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25.E.B.I.
首都ハイホープス。
エルドランド連邦捜査局EBI(Eldoland-Federal Bureau of Investigation)本部ビルの最上階、ブライト・ハードレイン捜査官は遥々訪れた客人を部屋に招き入れた。
「ご苦労様です。ハイランズさん」
「真実を知りたいのは私もだよ。ハードレイン君」
「ご無事で良かった」
「ありがとう」
グレイヴス国の諜報員シルヴィオ・エコーから得た〝証拠のテープ〟を、ハイランズは渡した。
「早速聴いてみよう」
ハードレインはレコーダーにテープを入れ、再生ボタンを押した。雑音混じりに緊迫した空気が漂う。それはグレイヴスの将校か……。
《……ヘスト……ルの……頂上……午前八……投下しろ……》
《……八時に……了解……》
……短いやり取りだったが、確かに当人の名が上がっていた。ハイランズは深く息をつく。
――ライセンスよ。お前さんの話した通り、事実だった。何という皮肉だ……。
「念のため、後で声紋を照合します」
そう言ってハードレインはハイランズにコーヒーを差し出した。
「ハイランズさん。奴は国家の裏切り者です。任せてください。我々が必ず捕まえますよ」




