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平凡な勇者と有能な護衛、兼友人  作者: 白醤油
第二章 旅立ち
8/12

第六話 マッコ到着、休めない

-マッコ村-


俺「さぁ、マッコ村に着い」

村人A「魔物だー!!魔物が来たぞー!!」

俺「た…………?」

村人B「うおー!!魔物だー!!追っ払えー!!」


何故か知らんが村人達が鎌やら鍬やら木槌やら持って走ってくる。


良平「なんか様子がおかしくないか?」

賢二郎「僕達の事を魔物って……」

優香「とりあえず話を…痛っ!?」


子供達が石を投げつけてきた。


子供A「あっち行けー」

子供B「出て行けー」


どうも、村人達には俺達のことが魔物のように見えている様子だ。

その証拠、女子供は石投げつけてくるし、男達は鬼のような形相でこちらに向かって走ってくる。

怖い


俺「とりあえず、逃げようか」

良平「そうするしかなさそうだな」



-マスタラト平原-


俺「とりあえず、ここまで逃げてきたんだけど………


マッコ村から五百メートルくらい離れたところで一旦止まった。

どうやらもう追いかけてきてはいないようだ。


賢二郎「しかし、どうしてしまったんだしょうね?」


最初の村で、第一声が「魔物だー!!」とかねぇ……

あーりえんなー


???「ちょっとそこの旅人さん……」


はい?と、後ろを振り向けば、なにやら見知らぬ男が立っていた。


優香「誰……ですか?」

ソナ「あぁ、僕の名前はソナ。その辺に一人で住んでいる人さ。」

良平「で、そんな奴が何のようだ?」

ソナ「いや、君達はあのマッコの村の方角から走ってきたんで、何かと思って……」

賢二郎「あ、実は……………」




説明中........



ソナ「へぇ…まあ、すぐそこに僕の家があるから、そこであの人たちの異常について教えてあげよう」

俺「あ、はい…」



-森の小屋-


温かいスープと一緒にソナが出て来た。

で、木製の椅子に座って話し始めた。


ソナ「で、あの人達の事なんだけれども……」


ソナの話を纏めるとこう


・あの人たちは幻を見ている

・その幻は、信じられるもの以外全部禍々しいものに変わって見えるという幻

・それは魔物の仕業である

・最近力を手に入れたばかりで、正直弱いほうらしい

・魔物倒せば一件落着

・その魔物は別に魔王軍の奴じゃない

・魔物「私が新世界の神となる!!」

・自分はあの村と物々交換とかしてるから比較的安全


賢二郎「で……その魔物は何所に居るんですか?」

ソナ「地図持ってるかい?」

優香「あ、これですか?」

ソナ「あぁ、これこれ………此処が今僕達が居るところ。で、その魔物はここから東にちょっと行ったところの、この洞窟に居るらしいよ」


正直怪しいが、信じるしかあるまい


ソナ「ところで君達は、なんで旅をしてるんだい?」

俺「俺達は魔王討伐の為異世界から派遣された一般人です」

良平「お前勇者だろ」

俺「言うな」


魔王討伐ってところでもうすでに勇者なんだが


ソナ「へぇ…それ大変だね。ここで休んでいくかい?」

賢二郎「じゃあ、そうさせてもらいます」

優香「で、休んだらその魔物を退治しに行くんだよね?」

俺「え?」

優香「だって可哀想じゃない、幻なんかに包まれて」


こいつの正義感(笑)には困らせれたものだ。

まあ、どうせ倒すしなぁ、ほっといてもなんかアレだし

いきなり勇者を魔物呼ばわりするとかマジ勘弁

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