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国外、感動、入国?

http://ncode.syosetu.com/n2332n/ からの脱獄篇続編。

「うわーっ!すっげぇ!あんなとこに実のなってる木があるぞ!?

ほらシャドウ、みろ!!」

「…そういえば主はあの街の外には滅多に出た事がなかったな。」

「あぁ!だから今すっげぇ感動してる!!」

「その様なもの、これからいくらでも見る事ができるだろうに。」

「いいんだよ!……あ!野生の動物もいたぞ?!

ほら、みたか!!?」

「わかった。わかったから落ち着くがよい」

「やっぱ、国外は違うなぁ~

空気もうまいし何より瑞々しい!」


両腕を目一杯に広げて思いっ切り空気を吸い込む

ここは本当に自然が沢山あって空気も綺麗で気持ちがいい


「あっちは砂漠地帯だったからのぅ…」

「………。いつも言ってる事だけどよ、シャドウ。」

「ん?」

「そのジジくせぇ口調、どうにかならないのか?」

「主こそ、その乱暴な言葉遣いはどうにかならぬのか?」

「生まれつきだ」

「嘘を言うでない。昔の主は可愛かったぞ?

あぁ、幼い頃のゼロは一体いずこに…」

「うるっせぇよ!つかお前マジでいつから俺の側にいるんだ!?」

「二つ三つ、三つ四つの頃かのぅ?」

「曖昧すぎる?!むしろ二つや三つの頃はまだ喋れてねぇ!!!」

「そこはアレだろう。なんと言ったか…心で会話という。」

「ありえねぇ?!」


でもこいつなら有り得そうで怖ぇ!!


「冗談じゃ」

「冗談に聞こえねぇよ!」


イヤ、マジで!


「主の狼狽える姿を久方振りに見たくなったものでな」

「んにゃろ~~~~~

(後で噛み付いてやる!!!)」

「………後に噛み付くでないぞ?」

「なぜ分かった!?」

「……表情に出ておったわ。と、言うか本当に噛み付くでないぞ?!」

「うし。お前も狼狽えたな?これでお相子だ。」

「ゼロ…………?暫くは背中に気をつけるがよいぞ?」


ぞくり


「あ、あー!国門だ!行ってみようぜシャドウ!」

「相も変わらず誤魔化しが下手よのう…」


逃げる様に走っていくゼロに溜め息をつきながらシャドウも後に続く


>>>>>


「で~けぇ!すげぇな入国許可を出す度にこんなん開けるのか?」

「だろうな。…………それにしても、この門は少々荒れ過ぎではないか?」

「そうか?こんなデカい門だし、掃除が行き届いて無いだけだろ」

「そうか?」

「そうだよ」

「ふむ……しかし門守がいないというのは一体なんなのだ?」


シャドウは目を細めて疑う様に門を睨む


「お前は疑り深いなー…でもよ、確か門守がいねえと中に入れねえんだよな?」

「あぁ。そのはずじゃが………」

「どうすんだ?あそこからはなーんも持たずに来ちまったろ?」

「まぁ、とりあえず金銭と金銭的価値のありそうなモノはあるからな、しばらくは持つだろうが…」

「おま、そんなモンどこに………」

「む?普通に手持ち荷物の中にあるぞ?」

「っじゃねーよ!そんな金どっから持ってきてんだよ!」

「あの街中からじゃが?」

「じゃが、っておめーなんっつーことを………」

「ゼロを売り払った街じゃ。滅びようがなんだろうが知った事ではない」

「お前、やっぱずれてやがる………」

「ん?我等の世界では常識じゃぞ?」

「|お前ら(悪魔)の常識って………」

「そう頭を抱えるでない。主もその内慣れる」

「頭抱えさせてんのは誰だよ。つか、慣れたくねぇっつーの」


そう言ってジロリとシャドウを見ると門を妙に真剣な顔をして見ている


「それにしても、実に何もないな…一応生き物の気配はするが……」

「気になんのか?」

「まぁの」

「けどよ。門守が居ねぇコトにゃ入れねぇだろ」

「……………ふむ。一つ、不法入国を試してみるか」

「おま、んな事やったら余計に余罪を背負い込む羽目になんだろ?!」

「余と契約し、脱獄した時点で十二分に高額賞金首じゃ」

「そーゆう問題じゃねー!!」

「さて、確かと掴まっておけよ」


「だあぁっ!こいつマジで言葉が通じねぇ!!」


後書き

結局かいた続き。

次は結構シリアスめ。

どの程度で危険か解らないです

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