誰も起きて来ない
掲載日:2014/03/21
大学のサークル仲間との飲み会があった。
今となっては、珍しくなくなった朝帰り。
現在の時刻は午前4時。
家族はみんな眠っていた。
父、母、祖母、ポチ。
みんな眠っていた。
俺も水を一杯飲んで、眠る事にした。
思いのほか早く目が冷めた。
というか、目覚ましがなりやがった。
現在の時刻は午前7時。
誰だよ。目覚まし時計をセットしたのは。
いや、俺以外に考えられんのだが、全く身に覚えがない。
でも俺なんだろうな。
寝る時の癖だろうか。無意識にセットしたのだろうか。
どうでも良いや。
そろそろ家族が起きているかもしれないと思い、リビングに向かう。
誰もいなかった。
炊飯器は予約されてない。空だ。
パンの買い置きもない。
さて、朝飯はどうなるのやら。
腹が減った。
コンビニに行こうかとも思ったが、俺は誰かが起きるのを待つことにした。
眠気は覚めても、身体はまだダルイ。酒が残っている。
1時間経ったが、誰も起きて来ない。
休みだからって、いつまで寝てるのよ!
ってのは、親の台詞じゃないか。
そう思いながら、俺は母を起こしにいった。
死んでいた。
母の隣にいる父の身体をゆすった。
死んでいた。
祖母もポチも死んでいた。
110番に電話をしようと思ったとき、俺も死んだ。




