海賊船の詩
黒い海に漕ぎ出せ
白い帆は憎しみを吸って
死へ向かう追い風を受ける
波は静かに船を削り
人魚は暗いどん底に誘う
甘く、鈍く、すがりつきたくなる歌声で
船底にはできそこないたちが詰まってる
たった一人の船頭は
一瓶だけの美酒に酔い
船首の上で踊る
この船はどこへ行く
宝島も、黄金郷も、すでに誰かのものである
夢も、希望も、きっともう何者かに採り尽くされてしまっている
それでも火を灯せ
わずかな光が
あした限りの未来を照らしてくれるうちは
黒い海に漕ぎ出せ
白い帆は憎しみを吸って
死へ向かう追い風を受ける
波は静かに船を削り
人魚は暗いどん底に誘う
甘く、鈍く、すがりつきたくなる歌声で
船底にはできそこないたちが詰まってる
たった一人の船頭は
一瓶だけの美酒に酔い
船首の上で踊る
この船はどこへ行く
宝島も、黄金郷も、すでに誰かのものである
夢も、希望も、きっともう何者かに採り尽くされてしまっている
それでも火を灯せ
わずかな光が
あした限りの未来を照らしてくれるうちは
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