第5話
俺は15歳になった。
身長も180㎝になり、顔も神さん達が言うには「その顔で、微笑まれたら堕ちない奴はいない!それと、普通に歩いていても立ち止まるレベル!」だそうだ。それと、前世とは違ってかなり筋肉がついている。細マッチョという奴だな。あと、体脂肪率は8%だった。はっきり、言おう。俺はこんなんと違う。もっと、デブっていたはずだ………。
まあ、痩せられたから良いか!
次にこの世界の事を話すとしよう。
まず、通貨の単位はCRだ。それと、1CRは10円と同じ位らしい。
それと、貨幣は金貨などで、
石貨===1CR==10円
銅貨===10CR==100円
鉄貨===100CR==1000円
銀貨===1000CR==10000円
金貨===10000CR==100000円
白金貨==100000CR==1000000円
真銀貨==1000000CR==10000000円
宝石貨==10000000CR==100000000円
となっていて、これの他にステータスカードと呼ばれる身分証や、ギルドカードと言われるもので使える引き落とし型の買い物もできる。要するに買ったら口座から直ぐに金が引かれるということだ。因みに銀行口座だが、一般人は住んでいる土地の役所でつくれ、ギルドに入っている者は各ギルドの銀行で作れる。
こちらの方が貨幣を持ち運ぶよりも楽なのだが、一部店舗で使用できないので、使い分けが必要だ。
あとは、種族くらいか。
この世界ではテンプレ的に魔族と他の種族か争っている等ということはない。
この世界にいるのは大きく分けて普人族、獣人族、エルフ族、竜人族、魔族だ。
ここで誤解の無いように言っておくと、魔族とは三つの種族を併せていっており、魔人族、血鬼族、鬼人族が正式な名称だ。
魔人族は魔術適正と身体能力が高く、血鬼族は固有魔術を使い、そこそこの身体能力を持ち、鬼人族はどの種族と競べてもトップの身体能力を持つ。
どの魔族も温厚で友好的な者達だ。そのため、争いはほぼ無い。
だが、その代わりにモンスターがいる。そして、そのモンスターが進化し、人型になった者を悪魔という。だが、悪魔にも生まれながらの悪魔もいる。そして、悪魔を統べる者こそが魔王なのだ。
あ、魔王は居るんだね。と思ってしまったが、神さん達が言うには俺と魔王が会ったら、魔王がショック死するそうだ。
まあ、兎に角この世界はこんな感じだ。
そして、なぜ、こんな話をしているのだと思っている事だろう。
今日は俺の旅立ちの日なのだ。ギルドの登録可能年齢は15歳からである為、今日になった。
「じゃあ、黎雅。頑張ってくれよ」
「いやいや、楽しんでくれ!だろ?」
「そうだな」
「バイバイ、黎雅」
「他の世界で遊びたくなったら声掛けてくれよ」
神さん達が声を掛けてくる。
「ああ、分かった。それじゃあ、転移させてくれ」
「うん。分かった。転移先は絶望級フィールド【死を司る狂乱の森】でいいんだね?」
「ああ、それじゃ行ってくる」
「いってらっしゃい!」
神さん達が元気よく言ってくれる。
いや、ちょっと待てよ?今までずっと神さん達って言ってきたけどある意味俺の新しい人生をくれたから親か?よし、そう思うことにしよう。
「行ってきます、親父達!」
ピカッ!
うわっ!魔術陣が光った!
目が、目がぁあああ!!