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平凡な勇者と有能な護衛、兼友人  作者: 白醤油
第一章 始まり
3/12

第三話 魔力習得、職業決定

‐バランダキア城 魔力の泉‐


王「ここが魔力の泉じゃ」


『魔力の泉』と言っても、湧き出てきているのは水ではなく、綺麗な水色に輝く霧がプシューと音を立て、下の方に沈殿しているのを突起で仕切っているといった感じだ。 


王「では、ここに一人ずつ入ってもらおうかの」

良平「あ、じゃあ俺から」


~♪と鼻歌を歌いながら泉の中に入っていく。

そして、しばらくすると良平の体が赤色に光りだした。


良平「な、なんぞこれ!?」

王「ほう………そなたの属性は《火》か……」


王様がなんか独り言の様につぶやく。


俺「ぞ、属性?」

王「そう、この魔力の泉はその名の通り魔力が手に入るが、これに併用して魔力の属性が手に入るんじゃ。火属性なら赤、水属性なら青といった感じで属性には色があるんじゃ」

賢二郎「ほう……そういうことなら楽しみですね」

王「それで、火属性は火を操る事に長け、水属性は水を操ることに長けているのじゃ。


で、良平が上がった後、賢二郎、優香の順で入り、賢二郎は黄色の反応、つまり雷属性で、優香は白色、光属性の魔力を手に入れた。


俺「とうとう俺の番か……」


そう言いつつ入ったものの、いくら待てども体が光る気配が無い。


俺「どゆこと?」

王「光らないと言う事は、そなたが《無》属性である証じゃ。」

俺「無属性!?」


王様の話によると、無属性が最も希少な希少な属性であり、あるのは魔力だけで、何処にも傾かず、他の属性の魔法も練習すれば出来るようになり、無属性専用の魔法は奇抜なのが多い事で有名だと言う。

いわゆる、最強の属性である。


俺「俺SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」

王「さぁ、魔力と属性が決まった事じゃし、今度は職業をきめるぞい」


職業とは、剣の扱いに長ける剣士(ソードマン)、魔術に長ける魔術師(マジシャン)等、そういったものである。 by王様


王「わしは一足先に自室に行っとくからのー」

と言いつつ、杖を振りながら陽気に答える。

なんかただの元気な爺さんにしか見えなくなってくる。


‐バランダキア城 祭壇‐


神官「では、まず全員の名前を教えよ」

良平「俺は 咲矢(さきや) 良平(りょうへい)だ!!」

賢二郎「僕は 守下(もりした) 賢二郎(けんじろう)です」

優香「私は 出雲(いずも) 優香(ゆうか)です」


俺は《勇者》で決定だから見てるだけ。

正直に言おう、暇であるとッッ!!


神官「では、良平よ、汝、戦闘を好むか?援護を好むか?

良平「戦うほうがいい!!」

神官「では、接近戦を好むか、遠距離戦を好むか?」

良平「もちろん接近戦だ!!」

神官「では、得物は持つ方か?それとも拳で戦う方か?」

良平「(おとこ)は拳で勝負だ!!」

神官「では良平、あなたは今から格闘家(ファイター)となります。では、この格闘家(ファイター)の書を」

良平「OK!!」


Q&A:〇〇の書って何?

〇〇の書とは、それぞれ職業ごとに存在する技や魔法の習得方法が書かれた本の事。

しかし、最初は2~3Pしかなく、その職業の経験値が上がる度に字数が増え、新しい技や魔法が使えるようになる。


神官「では賢二郎よ、汝、戦闘を好むか?援護を好むか?」

賢二郎「戦闘のほうがいいかな」

神官「では賢二郎よ、接近戦を好むか、遠距離船を好むか?

賢二郎「僕は体を動かす事とか苦手だから遠距離戦のほうがいいな」

神官「では、得物は持つ方か?それとも魔法で戦う方か?」

賢二郎「あ、じゃあ魔法で」

神官「では賢二郎、あなたは今から魔術師(マジシャン)となります。では、この魔術師(マジシャン)の書を」

賢二郎「ありがとうございます」


神官「では優香よ、汝、戦闘を好むか?援護を好むか?

優香「私、戦う事とか嫌いなんで援護で」

神官「では、仲間の傷を癒すか?それとも特殊効果を付加させるか?」

優香「みんなの回復役がいいわ」

神官「では優香、あなたは今から治癒者(ヒーラー)となります。では、この治癒者(ヒーラー)の書を」

優香「はい。」


俺「zzz…zz――――――っは!!寝てしまっていた………」

良平「よっ!待たせたな!!」

俺「ったく、退屈で堪らんかったわ」

賢二郎「……あ、いちおうこれが無属性の勇者(ヒーロー)の書だって」

俺「あ、そう」

優香「さ、王様の部屋に戻ろ!!きっと待ってるよ!!」

俺「そだね」


で、次は王室に移動ですか。

面倒くさくなってきたんですけど



職業

職業は冒険者の殆どが持っており、神官の質問により決められてゆく。


戦闘を好むか?援護を好むか?

戦闘→戦闘タイプ

援護→後方支援タイプ


戦闘タイプ

近接戦を好むか?遠距離戦を好むか?

近接→近接戦闘タイプ

遠距離→遠距離戦闘タイプ


近接戦闘タイプ

得物を持つ方か?拳で戦う方か?

得物→近接武器攻撃タイプ

拳→格闘家(ファイター)


近接武器攻撃タイプ

仲間を護る盾となるか?

はい→守護騎士(ガーディアン)

いいえ→近接武器攻撃特化タイプ


近接武器攻撃特化タイプ

剣を持つか?槍を持つか?斧を持つか?

剣→剣士(ソードマン)

槍→槍戦士(ランサー)

斧→戦士(バトラー)



遠距離戦闘タイプ

得物を持つ方か?魔法で戦う方か?

得物→遠距離武器攻撃タイプ

魔法→魔術師(マジシャン)


遠距離武器攻撃タイプ

弓を使うか?魔銃を使うか?

弓→弓兵(アーチャー)

魔銃→銃士(ガンナー)

 


後方支援タイプ

傷を癒すか?

特殊効果を付加させるか?

癒す→治癒者(ヒーラー)

付加→付与術師(エチャンター)




格闘家(ファイター)

得物を持たず、己の拳で攻撃する職業

鎧や盾、兜などを装備する事は出来ないが、その軽い身のこなしで敵の攻撃を回避し、波状攻撃を仕掛けることに長ける

魔力と似て非なる「気」を操ることも可能


守護騎士(ガーディアン)

敵を引き付け、その防御力と体力で仲間の盾となる職業

大量の防具で身を包んでいる為、速度は極端に遅いが、敵を引き付けたり、盾による攻撃なども出来る

武器は剣が一般的だが、槍を持つものもいる


剣士(ソードマン)

剣を持ち、最前線で活躍する職業

盾で敵の攻撃を受け流しつつ、隙を見て強力な斬撃を繰り出す

また、二刀流や、レイピアなどの特殊剣を使いこなす剣士(ソードマン)もいる


槍戦士(ランサー)

槍を持ち、剣士(ソードマン)よりも長いリーチを持つ職業

盾で敵の攻撃を受け止めつつ、強力な突きを繰り出す

守護騎士(ガーディアン)よりも軽装備だが、それなりに防御力がある。


戦士(バトラー)

守りを捨て、両手で巨大な斧を操る職業

その斬撃は全職業中トップクラスであり、一度に凄まじいダメージを与えられる。

守りを完全に捨てているので、防御力がかなり低い


魔術師(マジシャン)

強力な魔法を操り、遠距離から攻撃する職業

全職業中最多の特技を持ち、多彩な魔法で相手の弱点を突く。

体力や防御力が極端に低いが、魔法に対する防御は高い。


弓兵(アーチャー)

弓で遠距離から敵に矢を打ち込む職業

矢の種類を選ぶことが出来、火炎矢や爆弾矢などのバリエーションがある

魔術師(マジシャン)よりは防御力が高い


銃士(ガンナー)

一点に絞った魔法の弾を魔銃と呼ばれる銃で撃つ職業

ピストルの形が一般的で、中距離戦を得意とする。

超遠距離からの狙撃が得意なライフルや高速連射が売りのマシンガンなどの銃がある


治癒者(ヒーラー)

傷を癒す事の出来る唯一の職業

体力、防御力、攻撃力、素早さなどは全職業中最低である

一気に回復したり、徐々に回復して言ったり、地味に種類がある


付与術師(エチャンター)

直接的には回復や攻撃などは何も出来ない職業

しかし、仲間の攻撃力をアップさせたり、敵の素早さを低くしたりなどの特殊な戦法で仲間とともに戦う

他にも、明かりを灯す呪文など、冒険に便利な魔法も盛りだくさん


勇者(ヒーロー)

剣と魔法を操り、様々な特技で魔を滅ぼす最強の職業

魔法を剣に付加させて斬りつけたりすることも可能

時間停止などのチートじみた魔法も取得できる

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