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平凡な勇者と有能な護衛、兼友人  作者: 白醤油
第二章 旅立ち
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第八話 幻魔討伐、報酬GET

なんか、こう、幻魔(笑)の体がスァーーーッって光の粒になって消えていった。

人に害を与える魔物に対する言葉じゃ無いと思うが、神秘的だ。


俺「ところでさー」

良平「ん?」

俺「なんでお前あいつの居場所分かったの?」

良平「あぁ、音だよ、音」

俺「音ぉ?」

良平「そ、音。なんか風を切る音と荒い息が聞こえたたから」

俺&賢&優「「「すげー」」」


で、洞窟を無事脱出、改めて村に向かってみた。

既にバランダキアから話が伝わってたのか、最初とはまさに正反対の大歓迎であった。

なにこれ悲しい


‐マッコ村 村長の家‐


村長「ソナ殿から話しを聞いておる。わしらは幻を見ていて、そなたらを魔物と呼び、追い返したそうな……許してくだされ。」

俺「いえいえ、大丈夫ですよ。ちゃんと魔物は退治しましたから」

良平「そうそう、悪いのは全部あの野郎なんだからさ。」


と、何やら村人が家の奥から道具を持ってきた。


村長「これは、我々からのお礼じゃ。受け取ってくだされ。」


赤い剣、炎のようにも見える。


俺「え、いいんですか?こんなもの貰って?」

村長「いいんじゃよ、これがせめてもの償いじゃ……」


焔の剣を手に入れた!!

早速装備しよう…



‐マスタラト平原‐


俺「さぁ、次の町に向かうぞ!!」


そう言った瞬間に魔物の群れが現れた。


王蛇×3が現れた!!

レッドスライム×4が現れた!!

下っ端天狗×2が現れた!!


賢「あ、そうそう…あの魔物を倒した時、新しい魔法が入ったんです。使ってみましょうか?」

俺「おお、見たいみたい」

賢「じゃあ行きますよ……十億の雷(テンミリオン・ライトニング)!!」


余りにも!!余りにも多い、無数の雷が敵の群れを撃ち尽くすッ!!


良平「すげー」

優香「うわぁ…」


と、背後からいまの攻撃を逃れたと思われる王蛇が一匹、音も無しに近づいてくる。


???「危ないッ!!」


そう聞こえた瞬間、後ろから王蛇の息絶える声が聞こえた。

見ると、王蛇の頭の辺りに鉄の矢が刺さっている。

顔を上げると、少し遠くに右手がボウガンのような形になっている人が…今、右手が手の形にもだった。


???「いや、危ないところでしたねー。この魔物、かなり強い毒を持ってるんです。噛まれてたらそうとうキツかったでしょう」


真っ黒のフードをかぶっていて、顔がよく見えないし、全身も真っ黒いローブで包まれている。


良「助けてくれた事には礼を言う。だが、あんた誰だ?」

ニツル「あぁ、僕はニツル。その辺を旅してる渡り鳥さ。あんた達も旅してるのかい?」

俺「ああ…魔王討伐の旅にね……」

ニツル「へー。勇者様?」

俺「強制的に決められたんだけどな!!」

優香「文句があるならじゃんけんに勝てばいいのに」

ニツル「じゃんけんで決まった勇者!?聞いたこと無いな………」


俺も。


ニツル「じゃあ僕はこの辺で。また、何所かで遇うといいね!!」

優香「ばいばーい」

賢二郎「さよならー」


俺「にしても、あの人の腕…どうなってんだ?」

良平「さぁ?魔法とかあるんだからその類じゃね?」

俺「そーだよなー」


今回は少し短め。

ニツルのあの台詞、絶対にまた遇うフラグだよね

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