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宝石使いと二人の少年  作者: ピーターコーン
宝石使い
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カイトの手紙

クィエースの15日前 月の日  (12月17日月曜日)


晴れ




ソラへ


はじめまして。僕の名前はカイトです。


僕は君の明日の僕です。


僕と君は同じ体に住んでいます。


君はあの魔法使いの人と旅をするのですか?


僕はこの村を離れるのはいやです。


僕がここを離れたらお父さんやおじいさんがさみしいと思います。


君はどう思いますか?


君はあの魔法使いの人がいやではないですか?




お返事下さい。




              カイト







それは机の引き出しの中、日記にしている革の表のノートの上に置いてあった。


その字はお父さんのものともおじいさんのものとも違っていて、


もちろん友達のマルスのものでもなかった。

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