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平凡な勇者と有能な護衛、兼友人  作者: 白醤油
第一章 始まり
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第一話 割れた空間、吸われる俺たち。

どこにでもいるような仲良し四人組。

「どこにでもいるような凡人」は俺一人しかいないが。


友達一人目!!

スポーツ万能モテモテ野郎、咲矢(さきや) 良平(りょうへい)!!

イケメンで背が高くて、女子からは「良平様」とかなんか敬語で話しかけられたり、男子は男子で「兄貴」等と呼んでしまっている。

バレンタインという忌まわしき日になると、少なくとも100%クラス中の女子から、恐らく「本命」と思われるチョコを貰う。

しかも、直接会って渡すのは恥ずかしいからと、俺を通してまで良平に渡したいらしい。恐らく、「本命」と思われる。

こいつの欠点は頭が悪く、手先の器用さを求める裁縫などが大の苦手な所である。


友達二人目!!

頭脳明晰、大天才と呼ぶに相応しい男、守下(もりした) 賢二郎(けんじろう)!!

噂によると、あのインターネット大百科事典さえも凌駕する知識を持っているらしい。

テストなんかはいつも百点、東大進出間違いなしと言われている。

大天才と呼ばれるこいつだが、実はファンタジーとかそういうものが好きであり、魔法とかそういうものが使われたりする小説を好んで読んでいる。

俺と一緒に良平の貰ってきた山積みのチョコを食ってくれるが、時々本命のチョコらしいのに当たってなんか気まずくなることも。

スポーツは全く駄目で、もちろんカナヅチである。


友達三人目!!

男子を釘付け、絶世の美少女と言われている子、出雲(いずも) 優香(ゆうか)!!

仲良し四人組の紅一点であり、料理や裁縫、絵画等が得意、男子女子どちらからも親しまれていて、性格もとても優しいという。

スポーツは賢二郎と同じく苦手だが、走ろうとして転んだりすると、したらしたで俺達以外の男子にはそれが超可愛く見えるらしく、男子にとっては雲の上のような存在(らしい。)

バレンタインにチョコを貰った男子が、義理であるにも関わらず涙を流しながら一口食べるごとに「ありがとうございます」、一口食べるごとに「ありがとうございます」と呟きながらちまちま食べていたのを目撃した事がある。


で、俺は 藤原(ふじわら) (だい)

顔は普通、特に秀でた所も無く、手先の器用さなどはそこそこ、何所にでもいるただの人間。

仲のいい四人組みの中で最も目立たない、平凡な、普通の人間である。



いつものように談笑しつつ、学校に行く途中。いつもと変わらない日常。

まぁ、優香にデートの誘いが来たり、良平がデートに誘われたりするのも、もうすでに慣れきってしまっている。


しかし、この時は違った。


どこか遠くから。コォォォォォォォーーーーーーーーーーーと聞こえてくる。


俺「なんぞや?」


その音はだんだんと大きくなってくる。


良平「なんか大きくなってきてね?」


正直、超うるさい。


会話は消え、周りには何故か人が一人もいなくなっている。


賢二郎「なんか嫌な予感がする…………」


なんかもうゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴとかなんかそんな感じになってきた頃。






―――――――――――――ギィン!!






優香「きゃっ!?」


なんと、目の前が、其処(そこ)の「空間」が、硝子のように割れて穴が開いた。


そして、次の瞬間、まるでブラックホールのように全てを………いや、俺たちだけを吸い込み始める。


そして、俺の直感が「絶対にこれには関わってはいけない!!」そう告げた。


俺「やばいぞ!!皆逃げろ!!」

賢二郎「そんな事言ったって、滅茶苦茶引っ張られるんですけど!!」


賢二郎の言う通り、この中で最も足の速い良平ですら穴に徐々に近づいて行ってしまうほどの強力な吸引力である。

優香のようにか弱い女の子はおろか、体力的に平凡な俺たちでは到底脱出する事は出来ないだろう。


優香「あっ…………!!」


この吸引力に耐え切れず、優香の体が地面から浮く。


賢二郎に直撃、咄嗟に俺を掴んでくる。


俺「のぁっ!!」


もちろん俺が二人の体重を支えきれるはずが無く、一気に引きずり込まれそうになる。


で、俺も咄嗟に良平の袖を掴む。


良平「うおっ…お、重い…………!!!!」


で、流石の良平も三人分の体重を支えきれるはずが無く、一気に引きずり込まれていく。


良平、掴む物無し!!


「「「「うわあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ...............」」」」



こうして、皆仲良く空間の割れ目に引きずり込まれてしまいましたとさ。

なんか始めてみた。

書くの初めてだし、厨二くさくなる可能性大。

余りにも生暖かすぎるような眼差しで見守ってくれると嬉しいです


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