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under 500 Ⅱ

褒めちぎるだけの関係

「こんにちは」


後ろには、爽やかな青年。


「こんにちは」


私は、仕事が出来ない冴えないOL。


この時間は、ベンチに二人きりになる。


電車が来るまでは、ほぼお互いの声しか聞こえない。




いつも一緒になる。


同じベンチだが、お互い向く方向は違う。


背中を合わせている。


駅のホームでしか会わない。


最初は、青年から話し掛けてきた。


とても嬉しかった。




今日も、青年に話しかけられた。


「今日もかわいいですね」


私も、すかさず返す。


「あなたもカッコいいですよ」


会話は、線路を走るように続く。


「新しいコートですよね。そのピンクのコートが一番似合うのは、かわいいあなたかもしれません」


「今日もスーツが似合っています。夕日が反射して、かっこよさが増しています」


「声もかわいいですから、モテますよね」


「あなたこそ、低い良い声もってますね。癒されます」




電車が来ることを、知らせる音が鳴る。


青年は、後ろのベンチから離れ、視界から消えた。


褒められたことで、明日もまた頑張れそうだ。

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