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平凡な勇者と有能な護衛、兼友人  作者: 白醤油
第二章 旅立ち
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第五話 今日は旅立ち、初戦闘

目覚めると、朝日が山から顔を覗かせていた。


俺「旅立ちには、いい天気だな……」


とかなんとか呟いてると、賢二郎と優香が目を覚ました。

良平は起きない。


優香「良君起きてー朝だよー」

良平「うぅーん……母ちゃんまだ早いって………」


今のこの二人のやりとりを俺達以外が見ると、凄い事になりそうな予感がする。

その後、良平が起きて、皆洗顔したり着替えしたりと、支度をして王室へ向かった。


‐バランダキア城 王室‐


王「くぁーーぁあ……皆、揃ったかの?」

俺「はい」

王「なら……」


王様が二回手拍子をした瞬間、兵士が世界地図が貼ってあるホワイトボードのようなものと指示棒を持ってきた。


王様が、西にある大陸の北端を指して、


王「ここがいまわしらが居るバランダキアで、ここからずーーっと下ると、港町サンベルカに着く」


と、大陸の一番南端にある町を指して言う。


王「ここで冒険者用船売り店で船を買うとええ。魔王城には結界があって入れんがの」

俺「結界を解く方法は?」

王「四大陸の一つ一つに神殿とかそんな感じなのがあって、仕掛けを全部動かす事によって結界が解かれる…………………と、この書物に書かれておる。


王様が超古そうな巻物を読みつつ言う。

そんな昔から魔王って居たんだ…

着眼点そこ?とか思った奴、腕立て伏せ二十回な


王「それじゃ、頑張って行っといで~」


軽っ


‐バランダキア 城下町‐


なんか「勇者様頑張ってください」とかなんとか旗揚がっている。

女の人たちは皆良平、男の人たちは優香の話ばっかりしているが。

俺、相変わらず空気。(賢二郎も含め)


兵士達が押し寄せる人々を抑えつつ、外まで送ってくれた。



‐マスタラト平原‐


俺「で、サンベルカって町、結構遠いけどどうするよ?」

賢二郎「とりあえず、このマッコと言う村で休憩、ガミンダっていう町で一泊しましょう」


と、賢二郎が農村マッコと言う所と、少し離れたところにあるガミンダという町を指す。


良平「俺、そう言うの苦手だから結果だけ教えてくれ」


とかなんとか話していると、早速魔物(モンスター)が現れた。


子ゴブリン×3が現れた!!


俺「さぁ、行くぞみん」

賢二郎「落雷(ライトニング・ストライク)!!」


俺が台詞を言い終わる前に、賢二郎が魔法を繰り出した。

何所からとも無く降り注ぐ雷!!その雷は醜悪な姿をした魔物の体を一瞬にして消し炭にしてしまった…ッ!!


俺「な…………」


続けざまに、魔物が襲い掛かってきた。


大烏が現れた!!


良平「白虎掌(びゃっこしょう)!!」


白き虎の「気」を纏った手はその魔物の体ごと消し去る!!!!


大烏「グゥゥギャァァァアァァァァァァアァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」


おぞましい断末魔と共に消え去る大烏。

………今度は何か言う前に倒されてしまった。

速い!!速すぎる!!


良平「今度は大に倒させてやろうぜ」

賢二郎「いいですね」



とかなんとか楽しそうに言うこいつら。

これ、遊びじゃないんですけどー?


吸血蝙蝠が現れた!!


とりあえず斬りかかってみるが、吸血蝙蝠はそれを辛うじてかわす。

そして、隙を見つつ吸血蝙蝠が噛み付こうとしてくる。

盾で受け止める…が、飛んでいるくせにやけに押す力が強い。

なんとか押し返し、一撃を加えようとするも、またかわされる。

しかし、咄嗟に剣を横に剣を振ると羽に当たったらしく、地面に落ちて必死に飛び上がろうとする音が聞こえてくる。

しかし、何やら吸血蝙蝠が呟いてる。

吸血蝙蝠「……ΣΩΘЯ(ウインド・スライス)…………」

俺「痛っ!?」

かまいたちのようなものが発生し、足から少量の血が出る


………なんで俺だけこんなに苦労するんだろう?


そう思いつつ、片方の羽が取れた吸血蝙蝠に止めを刺す。


良平「なんかやけに時間かかってなかったか?」

俺「お・前・ら・が・強・す・ぎ・る・ん・だ!!」


その後も、しばらく良平&賢二郎無双を見つつ、優香と実況とかして遊んでいると、村が見えてきた。

地図によれば、あれがマッコらしい。

やっぱり魔物は強くなくちゃね

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