは、思わなかった。
わたしは彼が長袖に隠す痣を見ている。
「もう友達だよ」
彼は、わたしがちょっとびっくりするくらい穏やかな笑みでうなずいた。
「ありがとう。最後に素敵な夢を見られた」
そしてもう二度と会えなかった。
*
たぶん、わたしは間違えたのだ。
不穏さを直視する勇気がなくて、なんでもないふりをして、メッセージアプリのIDを交換して別れた。
連絡先さえ知っていれば、いくらでも取り返しがつくと思って。
一度も既読がつくことはなかった。
なんの不思議もない。わたしを夢だと呼んだのだから。
彼がしっかりと制服を着こんでいたのは幸運だった。休日を一日潰して近隣の高校の制服を調べて回れば見つけ出せる。電車で二時間もかかる遠い進学校だったのは驚きだ。ネット情報を駆使すれば彼の制服につけられた襟章から、彼が二年生だったこともわかる。
ここまで突き止めて、自分の行動が常軌を逸していることに気づいてやめた。
なぜ彼はあの公園にいたのだろう。
生家がこの辺りなのか、それともまったく別の理由があるのか。少なくとも私の出身中学の卒業アルバムにはいなかったから、同じ学区の近所ではなかった。
たとえば誰も知らない遠い場所に行くつもりで、適当な場所で通学電車を降りたとしたら。
たったそれだけで、わたしにたどれる糸は途絶えてしまう。
わたしには、彼の足跡を追う手段がなにもない。
だから、わたしは諦めることができたのだと思っていた。
彼がどこの誰で、今はどこでなにをしているのか。知る手段はどこにもない。少なくともわたしが余人に怪しまれない範囲には。
わたしは今まで通り、当たり障りのないように友人と触れ合った。
相手の話がいかにも面白いと思っているようなタイミングで笑い声をあげて、赤べこのようにうなずいて、さも楽しいかのように笑顔を作った。
笑うことに疲れるたびに。あるいは、袖に隠される自分の腕を見るたびに。
わたしの身体にも、あの色濃い痣があるような気がした。
そうして春が過ぎ、夏が過ぎ、秋が過ぎ、冬が過ぎて。
桜の咲く季節になって。
わたしは耐えられなくなった。
*
鈍行列車の車窓を、他人事のような山がちの風景が流れすぎていく。
客車と並行の長椅子ではなく、進行方向を向いたシートに座ってわたしは窓の外を眺める。カーディガンとデニムの膝にミニリュックを乗せて、特別一日乗車券を手のひらの中でもてあそぶ。
目的があるわけじゃない。旅行と呼べるほど浮ついた気持ちになれなかった。
行く先にきみがいるはずもないと分かっていて、それでも同じ場所をぐるぐる探すことに耐えられない。
春休みを利用して、わたしはあてもなく探しに出かけた。
電車を乗り継ぎ、乗り継いで……。
きみが目指した、「ここではないどこか」を片鱗でも感じたくて。
行方不明になって七年が経ち、届け出を出すと法的にも死亡した扱いになる。
だから彼はまだ生きている。書類上だけにせよ、まだ。
わたしの人生に関わるはずのなかった田園風景が、ふいにトンネルで隠された。暗い車窓にわたしの顔が映る。
わたしは春物の服を着て、パステルブルーのリュックを抱えて、不景気な顔で窓ガラスを見つめ続けていた。
自分の目で見たにも関わらず。
わたしは、わたし自身がそこにいるように思えなかった。
*
ビルのコンクリートが黒ずんだ地方都市をぶらつく。
わりと怖かった。きらびやかな表通りから一本脇道に逸れたら、途端に荒れた植木の寂れる裏道だ。まるで無人の村で開かれる殺人サーカスみたいで。
ここがどこだか分からなかった。
駅前から見渡せる範囲だけは賑やかさがある。ハリボテのような繁華街。
わたしを見た二人組の少女たちが顔を寄せ合って、ひそひそ話を始めた。
ドキリとする。いやな胸騒ぎがする。
気にしないふりをして首をまっすぐ駅に固定して、早足で歩く。少女たちとすれ違う。
そして、ショーウインドーに気を取られたふりをして振り返った。
見られていた。
なんなの?
居心地が悪くて、駅に向かう。聞こえないささやき声から逃げだした。
こんな人の多い場所に、彼がいるとは思えない。
*
連結車両の短いローカル線の外れに広がる片田舎を歩いてみても。
変わらない。
山に伸びていく日に焼けたアスファルトには、枯れたススキが這っている。まだ萌木も弱い春先に見るべきものは何もない。
聞いたこともない駅だった。ここで降りた理由は、ただ終点だったからだ。
緑のモコモコを見てもなにもないんで自然にうつむきがちになる。錆びたバス停を通り過ぎた。
「……疲れたな」
電車に乗りすぎた。山を歩くのは慣れてない。彼の痕跡を探すのも馬鹿馬鹿しく、私はただ無意味に徘徊している。
手押し車で散歩するお婆さんが、一人で歩く私を不審そうに見た。
まるで。
わたしがここに居るだけで責められているみたい。
いい加減、気づかざるを得なかった。
わたしは他所の怪しい娘だ。
わたしはどこまで行ってもどこにも行けない。
わたしは「ここ」にしかいられない。
「どこか」に行ってしまった彼を、わたしに追うことなどできなかった。
わたしはいつだって、他のどこでもない、ここにいる。
*
だから、わたしは地元に帰ってきた。
「どこか」に行ってみたかった。
わたしの目指す「どこか」なんて、どこにもありはしなかった。
桜の木を掘り返したのも、彼を探す悪あがきなんかじゃない。
探し続けなければ挫けてしまいそうだった。
見つけたかったわけじゃない。
見つかるわけがない。
もう見つかりっこないと、胸の底では分かっているのに。
宵闇の中、わたしはシャベルを振り続けた。
しびれた腕から土を掘り起こす力が尽きて。
シャベルを刺したまま、わたしは膝をついた。そのまま自分の掘った窪地に寝転がる。
底からは、満開の桜を見上げられた。
もしかしたらと思う。
もしかしたら、わたしは自分が埋まる穴を掘りたかったのかもしれない。
墓穴を。せめて美しく桜が咲き誇る私の終わりを。
胸がいっぱいに詰まり、鼻と涙にこみ上げる。桜が濡れて丸く歪んだ。
「……会いたかった……」
彼は、わたしと同じだ。
わたしより直接的に傷ついて、わたしより深く傷つけられていた。
だからもう一度会いたいと思った。会って話がしたいと思った。
それで何がどうなると思ったわけではないけれど。会うことも話すこともできなかったけれど。
わたしと同じように、わたしより先に、彼は傷つきすぎて壊れてしまった。
わたしもいつかそうなるんだ。
そう思ったら、悲しくて、寂しくて、たまらなくなった。
わたしも、いつかそうなるんだ……。
きみが生きていてくれたら。
せめて、どんなふうに生きて、何を思ってきたのか知ることができたら。
そう思うのに。
もう、きみはどこにもいない。
*
「なにしてんだ」
ドキリとした。
公園の木々に翻る懐中電灯の丸い明かりが、夜をまさぐって桜を照らす。立てたままのシャベルが長い影を落とした。
弾けそうな悲鳴を飲み込み、なぜか、わたしは息を殺して気配を待った。
光が穴を覗き込む。
わんこ。
わくわくと目を輝かせるベージュ色の犬が、首を伸ばして鼻を鳴らしている。
犬を追うように青年が穴を覗き込んだ。襟の伸びただらしないシャツは、いかにも人目を気にしない夜の散歩という風体だ。
狼狽する余裕もなかった。
いきなり犬が目の前に来た驚きとショックで心臓が止まっていた。たぶん止まった。驚きすぎて、呼吸が苦しいくらい胸が痛い。
「大丈夫か? なにしてるんだ?」
「死体を探してるの」
爆弾発言に青年は身じろぎする。
もう疲れ切っていた。体も、心も。あらゆる意味で。
体面なんて今更だ。一言目さえ発してしまえば、続きを話すのは難しくない。
「探してる人がいるの。もう丸一年、見つかってない」
友達だったわけじゃない。
知らない人。……でも、優しそうな人だった。
仲良くなれたかもしれなかった。
そうしたら、その先もあったのかもしれなかった。
でも、そうはならなかった。
その人はもうボロボロで、今にも死んじゃいそうだった。
怪我とかじゃなくて、心が。
死んじゃうかもしれないってわかってたのに、わたしは何もしなかった。
そうしたら、本当にいなくなって。
あのとき、知らんぷりして逃げなければ。
あなたは素敵な人だって伝えていたら、止められたんじゃないかって。
もう取り返しがつかない。
勇気を出していれば。
もうやり直せない。
わたしが臆病じゃなければ。
こんなにうまく行かないことばかりじゃ、なかったのかなあ? って。
だからきっと、わたしもいつか、同じようになるんだろうなぁ……って……。
わたしの声は、嗚咽にかき消されてまともな言葉にならなかった。切なさで息苦しくて、わたしは隣に見ず知らずの青年がいるにもかかわらずむせび泣いていた。
彼は、どこにもいない。
わたしが知らないうちに、わたしの知らない場所で、ひっそりと消えてしまった。
「なるほどな」
懐中電灯の光が左右に揺れる。
「それはそれとして……そろそろ起きる気にならないか? いい加減、夜も更けて寒くなってきたぞ」
笑ってしまった。泣き笑いに呼吸が乱れて、垂れそうな鼻をぐずらせる。
とりとめもなく経緯を吐き出した末に、返ってきた言葉が「それはそれとして」だ。あまりにひどい。思わず笑ってしまった。
笑って呼吸をしてみれば、ぶるりと肩が震えた。
湿った土に触れ続けた服はもはや濡れていて、芯までじわりと通じるような寒さが体に張り付いている。洟をすする。
散歩の途中らしい犬が退屈そうにうずくまっている。青年は悩ましげに傍らの犬をくすぐった。穴の底に倒れたままのわたしを見下ろす。
「悪い。気の利いたことは言えそうにない。取り返しのつかないことって……あるからな。受け止め方も人それぞれだ。次の糧にしたり、逃避したり、新しいことを始めたり」
「穴を掘ったり?」
「そう」
青年は穏やかに笑う。
その笑顔はかつて彼が浮かべていたものとは、似ても似つかない。
なぜか、かけ離れていることが、ひどく気持ちを安らがせてくれた。
「ほら。起きれるか?」
目の前に手が差し出される。繊細さのない、武骨で節くれ立った大きな手。
腕を上げて、ためらった。
ここから離れてしまったら、もう二度と彼を見つけ出せないような気がして。
でも。ここにしがみついていても、見つけることはできない。分かっていた。
わたしを置き去りにして、彼は「どこか」へ行ってしまったのだから。
「行こう」
手を握られた。
力強くも優しい腕がわたしを引っ張り上げて。
そうしてわたしは、穴の底から助け出された。
*
春。
いつのまにか着慣れたオフィススーツを着て、桜散る通勤路を歩いている。
桜の花弁を目で追っていると――桜の木の下に人影が見えた。
心臓が弾む。
しっかりと見てみれば――なんのことはない。腰を下ろして休憩する老人だ。
ため息をついて、髪を耳にかける。ふと左手に目を向けた。
美しく輝く銀の指輪。
はめている感触は気にならなくなってきたけれど、まだ、ここに指輪がついていることに慣れない。
結局。わたしはどこにも行くことができなかった。
わたしは相変わらず「ここ」にいる。
もうあのころとは、何もかも違うのに。
年齢も、立場も、住んでいる場所も、わたし自身の名前でさえも。
わたしが「ここ」にいることを喜び、わたしを「ここ」につなぎ留めてくれる彼……夫には、心から感謝している。気取り屋で情けなくて優しい夫を、わたしは愛している。
けれど――。
わたしは桜の木に目を向ける。もう老人はいなくなって、そこには誰もいなかった。
誰もいなかった。
遠く春霞の向こうで、電車が発車する音が聞こえる。
息をついて、わたしは駅に急いだ。
けれど。
けれど……。
わたしは、まだきみを探している。
ひそひそ。
「え、ちょっと。あの女の子見て」
「ん? えっ? なにあれ、やばくない?」
「やばいよね。カーディガンにデニムっていう地味めな普通の恰好なのに、なんであんなに可愛く着れるの? ここ渋谷だっけ?」
「明らかここの人じゃないよね。都会の人だよね。なんなの? 可愛く見える波動でも放ってるの??」
「百理ある。モダンでアーバンでアラモードな空気感やばい。別世界の人みたい……」
ひそひそ。
*
銘尾 友朗様主催、春センチメンタル企画に参加してるやーつ。です。
センチメンタル……センチメンタルってなんだ(哲学)
春の温かさと埃っぽさに乗せられたような、もやもやした感じをイメィジして組みましたですヮ。
この台無し後書きでネガティブ感を中和する所存でござる。ざるざる。余韻? そんなもん置いてけ!
春は放っておいても物憂げな気分になりがち。せめて一抹の癒しと気晴らしを、このテンション乱高下でお届けいたします。センチメンタルってなんだァ――???
楽しんでいただければ幸甚の至りァ!
ありがとうございました。それではまた別作品にて!