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第8話

「じゃあ、取り敢えずここに入ってくれ」

「グル?」


 俺は創造した異空間に冥雅を入れると、この森の外に向かって歩き始めた。

 俺たちの旅はこれからだ!───完結。










 冗談だよ。



 歩くこと数日、遂に俺は街に到着した。それと、冥雅を出していない理由だが、テンプレを楽しむためだ。そう、冒険者になろうとして雑魚に絡まれてその絡んで来た奴をぶっこr……げふん、ぶっ飛ばすというあれを。


「次の人~」

「あ、はい」

「それじゃあ、身分証を出して」

「すいません、無くしてしまったんですけど」


 まあ、嘘だ。この世界だと身分証は生まれた時に発行するステータスカードかギルドカードの事を言う。前者はスラムにいる貧民だろうが所持している。例外は盗賊の子供などだ。

 俺は生まれた(?)のがあの島だったので、もっていない。それと、テンプレ的に記憶喪失にしなかったのはこの世界の情報が分かっているからだ。もし記憶喪失設定でいくと、その後も無知を通さないといけなくなるからな。


「あー、まじかぁ。んじゃ、こっち来てくれよ。仮発行するからさ。

 あ、先輩!ちょっと行ってきます!」

「ん、了解。早く終わらせろよ!」

「わかってますよ!行くぞ」

「わかった」


 そんな事を考えていると先輩に話を通していたと思われる門番のにーちゃんに声を掛けられた。俺はそのまま門番のにーちゃんに付いていった。




「よし、そこの椅子に座ってくれ。その後でその水晶に触ってくれ」


 俺はにーちゃんに連れられて部屋に入ると椅子に座らせられ、変な水晶に触るように言われた。

 俺が水晶に触るとそれは緑色に光りはじめた。


「よし、犯罪歴などは無しだな。

 それならこれを渡しておく。これが仮身分証だ。もう行っていいぞ」

「わかった。いろいろありがとう」


 俺はそう言うと入ってきたのとは反対側の扉から部屋を出た。




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