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蒼天乃王

天空乃城

作者: 椿

目次

第一話精霊戦争

第二話呪い姫

第三話約束

第四話契約術

第五話天空戦争

第六話第三次天光戦争

第七話天空乃悪魔

第八話【最終章】永遠の約束



椿・イラスト鶴山みこと

人の人生の運命や未来は生まれたときから決められる。誰かと結婚して幸せな人生を経験するか。

夢を見てお迎えが来るか待ち続ける運命等。様々ある。けど叶わぬ運命もある。

誰かの不安等により…だがそれを乗り越える人もいる。

人の人生は自分で傷のが現実である。

だがこの世にはこの世界を支配する物がいることをまだ誰も知らない。

この物語は私が経験し、人生と支配者にたち向かおうとする物語である。

想像してください。

もしこの世界に悪魔がおそってきたらあなたはどうしますか。

精霊戦争

平成二年四月二十日

空は晴れていた。花は咲き、太陽は照り幸せにあふれた世界に包まれていた。

そんな小さな県この岡山に姫が生まれた。

おぎゃあおぎゃあとお屋敷中に泣き声が響き渡ったのである。

まあなんて可愛い姫だろう。

そうだね。綾野、見てごらん妹だよ。

私お姉ちゃん…

そうよ。なんてつける?名前… 名前ならもう決まっておる。

何って名前ですか?おじいさん那野葉じゃあ。

那野葉いい名前ね。決まり。

そうだな。あっそうだ那野葉にプレゼントがあるこれはお守りだ。

これはお前に何かあったときに救ってくれる魔法のペンダントだ。きっと巡り会うだろう

…いつか運命の人とこの地を花見巫女から救いたまえ。父はそういい祈りを込めて姫にペンダントを掛けた。

姫は笑った。

一方、天空の城では花巫女がこの地を支配していた。

「鈴様。謎の姫が生まれました今までの支配が崩されました。

どういたしますか」

「現状はどうなってるのですか」

「はい。現時点では花の支配は佐藤家の魔力に支配されています」

「防ぎましょう。策はます。ティエラ花の精霊達を呼びなさい」

「はい。ではいよいよ戦争ですね」

「ええ」

「分りました。ではしばしのお待ちを」

「分りました」

ティエラは精霊達を集めた。

「お呼びでしょうか。女王様」

「皆さん。戦争を始めます。よく おきき。フレア、サテイア、リズ、ティアラ。これから岡山をこの花の力で支配します。人間達の心と未来、全てを変えるのです。いいですね」

「はい」

「ティアラ精霊達のサポートを頼みますね。ディラント。あなたはここを守って欲しい」

「分かりました。妻よ。誤聞を」

「ありがとう」

「ステイアよ。母のサポートを頼む」

「はい。お父様。では行って参ります…世界の為に」

「我ら一族の為に。運命を開きたまえ」

「では参りましょ。クルブラン」

女王は呪文を唱えた。地上の扉が開いた。

「さあ行こう我らの未来の為に」

天空一族は、岡山に向かった。一方、岡山では平凡な生活を人々が過ごしていた。

その時、空がピンク色に染まった、雲は黒くなり、日本中が染まった…

「何なのこの天気。気味悪い。雨かしら」

「いや雨じゃない」風が吹いた。

ピュウピュウ

「すごい風だわ」

「台風か」

「台風がこんなに強くないわ」

地面が崩れた。そして揺れが激しくなった。

「地震」

「違う。建物が崩れてる。これは悪魔だ」

「逃げろ」

「見ろ。空を。あれは天空の巫女だ。皆逃げろ」全県統べての人々が逃げ始めた。

「やっとたどり着いたわね」

「はい。女王様」

「フレア。始めなさい」

「はい。人類よ我の力により支配されたまえフラワーレイティス」花の力が町中や人々を包み込んだ。

「皆戦うんだ。逃げてたら間に合わない」

町の店長が町中を逃げ回る人々に伝え始めた。

「バリアを張るんだ。姫はまだ幼い。姫が守ってくれるまで守るんだ」

「そうよ。姫の為にこの世界を守らないと」

「そうよ。皆。やるしかあない」

「そうだよな。姫の為に」

「姫の為に」

「そうだな」

町中が一つになった。 花の光りが町の人や建物に攻めてきた。

「させない。セレクトフラワー」

町の人達は強力な結界を張り 他の県を含め自分らの街を守る事に 成功した。

「ちっ、止められたか」

「どうします。女王様」

「リズ、サテイア、ティアラ行きなさい」

「はい」

「リズ、サテイア。地上を攻め込むぞ」

「はっ」

「これで奴らもおしまいね」

「はい。お母様」

「万が一駄目な場合は私達で参りましょう」

「はい」

民達は花巫女の攻撃を防いだ。

「まだだ。来るぞ。この結界からとさない 。我らの姫の為に。ファイアリーフーズ」

「効かぬ。ダークフレアフレンズー」花の火が飛んできた。

魔力が重なり、ぶつかった。

「食らいなさい。デイランとクリアフラワー」

「最後はとどめだ。ワズリアー」

「駄目だ。押される。ギャアー」

町中がついに支配に犯された。全ての県を含め町中の人々が花に変わり始めた。

「この戦争は私達の勝利ね」

「そうよ。姫の為にこの世界を支配するの。そして姫は私の器になるのよ」

「すばらしい考えだ」

「本番はこれからよ」

「はい母上」

一方、佐藤家はこの異変に気づいていた。

「雄彦どうしたの」

「町ですごいことになってる。まさか天空から敵が」

「そのまさかだ。この子は戦えないわ。まだ赤ちゃんよ」

「大丈夫だ。俺が行く」

「分かった。死なないでね」

「ああ。俺たちは人間だろ。この力は空から降ってきた神様の力だ。神様が守る力を与えてくれた。この子にもだから戦わないと。皆と一つになり」

「そうね。行ってらしゃい。町と皆を頼みましたよ」

「ああ」

雄彦は街に向かった。

「はあはあ。このままじゃあ守れない」

「もう終わりなの」

「諦めるな」声がした。

人々が後ろを振り返ると雄彦の姿があった。

「俺は雄彦。初めまして。何人動ける」

「十四人くらいです」

「上等。何人追い返した」

「ゼロです。結界で跳ね返すのに必死で」

「なるほど」

「問題ない。俺がなんとかする。俺の後ろにつけ」

「はい」

民達は雄彦の後ろについた。

「あがこうと無駄ですわ。サンダーフラワー」サティアは雷を放ち始めた。

「雷だー」

「大丈夫だー。食らえファイアリンクセイトウ」雷と雪がぶつかった。

「雄彦様すごい」

「関してる暇ない。俺たちも行くぞ。花吹雪」

町の人達は花の神の力を使い、サテイアの攻撃にたち向かった。

「くっこざかしい人間達め」

「私に任せなさい。行けヒャダインスノー」

リズはサテイアの雷の力と自らの氷の力を融合させた。

「行くよ。サテイア」

「はい」

「リズ。行くわよ。ライアン」

「関してる暇ない。俺たちも行くぞ。花吹雪」 リズとサテイアの力が我らのほうに向かってきた。

「雄彦様」

「我ら一族の力で死ぬがよい」

ゴロゴローサー

「行け。ヒャダインライトンブレットスノー 」

「攻撃が強化してる。だが負けてはない」

「行くぜ。皆」

「はい」

「食らえ。ライトフラワーダークレイトン」

人間たちは雄彦と共に花と一つ光りの力でサテイアたちの攻撃にたち向かった。

「行けー 」

「何?私達の力が押されてるだとこの悪魔め」

「どうするのリズ」

「結界よを張りましょう。次の策はそれからです」

「はい。第二結界発動。フルートレイ」 結界で攻撃を防ぐことにした。

「助かった」

「ああ。けどまだ油断は出来ぬ。ひとまず待期だ」

「はい。雄彦様」

人間達の攻撃を防いだ願い主は撤退をした。天空へと戻った。花巫女一族は女王の間に集まり次の策を練ることにした。

「どうします。このままではやられます」

「どうするて原因は奴が来てから。奴を倒すしかないみたいです」

「…そうみたいね。まずは奴を殺さないと」

「はい」

「それはいい明暗です。一族共。顔をあげなさい」

「はっ」

リズ達が顔を上げた。

「女王様。お嬢様」

「あなたたちが考えた作戦はどのような作戦ですか」

「以前女王様がおっしゃた通り。姫の暗殺と世界の支配です」

「ご名答。だがちょっと厳しいわね。時が来ればこの地は彼女により救われる。そうなる前に今あの術を掛け、この地を滅びさせるのです。そして、呪いを姫に掛けるのです。救われぬよう」

「はい。では女王様が自らやられるのですか」

「その通りです。あなたたちは本家に戻っててください。後は私達に任せてください」

「はい。女王様」

ディアラントは残って私の手伝いを頼めるかしら。

「はい」

ではまた本家で…

「ええ」

「フレアも」

「はい。では失礼いたします」 精霊たちは空へと消えて行った。

しばらくして天界から再び花巫女一族が地上へと姿を現した。

人々は騒ぎ始めた。

「あいつらまた現れたぞ。どうすればいいんだ」

「焦るな」

「雄彦様」

「大きいが気をつけろ。奴には。奴は不死の花巫女の力を持つ。さっきの奴らの能力とは違う」

「どう違う」

「先ほどの奴の能力はまだ強くなかった」

「今の奴の能力はレベルが高いてことだ」

「分りました。皆。油断はするな」

「はい」

「戦うぞ」

「おお」

「さあ始めようか。精霊戦争の続きを。さあ始めましょう。死の戦争を」


第二章 【呪い姫】


「来るぞ」

「はあ。バリアライト」

僕らは町と全てに結界を張った。

「食らえ。ライトヌス」

黄金の花の光りが町をおそった。

「ステイ今よ」

「はい。お母様。我が花により死んでください」

「フラワーロースティア」

バラの花吹雪が飛んできた。

「今です。デイラント」

「はい。お嬢様。食らえ。聖なる光りよ。ライトソード」

天空族の力は私達の力は私達の力を超えるような力だった。「まずい。結界が崩れる」

「諦めるな。この岡山を救う方法がある。私がやる」

「雄彦様」

「私に任せろ。皆私の後ろにつけ」

「はい」

人々は雄彦の後ろについた。

「では始める」

雄彦は空へ主の神に誓いを放ち始めた。

【呪文】

「聖なる火神よ。我が名は佐藤雄彦。那野葉の父である。我は姫の為にこの地を救いたい。我に力をお貸し下さい」 神様の声が聞こえた。

「あなたに力をお貸しします」

花巫女は笑いながら雄彦に告げた。

「無駄なあがきね」

その時空から光が降ってきた。

「何?天がお告げを聞いただと」

「おまえの負けだ。どうやら主は俺の言葉が聞いてくれたようだ。見せてやる神の力を」雄彦は術を唱えた。

【呪文】

「いにしえの神よ。この地に。平和を与えたまえ。そしていにしえの光りを与えたまえ。青龍ライトンフラワーレイア」呪文が解き放たれた。

敵の結界を解除された。その瞬間、雄彦が放った光が私達と町ごと包み込んだ。

そして、その光は敵の攻撃を跳ね返した。「女王様。お嬢様。ここは危険です。このままでは私達も危ない。ここから離れた方がいいです」

「そうね。撤退しましょう」

「はっ」

「岡山の皆さんまたいつか会いましょう。滅びの日に」

「待て。一つ効く。お前の 目的はなんだ」

「この地の支配と。姫の暗殺よ。おほほほ」

「くっ」

空家は笑いながら姿を消した。

「消えた」

「雄彦様。ありがとうございます。あなたが来てくれたから私達は助かりました」

「だが町はもう助からん」

「けどこうして私達はあなたのお陰で死なずに

済みました」

「いいえ。礼を言うのは早いです。町を復活させましょう」

「出来るのですか」

「はい。皆さんが力を貸していただければ」

「勿論です」

「では始めましょ。皆で町の復興を」

「一緒に祈りましょ」

「神様どうか私達の町を救いたまえ。。平和と命のために。力を与えたまえ。アーメン」私達が祈りを込めた瞬間、光りが差し込んだ。崩れた町に。

私達が目を開けると町が立っていた。

「これは。神様のお陰だ」

「皆の祈りが通じ神様が救って下さった」

「ああ。ありがとう。神様万歳。万歳」

岡山に平和が訪れた。一方、天空族は天空の地を通り、天空城に戻ろうとしていた。

「天空城に戻られるのですか」

「いいえ。私だけちょっと行くところがあるの」

「姫に呪いを掛けるのですか」

「ええ」

「しかし、気付かれます」

「大丈夫。この鏡を使い呪いを掛ける予定」

「名案です。では成功を祈ってます」

「ありがとう。ではまた天空城で会いましょう」

「了解。皆参ろう」

「はい」

精霊達は天空城へ去っていた。

「さて始めますか」

一方、那野葉はすやすやと眠っていた。

「ねえお母さん、那野葉起きないよ」

「大丈夫。つい二時間前に寝たばかり。だからもう目を開けるわよ」

「本当?」

「本当よ」

姫は目を覚ました。

「ほら起きたわよ」

「ほら起きたわよ」

「本当だ。見て那野葉笑ってる」

「本当だわ」

一方、鈴は呪文を唱えていた。 鈴は鏡を出し那野葉の姿を移し出した。

「さあ呪いの始まりよ」

【呪文】

「いにしえの邪悪な呪よ。姫に呪いをけたまえ。いにしえの呪いを。ダークダークスラーダークダークスラーダークダークファイアリーライト。ハー」


その瞬間、姫の体が光り始めた。

咲良は那野葉抱きしめた。

「なにこの光。この光は巫女の。駄目よ駄目よ。那野葉を殺さないで」

「おぎゃあおぎゃあ」

那野葉は泣き始めた。

「お母さんしっかりして」

「綾野。お母さんの手を離さないでね」

「うん」

姫は闇に包まれた。その瞬間、姫の中に闇が入り混んだのだ。

「お母さん闇が消えてるよ」

「良かった。姫が無事で」

母はほっとしたように姫を見つめた。次の瞬間、首元に呪の印がついてる事に気がついた。

「那野葉」

「お母さん。どうしたの」

「那野葉に呪いが掛けられた。もう終わりよ」母は泣き崩れた。

「ただいま」

「おかえり」

夫が見た姿は母の泣き崩れた姿とまだ幼い姫が呪に掛けられた姿だった。

「まさか奴が。しまった」

「あなた」

「矢惠。咲良」

父は那野葉と母を抱きしめた。

「お父さん。那野葉が」

「分かってる、綾野。これからは三人で強く生き、ひっそり暮らそう。この子が救ってくれるまで」

「うん。那野葉助かる」

「ああ。この呪文を掛けよう。ライトヒリス」 父は姫に呪文の掛けた。

「これで那野葉は呪から半分解放された。。プラス結界も張っておいた。これで安心して大きくなる」

「お父さんありがとう」

「ありがとう。あなた」

「ああ。これからは三人でこの子を守ろう」

「うん」

「那野葉。那野葉」

那野葉は笑っていた。 一方、天空城へ戻った巫女は喜びに満ちあふれていた。

「呪いも成功ね。さあ新たな時代で貴様を我の物にしてあげるわ。ほほほ」 果たして姫の運命は未来はどうなるのか。姫は呪いにたち向かう事ができるのか。


【第三章】 約束


あれから月日が流れ私達は南方という地域に引っ越しをした。実家から大分離れた地域である。

現代の南方はかつてあったマンションが取り壊され何もない。その場所に立ってる屋敷に私達四人は暮らしている。だがその屋敷には雄介という名の男の子がいる。田島家の息子である。彼には兄もいる。

兄は小学生であるが雄介は私と同じである。


年も近い。もう二人幼なじみがいる。この南方の地域に住む望田智君と他田弘幸君と小林拓也君である。

なぜか私には男の友達しか集まらない。

でも私はまだこの世に危険が再び迫ってくるとは思ってはいなかった。

「おはよう。弘君」

「おはよう。那野葉。そういえば那野葉は俺以外他に好きな人いないのかよ」

「いるよ。雄介君に智君にそれに拓也君」

「那野葉てさ。そいつらのこと僕より好き?」

「友達だよ。。大親友。だって私、浩君のお嫁さんになるって決まってるもん」

「なんで僕が君を嫁にするんだよ。誰が決めたんだよ」

「お母さん同士」

「僕聞いてないよ。かってに決めるなよ」

「知らないもん。お母さんが決めてるから」

「ったく僕たちの気持ちを考えろよ」

「うん」

「お前はさ僕の事好き。 友達として好き」

「弘君は」

「僕はその…」

僕の鼓動がなった。

「おい。弘幸だよ。弘幸。 何やってるんだ。見ろ弘幸の顔赤いぞ。ほんとだ。那野葉に好きって言ったの」

「だから違うってば」

「そうだろ」

「関係ないだろう」

「なんだ。つまらない」

「なあ那野葉。そのペンダント何?」

「これお母さん達がお守りにくれたんだ」

「いつからつけてるんだ」

「生まれてからずっとつけてるんだ。これつけていれば神様が守ってくれるんだ」

「へー。なあ弘幸もつけてるぜ」

「本当だ。那野葉と色違いだ。那野葉はピンク、弘幸はブルーだよ」

「ねえ弘君はなんでつけてるの」

「守るために、誰かを」

「そうなんだ。弘君は守りたい人いる」

「今いないよ」

「じゃあ私がこのペンダントで弘君と町や人々を守ってあげる」

「君に守られるより。僕が君を守るよ」

「じゃあお互いに守ろう」

「うん。じゃあ約束」

手を那野葉は差し出した。

「指切りだよ」

「うん」

「僕たちも守るよ」

「すごい皆持ってるんだ」

「うん」

「いつまでも皆でいられますように」

祈りの指切りを皆でしていたその時、光が幼稚園に降ってきた。

太陽のような光りがきらきらと。園児達に襲いかかった。

「先生。いたいよ」

「皆しっかりして」

「苦しいよ」

那野葉は突如苦しくなり。倒れ混んだ。

「大丈夫。那野葉。なんなんだ。那野葉の状態が変だよ。これ。光ってる。これは巫女の仕業だよ」

「弘幸見えるのかよ」

「うん。見えるよ。那野葉。しっかりして。僕が守るから。死ぬなよ」

弘幸は自分のペンダントを外し那野葉に掛けた次の瞬間、那野葉の体が光った。

「那野葉の体が光ってる」

「本当だ。弘。何の力だよ」

「青龍の力だよ。人を救う力だって」

「へえー僕たちは戦う力だよ。いいじゃあん。役に立つんだから」

「うん」

那野葉は目を覚ました。

「那野葉。大丈夫」

「弘君。大丈夫」

「よかった」

「私どうしたの」

「君は天界から降ってきた力にやられたんだ。俺のこのペンダントで助けた。幸い君のペンダントが力貸してくれたから助かったんだ」

「ありがとう」

「僕君のこと守る。一緒に戦おうね。那野葉」

「うん」

「どうします。呪いが解けたわ」

「大丈夫だ。食らえ。ダークファイアー」

光りの闇の炎が園児達と那野葉達に襲いかかった。

「弘君。皆」

「那野葉に触るなよ」

雄介達も敵に立ち向かおうとした。次の瞬間、雄介達のペンダントが光り始めた。そして、その光は、敵の火とぶつかった。

「どうしたの?」

「ガキ達の力に押されてます」

「私がやるわ。フライトフラワー」花吹雪が飛んできた。

「変な力が飛んできたよ。僕たちの力じゃ守れないよ」

「僕に任せてよ。青龍フラノ」

青い光りで花吹雪を跳ね返そうとした。

だが彼のほうが強かった。

「さあそろそろけりを着かないと。このまま戦うと守ること出来無いから」

「奴らを天空に戻す」

「天空術を使って。そうすれば大丈夫だ。後はあいつらが倒してくれる」

「そうね。やろう」

「ああ。さあ始めようか」


「我らに勝利が近づいてるのに。まいい始めましょう」

果たして奴の支配下それとも彼らの勝利か。


第四章【契約術】


あの戦争が開けた後、再び、巫女が現れ、精霊戦争を侵し始めた。 園児の私達は親達の意志を継ぎ、たち向かおうとしていた。

だが巫女の攻撃は私達のペンダントの力を超えるような力だった。

私達は危険な状態だった。

「はあはあ。ちょっと厳しくなってきたね」

「うん。」けどなんとかなるよ。行くよ。那野葉」

「うん」

弘幸は術を唱えた…

「青き光りよ。汝の命に答え。いにしえの力を解き放て」

青い光りが放たれた。空のような光りが…

「現れよ。青龍竜。レイティス」青き光り竜青竜が現れた。

青竜竜は青き力を解き放った。

「ぎゃー」

そして、その力は那野葉と弘幸を包み込んだ。

二人の体が光った。二人は大ききなった。

まるで先ほどの二人とは違う感じがした。

「見て。弘幸と那野葉大きくなってるよ」

「すげえな。これが弘幸の力なのか」

「ああ。弘幸は神に近い存在かもな。きっと」

「今だ。那野葉」

「うん」

那野葉はペンダントの術を唱えた。

【術式】

「星の光よ。私は那野葉。汝の命によりいにしえの光の力をこの地に解き放てたまえ。ライト」光の竜が現れた。

「竜だと」

「あれは神の竜です」

「我らの竜の力でぶつわよ。我らの日本征服の邪魔をされるわけには行かないわ。行け。我が神竜ダークネス」

闇の竜が私達の前に現れた…

「あれは。何?」

「闇の竜だ。来るぞ。俺に続き契約術を唱えるんだ」

「わかった」

「そのまえにあいつらの攻撃を防ぐぞ」

「うん」

「行きなさい。闇の竜よ」

「はい。主」

「我が竜の攻撃を受けるがいい。食らえ、ダークフォルス」闇の竜は闇の呪詛を解き放った。

「デイラント。今よ」

「了解。我が闇の花の力を受けるが いい。フラワーダーク」デイラントは、闇の花吹雪が解き放たれた。

「弘幸君。今よ」

「おう。行け。レイティス。ブルースノーフラワー」

青龍竜レイティスは青き花の結界を張り、攻撃を花の結界を張り、攻撃を防いだ。

「今だ那野葉…」

「うん。ライト。闇と花吹雪を破壊せよ」

「承知」

「行きなさい。わっしょい蒼天フラワー」

青き太陽の力は敵の攻撃を全て破壊した。竜まで。

「なに?我らの竜達の攻撃が破壊されたとはこのままではまずいわ。防壁よ」

「はい。これで守ります。太陰。光、発動」 ディライトは結界を張り、守りを固めた。

「プラス結界よ。天空天候」

天空家の結界を発動させた。

「遅いぜ。契約術発動。那野葉」

「うん」

私と弘幸は手をつないだ。

「これで終わりだ。行け」

【契約術】

「ライトブルー晴天レインハート」

弘幸と那野葉は光りの契約術を解き放った…

その光りは、天空族の結界を跳ね返し、召喚竜と主達を飲み込んだー

「この我らが敗れるとは」

「巫女様。貴様らがしたことは我らと鈴さまが許すわけには行かぬ。いつか貴様らをこの手でつぶしてやる。ははは」

「姫よ。いつか我が物にし破壊してやるわ。おほほ」

天空之巫女は兵士デイラントと共に光りに飲み込まれ、天空へと消えていった。

「終わったのね」

「いや。最後に締めだ封印しないと」

「うん」

「行くよ。フライトビリーとライト」天神の翼の光りが青空に放たれた。

地平線上に…

その瞬間、天空は封印された。

「これで終わりだね」

「うん」

「さああいつらの元に行こうぜ。援護に」

「そうね。今度はどうするの」

「どうするの」

「決断出す前にお前らも。レベル上げ解くな。レイティス頼むよ」

「はい」

青龍は青い光を拓也達も掛けた。

「わあ大きくなった。俺たち強くなったのか」

「ああ」

「ありがとうな。弘幸」

「おう。さて準備も出来たし作戦を言う。次の作戦は」

「サテイア、リズを破壊する。フレア、ティアラもだ」

「分かった…」

「行こう」

その時、声が聞こえた…

「ふふふ。私の母をよくいじめてくれたわね」

「誰」

「私は天空族の娘。ステイア。全て拝見させて貰ったわ。私はあなたたちには興味がない。けど世界の崩壊には興味がある。けどあなたたちの死ぬ姿が見えるわ」

「俺たちは死なない」

「どうかしら。いずれまたこの地で待ってるわ」

「くっ」

「ではさようなら」

「おい」

声は消えた。

「なんだったんだろう」

「ああ。けどいつか何かが起きるのは確かだ」

「その時は私達で守ろう。奴らから守る為に」

「ああ」

「じゃあ行こう。友達の元に」

「うん」

僕たちは長い道を歩き始めた。

小さな足で一歩ずつ…

「ねえ。一つ聞いてもいい」

「何?」

「弘幸君は私の事好き? 」

「内緒」

「どうして?教えてよ」

「卒業式の日に教えてあげる。中学の」

「約束ね」

「ああ。約束だ」

「ねえもう一つ約束して欲しい」

「どんな約束」

「この先も私を守るて言う約束だよ」

「そんなの当たり前だ。この先もだ」

「うん。私も弘幸君をこの先も守るね。だって友達だもん。そうでしょう」

「うん。そうだな」

「じゃあ約束の証のしよう」

「えっいいけどどうやるの?」

「握手だよ。友情の」

「友達の約束は握手なんだ」

「いいよ」

「ありがとう。はい。手出して」

「うん」

「これからも宜しくね」

「宜しく」

僕は那野葉と友情の握手をした。僕は思った…

那野葉が僕を好きになるまで時間がかかる。けど僕は那野葉が好きだ。だから僕は那野葉を守る。だからいつか君の呪いが解けたとき君を迎えに行く。その頃、君は僕のこと好きになってるかは分からない。けど君に出来ること

はこれしかない。君が僕の気持ちに気づくまで…

「もうすぐだよ。皆のいるところは」

「ああ」

私と弘幸君は仲間の元にたどり着いた。

「皆。遅くなってごめん」

「いいよ」

「皆無事か」

「ああ。残りは二人だ」

「そうみたいだな」

一方、天空に戻ったリズ達は意識が崩れかけていた。

「リズ、サテイアしっかりして」

「フレア、ティアラ。私達の力はあいつらに効かなかった」

「…二人はよく頑張ったわ。大丈夫。今直すから」

リズは光に支配されていた。体は光に覆われ精神が崩れ掛けていた。

フレアはリズの体を闇で治療していった。しかし、リズの体はどんども光に包まれていった。

「そんな。私の治療が効かないなんて」

「これが彼らの力よ。どうにもならないの」

「リズ…」

「リズ。サテイアは大丈夫よ」

「応急処置できたわ。天空で回復させれば直るわ」

「分かった」

「オープンライト」

ティアラは光の扉を開いた。サテイアは扉の中に寝かせられた。

「ありがとう。ティアラ。この恩はいつかするわ」

「はい。しばらく休んでください。時間はかかりますが」

「それでもいいです。ありがとう。フレアも」

「はい」

「では失礼」

サテイアは精霊界へと消えて行った。

「よかった…サテイアが無事で」ステイアは笑った。

「フレア、後は任せします。作戦はこうです」

「那野葉には闇が効きます。あなたの呪で

目の視力を弱くする事が出来ます。それから智には火です。フレアあなたはいろんな属性の力を持つので水と火を融合し智の攻撃を防ぐのです。

拓也には雷で攻撃しなさい。奴は白龍の力を持つので電気が効きます」

「分りました。この作戦必ず成功させて見せます」

「…頼むわね」

「はい」

「それとティアラ。あなたは雄介を撃つのです。あなたの花の力は光を破壊することが出来ます」それとフレアの力を融合すれば奴を倒せます」

「分りました。このティアラ必ずリズ様の敵を撃って見せます」

「ありがとう」

バタン

リズはそのまま意識を失った。そして灰になり空へと消えて行った。

「リズ様…安らかにお眠り下さい」

「リズ様…見ていて下さい。必ず敵を取って見せます」

「期待してるわ」

「フレア様。彼らを家にまいりましょう」

「ええ。いざ地へ」


【第五章】


【天空戦争】

その思いは届くのか…この世界は私をどんな結末にするのか。

分からない…ただ願うだけ…

小学校に上がった私達。私達が天空家と戦ったのが幼稚園の頃である。今の私達はあの事件から成長し戦えるようになっていった。

私達は小学校に入学した。クラスはばらばらだが雄介達との関係は今でも続いている。例えばらばらでも。

しかし、成長した私達に戦争へ出るように申し出があった。

那野葉は新たな作戦を切り出そうとしていた。

「那野葉、作戦を練る前に一つ聞いていい」

「いいよ。何」

「奴らが地上に降りいるのは誰の指示で降りている分からないけど聞いたことがあるんだ」

「彼女の事」

「じゃあ話は早いな。彼女はどんなやつ」

「彼女は天空家の娘。ほらこの前声聞こえたでしょ」

「ああ。あの声そいつの声だったんだ」

「そうなの。彼女の名前はステイア。力は謎よ」

「なるほど。それから」

「後は精霊かな」

「精霊なら聞いたことがある。四人いるんだろ」

「うん」

「俺が聞いてるのがサテイア。火の使いだと言う情報しか知らない」

「奴はまだ生きてるはず。用心しないと」

「そうだね」

「俺が殺したのはリズだ。光でぶった」

「さすが雄介」

「僕はそのサポートだな」

「お前がサポートしてくれたから天界へ送り込むことができた。ありがとうな。拓也」

「おう」

「これからも頼むぜ。智も」

「うん」

「それと フレア、ティアラは謎が多い」

「残り二人は強いと思うの。弘幸君、分析お願い」

「わかった。分析するぜ」

「弘幸任せたぜ」

「おう」

弘幸は分析術を唱えた…

【分析術】

いにしえのちからよ。我がといに答え他の物の能力を移したまえ。

ライトオブジェショーン

「見えたぜ。那野葉」

「それで二人の能力は」

「ああ。フレアはいろんな属性の能力を持つ。火、水、雷、呪。それらを融合し攻撃することも可能だ。そしてティアラは花の力を持つ。奴は天空乃女王の親戚にあたるから。ただ同じ能力を持つ」

「なるほど。ありがとう」

「ああ」

「じゃあさっそく作戦を言うから良く聞いて」

「分った」

【作戦①】

「智君。あなたのペンダントは光の能力を持っているからその光でフレアの闇を浄化出来るはず。任せていい」

「いいぜ」

「頼んだわよ」

「おう」

【作戦②】

「雄介君は火のペンダントだっけ。氷を水でとかせるはず。頼んだわよ。拓也君は二人の守りにはいってくれる。弘幸君は私と一緒にやるわよ」

「オウケイ」

「皆いい」

「ああ」

「那野葉と弘幸はあいつを倒すだろ」

「そうだよ」

「分った」

「皆合い言葉言おう」

「そうだな」

「じゃあ集まった」

私達は集まって手を重ねた。

「じゃあ行くよ」

「うん」

「皆で平和をつかもう。フレンドジェリー」

私達は近いの言葉を言ったその時、精霊一族が現れた。

「あれは。精霊一族」

「おい。降りてきたぞ」

「ああいつが天空乃女王の娘ステイア」

「なんだって」

フレアは私達の前に舞い降りた。

「仲良しごっこは終わりかしら」

「仲良しごっこなんてしてないわ。私達はあなたたちからこの岡山を守って見せる」

「この地は我らの物にするためにあるのよ。貴様らごときには用はないわ。あなたは

我らの器になりこの地を支配するのよ。無駄なあがきよ。ステイア頼みます」

「はい。死んで貰います。がき共。ワラーダーク」闇が私達を襲い始めた。

「バリアステイール」

「助かった拓也」

「礼ならこいつを倒してからだ」

「うん」

「さあ始めようか。天空族」

「防いだところで意味がないわ。あなた達はここで死ぬのだから。死んで貰います。それか天に散って貰いますわ。花吹雪発動」

「くる」

「気をつけろ」

「おう」

「ダークレイフラワー」

ステイアは闇の花吹雪を解き放った。闇の花吹雪が僕たちを襲いかかった。

「任せてくれ。ライトリングブレス」光が闇の花吹雪に衝突した。

「よしこれならいける」

「よそ見をしていたら死ぬわよ。闇に落ちなさい。氷の氷柱発動。黒き氷よ。彼らを凍らせろ。ダークスノウブルーフトアー」

闇の氷が僕らに攻撃してきた。

「ここで死ぬ訳にはいかないぜ。ファイアリーファイアーライト」雄介の光の火は氷の攻撃を水に変え消しいとんだ。

「ありがとう。雄介」

「おう」

「ちっ貴様よくも」

「あいにく俺たち死ぬ訳にはいかないんだよ。俺たちはお前らを倒し、この岡山を救わないといけないから」

「そうはさせないわ。フレアやって しまいな」

「はい。花吹雪強化発動。フラワーダークブラック」花吹雪が強化し智に遅いかかった。

「まだまだ。行けー。ライトペガサス」

智はさらなる光を放った…

しかし、強化された闇の花の力が強く智の力が押されていった。

「くそこのままじゃ俺が死ぬ、どうすれば」

「任せてくれ。ワークワープ」

拓也はワーブ術を唱え、智を安全な場所に連れていった。

しかし、フレアの攻撃は襲いかかって来た。

「させるか。バリーペガサスライト」

拓也は智を花の攻撃から守る為智に結界を張った。その瞬間、敵の攻撃を防ぐことができた。

「ちっあと少しで始末できたのに…」

「助かったぜ」

「ああ。けどやっかいだな…」

「こりゃ僕たちで倒すのは難しいね」

「かもな…さてどうするか」

一方、雄介は、最後の戦闘に突入していた。

「精霊さん。そろそろ時間だ。けりをつけさせて貰うからな」

「死ぬのはあなたですわ。これでくたばりなさい。食らえレイレスティーフラワーダーク」

「効かないよ。食らえ、僕の新術ライトフォルテライト」強力な光が空から放たれた。

「あれは精霊の力吸収し、放っているの。させないわ。ライトなでしこダーク」

しかし、ティアラの術は、雄介の力により全て飲み込まれ、そして 、彼女自身も飲み込んだ。

「あーこの私の力が押されるなんて。馬鹿な。この痛みは必ず晴らしてやる。あー」

「ばいばい姉ちゃん」

彼女は光の灰となり消えて行った。

「さあて拓也達の元に行くか」僕は拓也達の元に行った…

僕が見た風景は、崩れた地面に立ってる二人の姿と笑いながら立っているフレアの姿だった。

「お前ら無事だったか」

「なんとかな。だだあいつは簡単に倒せないや。僕の力を全て跳ね返す。拓也が守ってくれなかったら俺死んでたんだ」

「そうなんだ。そうだ。僕いい案があるんだけどのってくれるかな」

「勿論」

「やった。じゃあ言うね。あいつは火と光の融合術がいるんだ。僕と智の力で攻撃する。弱ってきたら拓也の結界能力新切り裂きバリアライトを発動させれば奴を灰にすることが出来る」

「なるほどよしその作戦で行こうぜ」

「おう」

「僕に続け」

「おー」

僕たちはフレアに向かって走り始めた。

「くっちょこまかと来やがって。」

「死ね。ダークフラワー」

闇の花の火が攻撃してきた。

「任せろファイアリーライト」雄介は火を放った。

「今だ。智」

「うん。食らえ。スリーライトロイズ」智の太陽の光は雄介の力と融合した。

「行けー」

「このくそがき。強化ダークフラワーライトネス」

しかし、フレアの強化魔力は雄介達の力に押され、フレアごと飲み込み始めた。

「何て!渡しが押されるとは。あーこの天に誓い。あー」

「今だ拓也」

「うん。これで終わりだーバリーライトソードライト」

拓也は光のバリア剣で光に包まれたフレアを切った…

「あー女王…様。いいえ女王様。私は役目を果たしました」

フレアは巫女の名前を呼びながら星の結晶となり、空へと消えていった。

「終わったな」

「うん。」

「そろそろ待ち合わせ場所に行こう」

「うん」

一方、弘幸と那野葉はステイアと戦闘中であった。

「お前。何が目的だ」

「率直ね。私は世界征服のために動いてるの。この地は腐ってる。働かないと生きていけないという人がいる。けど皆天に生きる道を祈らない。だからリセットして新しい世界を作るの。そのためにあなたが必要な訳。そうは思わない?」

「それは間違ってるよ。リセットなんてしたらこの世界で暮らす人が不幸になる。私はそんな事許せない。だからあなたを止める」

「俺もだ。お前の考えは間違ってる。だから俺たちがただしてやる。お前を止めてな」

「ふふ。そう来ると思ってたわ。さあはじめましょう。天か光の戦争を…」



【第三次天光戦争】

私達は精霊達を倒し、天空戦争を食い止める事に成功した。だが天光の戦いは終わっていなかった。

ステイアは天の光を使用し、町を滅ぼそうとしていた。

彼女を止めない限り、天光戦争は終わらない…

私と弘幸はステイアに今たち向かっている。平和の為に…

「我らは天空之娘ステイア。いにしえに従いこの地を滅ぼしに来た」

「それは違う。天はこの国を殺めてはいけない。神様がいるから。見守ってるから生きれるのよ」

「黙りなさい。聖杯ルーズ」

「聖杯の光を放った。フラワードリーム」

那野葉が放った花の矢はステイア之体に花の光を放った。

しかし、ステイアは花の力で光を浄化した。

「効かないわ。ストアレインズライト」 それは雨の光だった。

「雨の光で浄化するなんて」

「なんて強さだ」

「我らの邪魔をするな。クリズライト」那野葉に邪悪な光が迫って来た。

「させない。ライト」

弘幸は光の結界で那野葉をステイアの攻撃から守る事が出来た。

「ありがとう」

「ああ。けど強い。何かいい方法がないかな」

「いい考えがあるわ」

「どんな方法」

【作戦】

「おそらく彼女は属性魔法を最後に出すはず。契約術で止めるわ。 フラワーブルースノーライトを。これをすれば彼女の属性魔法が解けるはず」

「わかった」

「だから弘幸君には私の盾となって守って欲しいの。その刀で。その小刀には弘幸君 のペンダントの力が宿ってるから」

「了解。任せろ」

「うん」

「行くぜ。はーブルーソード」

弘幸は青き力を放ったペンダントの力を借り、敵に立ち向かった。

「そんな小刀が私に効く物か。雷神ソード」光の剣と青き剣がぶつかった。

「なかなかやるわね」

一方、那野葉は術を唱えていた。

【契約術】

「神よ。我らに力を与えたまえ。私は那野葉、いにしえの元に誓い。この聖なる光よ。この地を支配する邪悪な天光を天へ解き放て。アイリスライト」ついに契約術が解き放たれた。

「なに? 」

「ついにやりやがった」

「弘幸君離れて」

「おう」

弘幸は敵から離れた。

「今だ。那野葉」

「これで終わりよ。行けーライトアイリスブルー」青き光の花が放たれ、ステイアに攻撃してきた。

「こんな攻撃効くわけがない」

「天空光フラワー」

ステイアは天空光の術で那野葉の攻撃を無効化しようした。しかし、那野葉の力は圧倒的に強く、ステイアの力は押され、彼女ごと飲み込んでいった。

「ばかな。私の力を跳ね返すとはさすが力を持つ少女ね。今回は私の負けね。でも次はあなたを花の支配下にし、世界制服に利用してやるわ。またお会いしましょう。

。おほほ」

「待て」

ステイアは光と共に天へ消えて行った。

「終わったの」

「一応な」

「これでまた平和が来たんだ」

「少しだけだ」

「また救おう。今回みたいに」

「うん」

「おい。弘幸」

「お前ら無事だったか」

「なんとかな。ちょっと危なかったけど」

「よかった」

「チームワークだな」

「ああ」

「いた」

「どうした?」

「ちょっと胸に痛みが… 平気だよ」

「一応見せてくれ」

「うん」

弘幸は私の胸に手を当てた。その瞬間、僕は気付いた。那野葉に呪いがかけられてる事に。

「これは暗黒の花の呪い…」

「なんだって」

「隠すつもりなかったよ。これはね生まれたときに掛けられた呪い。けど解く方法がある。あいつらを倒すこと。そうすれば呪い消えるんだ」

「そうか。じゃあ倒そう。大きくなったら。皆で」

「うん」

僕たちは誓った。この地を平和に…


春、私達は卒業した。

私は弘幸君に呼び出された。桜の木の下に。

「弘幸君…卒業おめでとう」

「ああ。おめでとう。クラス違ったけど共に巫女と戦えてうれしかったぜ」

「私も。また作ろう。平和を皆で」

「うん」

「それで話ってなに?」

「俺が守りたい理由知ってるか」

「知らないよ。何?」

「那野葉が好きだから」

「ありがとう。返事なんだけど卒業式の日まで待ってくれる」

「勿論」

「じゃあ約束」

「了解」

「それよりなんの約束だよ」

「おまえらには言えない約束だ」私と弘幸は近いの指切りをした。そして、私達は新しい戦いを迎えようとしていた。



【第七章】 天空之悪魔


人は心の中に見えない力を持っている。

だがその苦痛ももっている。けど乗り越える人もいる。これは呪いを掛けられた少女が平和を求め巫女と戦う物語である。


【天空之悪魔】

春、あの戦いを終え、私達は卒業した。

そして、中学に入学した..まるでこの前の戦いが嘘のような感じがする。そんな感じがした。

「おはよう。早樹」

「おはよう。クラス一緒で良かったよ」

「うん。でも戦争とか起こらないよね」

「ついこの前も戦争だったよね。私、那野葉の活躍見たから良く分かるよ。でもまだ終わってないよね」

「そうだね」

「ねえあれから弘幸とはどうなったの」

「会ってないよ。けど心はつながってる。この浄化のペンダントでこれには彼の能力が込められてる。だから私の事を遠くから見守ってくれてる」

「じゃあ安心だね。行こう」

「うん」

「…良かった、なんともなくて」

「弘幸。何見てるんだ」

「見てるというかボディーガードだよ。那野葉の」

「ああ」 ヒュー

風が吹いた。

「この風の気配。もしかしてやつか」

「ああ」

闇の妖気が漂ってきた。

「ねえ。この気配はあの時の気配」

「早紀ちゃん。感じるの」

「うん」

「この花の香りと正気まさか。女王」

「女王の気配じゃない」

「雄介君」

「精霊の気配だ」

「精霊」

「ああ。二人ともペンダントは持ってるか」

「私は持ってないわ」

「じゃあこの剣を仕え。指示は俺がだす」

「わかった」

「私は持ってるわ」

「よし。戦闘準備だ」

「うん」

雄介達は戦闘準備を開始した。

一方、弘幸達は正気の特定を開始した。

「ハランド。特定が出来た。おそらく天空乃娘の気配だ。微かだが敵の気配がする」

「おそらく那野葉が一人になった時を狙うはずだ」

「そりゃ。まずいな。行くぜ弘幸」

「おう」

僕たちは那野葉の元に向かった。

一方、那野葉達は敵に備えていた。

「那野葉一つ聞いてもいい」

「何」

「弘幸のどんなところが好き」

「全部。でもそれは友達として。でも本当は友達以上好きよ。 でもそれを口に出したら駄目なの」

「どうして…」

「私はこの地を救う為に生まれたの。だからこの地を救う為にここにいる。けどもし許されるなら守ってくれる人がいい」

「那野葉…」

「ずいぶん堅い意志ね」女の声がした…

霧が出て、廊下に闇の妖気が漂った…

「息が…」

生徒達は倒れていった。

「那野葉。皆が」

「わかってる。早樹戦える」

「うん。雪の力なら持ってる。けど問題ないよ」

「じゃあやろう」

「わかった」

「おめえら。弘幸達がくるまで俺がサポートするから。俺の指示に従い。奴を倒す。奴は女王ではないから気をつけろ」

「うん」

「私はダークディフーンアナよ。闇の魔術師。鈴様の守護者。貴様らを始末するよう頼まれたの」

「アナか」

「聞いたことある。母さんが昔に言ってたんだ。天空を守る女王の守護者で強い巫女がいると」

「だとしても私達は彼女たちからここを守る。それが私達の役目でしょ」

「ああ。そうだな」

「アナと言ったわね。私達はあなたたちからここを守る。だからあなたに好き勝手させない」

「だったら私を殺してみなさい」

僕らは那野葉達のもとにたどり着いた。

そこで見たのは那野葉と早樹そして雄介が戦っている姿だった。

「さあこれで死になさい」

「危ない。那野葉」

…その時、突然闇が那野葉に飛んできた。

「ダーリートダーク」

「させない。ライト」光は跳ね返された。

「しまった」

「任せろ」

「俺ががなんとか。する」雄介は呪文を唱えた。

「聖なる魔法発動。クリスタル。」クリスタルペンダントが現れた。

「行くよお。セイランスライト」

再び跳ね返された…

「そんな。俺の力が跳ね返された」

「終わりだ」

「終わりじゃない。ライトウレイテイーズ」

強烈の白龍の力が放たれ、アナの闇を跳ね返した。

「馬鹿な。私の術を。あの術はもしかして」

「よう那野葉。久しぶり」

「弘幸君。どうして…」

「嫌な気配がしたから来たんだ」

「俺たちも」

「昌樹君、拓也君、智君。ありがとう」追い詰められたアナは思った。

「…く。私の術が跳ね返されただど。一体どういうことだ」弘幸は訪ねた。

「アナだっけ。俺は弘幸。貴様らがやることは前の時から知ってるぜ。けど見逃す訳には行かん。ここで叩いてやる」アナは笑いながら言った。

「ふふふあがくのも今のうちよ」

「…」

視線が強まった。

「…那野葉、早樹。俺の指示で動け。三人で倒せば奴を灰にできるはずだ」

「わかった」

「行くぜ。お前らもだ」

「おう」

私達は武器を持った。そして弘幸とともに敵に向かって行った。弘幸は呪文を唱えた。

「食らえ。これがペンダントの力だ。ライトオーバ」

「聞かないわ。そんな力。放てダークスロアー」

弘幸の放った光はアナの闇に飲み込まれていった。

弘幸は追い詰められた。

「くそ。 ここまでか」

アナはレベル2の闇を弘幸に向かって解き放った。

「死ねダークフェール」

僕は目を閉じた。目を開けると那野葉が僕の前に立っていた。

「那野葉…」

「させない。ライトベール 」

那野葉は敵の攻撃を光で吸い取った。

「助かったよ。ありがとう」

「うん。けど礼を言うのは早いわ。あいつを倒してから」

「そうだな」

アナは怒りにました。滅びの力をとき放った。

まさか自分の力が吸い取られるとは思ってもいなかったからだ。「貴様ら欲も。滅びよダークフェナーレ」

闇が那野葉に向かって遅いかかってきた。

「そんなの聞かないわ。私の力で浄化しなさい。ブルーライ」 しかし、青き光は跳ね返された。

「そんな。私の術が闇に吸い取られるなんて」アナは叫び笑い始めた。

「おほほほ。これはなんでも光を吸い取る力。貴様の光も。この世に神なんていないのよ。貴様は罪。ここで死ね」私は目を閉じた。

「危ない」

弘幸は私の手をつかんだ。私は目を開けると私は彼に抱き抱えられていた。

「弘幸君…ありがとう」

「ああ。怪我はないか」

「平気よ」

「よし術を唱える。今は使い方が分かる」

「わかった。信じるわ。やって」

「了解」

アナは交されたことに怒りをぶつけ反撃を始めた。

「ちっちょこまかと。ふざけるな。食らえ。ダークファインド」闇が私と弘幸に襲いかかってきた。

「行くぞ。那野葉」

「うん」

弘幸は術を唱えた。

「いにしえの光よ。我が剣にいにしえの光をあたえかの物後からを退けたまえ。ダリーワープ」弘幸の力は闇を浄化し吸い込んだ。

「やったのか」

「なんとか弘幸君のお陰で敵からの攻撃を受けずにすんだ。ありがとう」

「うん。けど強い…」

空中に立っていたアナは私達の前に降りてきた。

アナは笑いながら言った。

「ふふふ。よく我の力を跳ね返すとは。少しは褒めてやろう。だが無駄なあがきね。我はこの地の主になる守護者。

貴様らには勝ち目ないはずよ」

「あるさ。そして無駄じゃない」声がした。

「何」

アナは空を見上げた次の瞬間、天空之光が放たれた。

「天空ライト」

アナは倒れ混んだ。

「あーいたいわね」

拓也は笑ってアナの前に立った。

「これは天空之力を利用した光だ。どうだ。利用をされた気分は」

「くっ貴様は」

彼は名乗った。

「俺は古馬梁拓也だ。あいつらの友達だ」

「拓也君」

アナは拓也に言った。そして再び遅いかかってきた。

「私は誰であろうと。許す訳にはいかないわ。女王さまの守護者として。これで終わりよ。フォーティダーク」拓也は剣で闇を受け止めた。そして、天の力を解き放った。

「やらせないぜ。この戦場で貴様は終わりだ。食らえ天空ファイアリー」アナの放った力は拓也の天空乃力により跳ね返された。

「よく私の術を防いだな。貴様は。けど褒めてやろう。我らと似た力を持つことに。歓迎するわ」拓也は笑って言った。

「それはどうも。俺も貴様と同じ天空の水の力が出る。昔は火とかなどしか出なかったがけど今は貴様と戦える力は出る。だが俺一人で貴様らと戦うつもりない。俺には仲間がいる。ここにいる智、那野葉、弘幸、雄介、昌樹、早樹だ。仲間がいないと平和が築けない。それは貴様も同じはずだ。貴様らも平和を求めてるはずだ。制服かもしれないが俺たちは貴様を殺すために戦ってはない。貴様らにも理由があるはずだ。貴様とは死なせずにしたい」アナは黙っていた。沈黙が続いた。

「…」

拓也は訪ねた。

「一つ聞く。貴様らは何がしたい」アナは答えた。

「私はあなたがたの策略にはのるわけえがない。けど目的は教えてあげる」

「目的。まさか世界制服」

「違う。我ら天空族の目的はそのペンダントよ。そのペンダントはスワンが生み出した神のペンダント。我々はそれを使い征服するのが目的」

「だとしても。それは日本を滅ぼす事になる。信じる物が消えてもいいのか」

「構わないわ。あなたたちは我々に従えばいい」

「そんな事させない」

「往生気が悪いわね。では死んで頂きましょう」

体内で光の術を発動した。アナの体が光り、アナに白い天使のように羽が生えた。。

「もうやめろ」

「もう遅いわ。あなたたちが私を怒らせた。さあはじめましょう」

「…」

「あれがやつの本当の姿なのか」

「だとしても奴をどうにかしないとお」

「ああ」

「行こう皆」

「…」

…果たして那野葉達はアナを倒すことが出来るのか。


【第八章】 ペンダントの秘密


私達の戦いはまで続いていたのである。

彼女はまだ立っている。まるであの巫女のように。

「食らえこれで終わりだ」

「まだだファイアリーソード」拓也は火を跳ね返した。

「ちっならこれはどう支配の術。ダークリゾー」

「させないクリオスノー」

智が放った力は跳ね返され那野葉に迫ってきた。

「しまった那野葉よけろ」那野葉は術を唱えた。

「いにしえの光りよ。我を守りたまえ。ライトスワン」しかし、那野葉が張った結界は無効化された。

「そんな」

「大丈夫だ。那野葉に手は出させない。食らえライトオーバ光」光の結晶の力で敵の術を跳ね返した。

「ありがとう。弘幸君…」

「おう。けどこれじゃやられる。どうすればいい」

「一つ考えがあるの」

「なんだ」

【作戦】

「まず奴は悪属性よ。悪魔の魔術が使えるの。跳ね返すには彼女ごと滅ぼすこと。その方法は私のこの花のペンダントの力が効く。この力の契約術で倒せば彼女は死ぬはず。力事破壊できる。私は花巫女に近い力を持ってるから」

「なるほど」

「皆に伝えて。彼女に気づかれないように」

「わかった」

僕は目を閉じ、薔薇の花びらと光が混じった術を発動させた」

「薔薇よ。いにしえの光りを皆に届けたまえ、ローズスアー」

その瞬間、光は皆の心に入り混んだ。まるで透明な光に変化したように… そして、二人の心につながった。

「お前ら無事か」

「その声は弘幸。どこから」

「俺の光の波長術を使いお前らに話しかけてる」

「そうなんだ」

拓也達は弘幸に尋ねた。

「もしかしてやつのことか」

「ああ。見つかったんだ。奴を倒す方法がいっぺんしか言わないから良く聞いてくれ」

「ああ」

弘幸は拓也達に作戦を伝えた。

【作戦】

今から那野葉が契約術で奴を殺す。お前らには時間稼ぎを頼みたい。俺は那野葉のサポートをする」

「わかった。任せておけ」

「ありがとう」

透し術が消えた。

那野葉は弘幸に尋ねた。

「那野葉二人と取れた」

「うん」

「作戦通り行くぞ」

「了解。行くよ弘幸君」弘幸は頷いた。

「契約術発動」

弘幸と那野葉は契約術を唱えた。

「光りよ。我に天の力を与えたまえ。ファイラー」そして、その光りはアナに襲いかかってきた。

「何をしても無駄よう。ダークスレア」闇が空から放たれた。

その闇は那野葉達が放った力を跳ね返した。

「させねえ。ファイアーグロス」

雄介が放った光はアナの力を吹き飛ばした。

「今だ拓也」

「スイー精霊。ファアリーライト」

拓也の放った光りはアナの光りの中に入った。

火と光と闇がぶつかった。

「弘幸頼む」

「おう」

「ライトオブスプリングローズソード」弘幸は光りの剣を握り走った。

そして、闇と光、火の能力が癒合した力に剣を突き刺した。その瞬間力が放たれた。

「無駄だと言ったでしょ。これで私の勝ちよ。何」闇が突然と消えた。

「今だ。那野葉」

「うん。かの物は邪悪から光に変わり新たな光となりこの場から来たまえ。グローリアライトスフェーライト」 天から光がおり、アナに落下した。

「あーまぶしい。この我の力が破れるとは ああ巫女よ。我の代わりとなれ成敗させよう。あー」アナは光の粉となり空へと消えて行った。

「終わったのか」

「ああ。そうみたいだな。「意外と強かった」

「意外じゃない。前とは違う事だ」

「私もそう思う。ほらあいつらにはこのペンダントが必要みたい。このペンダントは神が作った物だから」

「確かにそうだ。けどあいつらはそれを正副使用としている。そうなれば戦争になる。だがそれはさけないといけない」

那野葉は提案をだした。

「いい方法がある。仲間作りすえばいい」

「確かにそれがいい。じゃあ兵は拓也に任せる」

「おお。生徒でいいか」

「いいぜ。先生に許可貰えよ。許可がでたら全員を集めてくれ」

「任せろ」

「うん」

私達は天空乃悪魔との決戦に成功した。

この戦いで知ったのはペンダントの秘密を彼らが知っていたこと。彼らの信じたスワンが生み出した神の力だという事を。

私達は気づいた。そのペンダントがこの世にあってはいけないことに。

私達はペンダントの破壊を決意を固めた。

「でどうする」

雄介は弘幸に尋ねた。

「じゃあ私と弘幸君はペンダントの破壊方法と奴らからこの世界を救う方法をねるわ。また後でここに集合ね」

「了解」

私たちは彼らを倒すための準備に取りかかった。

一方、拓也達は職員室に行った。

「先生。頼みがあります」

「なんですか。古林君」

「生徒を体育館に集めて欲しいんです」

「あなたも生徒でしょ」

「はい」

先生は訪ねた。

「生徒が生徒を集めて何を話す気ですか」

「この岡山の事です」

「ここにも影響するといいたいんですか」

「はい。今この日本は花により崩壊されつつあります。なので生徒達の協力が必要なんです」先生は笑って言った。

「仲間の絆。いい案です。緊急事態なので集めます」

ただし伝えるのは先生か校長になります。あなたは生徒として参加しなさい」

「はい。ありがとうございます」

「では一時に集まるようにします」

「分りました。失礼いたしました」先生は祈った。

「…どうか生徒達に平和が訪れますように」一方、智は武器を集める準備をしていた。

火と水、光、土、氷、雨、花、闇全ての剣と集まった。

「これなら奴を倒せるはず」

「おい智。もう集めたのかよ」

「ああ。これを先生方と運ぶんだよ。学校専用の倉庫があるから。そこにしまうんだ」

「じゃあ終わったら体育館に集まってくれこれから全体朝礼がある」

「わかった」

一方、私たちは、ペンダントの策略を考えていた。

「俺さ。今閃いた。ペンダントを壊す方法」

「どんな方法」

【破壊方法】

「花で出来てるから。水が聞く。水と雨の力で花の威力を抑え光で破壊する。おそらく俺らのペンダントもそうだろう。奴らを戦ってる最中にやる。すきはそこで着く」

「わかった。じゃあそれで行こう」

「…そしてもう一つが奴を倒す方法だ」

「奴を倒すには氷と土と、火、花の力が効く。サテイアと鈴、デイラント、ステイアもいる。契約術第二で倒せるはずだ。すきもできる。彼らに聞くのはそれしかない」

「そうね。じゃあその作戦で行こう」

「了解」

拓也が私達を呼びに来た。

「弘幸、那野葉。体躯館にきてくれ」

「朝礼だ」

「わかった。成功したんだ。那野葉」

「うん」

私たちは体躯館に集合した。そこには沢山の生徒が集合していた。

「皆さんそろいましたね。今日は皆に伝えることがあります。

先生は演説を始めた。

「ここは君たちが三年になったとき滅びます」生徒達は騒ぎ始めた。

「滅びるだって。じゃあ私たちはどうなるの」

「落ち着いてください。そうならない為にも君たちで戦うのです。敵と戦うのです。

あなたたちにはまだ未来が待っています」

高校という未来が。それにたどり着くには戦うしかありません。未来の為にこの学校を守りましょう」

「はい」

生徒達は喜びで満ちあふれた。

「これでやっと倒せるね」

「うん」

那野葉は尋ねた。

「ねえ弘幸君。約束覚えてる」

「当たり前じゃん」

私は彼に告げた。

「卒業式が終わったら伝えたいことがあるの。いいよね」

「ああ」

月日が流れ、私たちは三年生になった。生徒達は特殊剣を智から受け取り訓練をし、巫女との決戦を備えた。

そして、決戦の日を迎えた。

夏、再び僕たちは体育館に集まった。一年生、二年生、三年生ごとに別れて。

智はステージに上がり決戦前の挨拶を開始した。

「皆、聞いて。夏に決戦があります。土と氷、花と火の剣を持つ者は俺と共に訓練を。そして、水と光、雨の剣を持つ者は那野葉と弘幸につきペンダントの壊す訓練をします。いいか、これは平和のための訓練でもあり授業でもある。

しっかりやれ。以上」

「はい」

生徒達は二班に分かれ訓練した。今までの訓練を維持し訓練した。訓練を終えた俺たちは再び体育館に集まった。

「いよいよ決戦だ。作戦通り行く心せよ」

「はい」

「作戦開始」

一方、天空家は地上に降りようとしていた。

「さあ始めましょ。滅びの決戦を。行くわよ。デイラント、ステイア」

「はい。参りましょう」

闇が飛んできた。そして、天空家は闇と共に私達の前に現れた。

僕らは天空之花巫女との最後の決戦を迎えていた。

「久しぶり。約束通り那野葉を渡して貰えないかしら」

「お断りだ。それに貴様らに渡すような人間じゃない」

「鈴様。どうやら簡単には渡せないようです」

「ステイア前へ来なさい。サテイアも」

「はい。鈴様」

サティア達は女王の前に来た。

一方、智は皆を集めた。

「お前ら良く聞いてくれ。これから俺たちはあの花巫女一族と戦う。これが卒業の前の最後の授業になる。先生が言ってた。これは那野葉の呪いを解くため、そして、この岡山を救う事になる。その覚悟で戦ってくれ」

「はい」

「ここからは作戦を練る。俺は智。皆これから言うことを良く聞いて戦ってくれ。今ここにいる生徒は火と氷、土、花

だ。今から副リーダを決める。仲村遼蓼太。君に任せていいか。野球部だし」

「いいぜ」

「ありがとう。じゃあ俺と共に続き術を唱え、奴らを破壊するぞ」

「はい」

「行くぜ」

仲村君と智は生徒達を率いて女王の元に向かった。

一方、鈴達は生徒達を破壊する方法を練った。

「いい案があるわ。ステイア、サテイア那野葉の捕獲しなさい」

「承知」

サテイアは那野葉の元に向かった。

「貴様らを支配する準備はできたわ。さあこれで終わりよ。クローズダーク」呪が飛んできた。

拓也は剣を握り突っ込んだ。

「そうさせるかよ。くらえ。ライトソード」

バン

拓也は光りの剣でサティアの呪の力を跳ね返した。

「くっまだよ。兵共続け」

天空乃兵が私達にせめて来た。

「生徒共。先生に続き。あの兵士共を倒せ」

「はい。行くぜ」

「わー」

兵と生徒がぶつかった…凄まじい戦いが続いた…

「連繫プレイで行くぜ。仲村」

「おう。させるか。行くぜ」

「はい」

蓼太は皆と共に地面に剣をついた。そして術を唱えた。


【術式】

「いにしえの氷の神よ。我らの問いに答え。そのいにしえ力を解き放ち邪悪な物を破壊したまえ。氷の氷柱。スノーホワイトライト」

剣が青く光ったその瞬間、氷が剣から解き放たれた。

氷は闇を跳ね返した。

「なかなかやるわね。けど無駄よ。ステイアやってしまいなさい」

「了解しました」

ステイアは属性術を発動させた。

「属性術発動。ダークライトセレー」闇の光が放たれた。

「させるかよ。土屯竜岩石」

智は岩術で敵の攻撃をふせぐことに成功した。

「今だ。拓也」

「おう。行くぜ。ライトオブソード」

拓也は光の剣で隙をつきステイアに刺した。

「あ…お母様」

剣を突き刺されたステイアは手を空にあげ、母を何度も呼びながら少しずつ光の粉となり消えて行った… 娘が光りの粉になる瞬間を見た母は剣を抜き兵とと共に攻撃を仕掛けた。

「私の娘を。お前ら攻撃しろ」

「我らに続け。死ねえ人間共。わー」

「死ぬのはー貴様ら天空家だ」

天空家の闇の力を持つ兵と生徒が戦い続いた。

凄まじい戦いが続いた…

一方、那野葉達はペンダントを探していた。

「連君。ペンダントの気配関知できる」

「ああこの光の剣なら」

「頼んだわ」

「おお」

連君は。光の関知術を唱えた。

【関知術】

「光よ。汝の命に問いに答え。いにしえのみなもとの場所を 教えたまえ。ガーストライト」光が町を照らし。光の糸を発動させた。

那野葉は光の糸が指す方向を見た。

「皆あの光の差す方向に行こう。ダークフラワーペンダントの気配を感じるわ。駅の方から」

「じゃあ行くしかないな。皆那野葉につづけ」

「おー」


「早樹ちゃん私のサポートを弘幸君と共に頼んだわ」

「うん」

「じゃあ行こう皆」

「…」

私たちはペンダントの近くまでたどり着いた。

「もうすぐよ」

サティアは攻撃をしてきた。

「行かせないわ。サンダーダーク」 闇の雷が放たれた。

「よけろ」

僕たちは敵の攻撃を交わすことが出来た。

しかし、死の闇は再び現れ那野葉に襲いかかった。

「危ない。那野葉!」

「させない。ライトペガサス。お願い那野葉を守って」早樹が祈った次の瞬間、光のペガサスが現れた。

ペガサスは那野葉を包み込み、サティアの攻撃を無効化させた。

「ありがとう」

「いいよ。だって友達だもん」

「早樹ちゃん」

弘幸は私の傍に駆け寄った。

「大丈夫か那野葉」

「うん。さっきのはサティア後からだけど融合してた」

「ああ。まさかあいつなのか。あいつが復活したのか」声がした…

「そうよ。私復活ではなくリベンジしにきたの」

「あれ」

「お前はフレア」

空を見上げるとフレアがいた。フレアは私達の前に降りてきた。

「久しぶり。あの時はやれたが。今日は私の配下になって鈴さまの手伝いをして貰うわ」

「ならないわ」

フレアは言った。

「なら仕方ないわね。さあ終わりにしましょう。死ぬのはあなたたちよ」

「死なないわ」

「いい度胸ね」

彼女の周りが花びらが吹いていた。

「行くぞ。死ぬのはお前らだ」

「皆一緒に術を唱えあいつらを破壊しよう」

「了解」

「弘幸君、早樹ちゃんサポートをお願い」

「分かった」

「なにを企んでる。まさか」

「行くよ」

弘幸達は頷いた。

フレアは花の力を発動させた。

「無駄よ。レイトレスティーフラワー」花の光が飛んできた。

「させない。ペガサス皆を光で包んで敵の攻撃を無効化して。ライトフルテ」 ペガサスの光りは仲間と私を包み込んだ。フレアの攻撃を防ぎ無効化した。

「今よ。 皆。行くよ。皆私に合わせて。術を唱えて」

「了解」

那野葉は仲間と共に術を唱えた。

【術式】

「いにしえの神よ。我が問いに答えよ。我らはこの地を守る生徒中央の学生である。汝の命に答え。邪悪な物を破壊したまえ。セイティアライトレインウオーティライト」

雨、水、光りが解き放たれた。その力はフレアの能力と ぶつかった。

フレアの攻撃は破壊された。

「くそ」

「私にお任せください」

サティアは雷の術第二術を発動させた。

「無駄よ。サンダーダークファイアー」火が混じった雷が能力が飛んできた。

「まだよ 。弘幸君」

「おう食らえ。ライトブルーエンゼルソード」光の剣でサテイアの能力を切り裂いた。

「なに。この私の力が破れるとわ」

「まだだ。はー」

そして、サテイアまで切り裂いた。

「そんな…馬鹿な。私が敗れるとわ。あー」

サテイア光のダイヤとなり空へと消えて行った…

「サテイア」

果たしてこの戦いの結末は。天空家と結末は。


【第十章】 幸福地

私たちは水と光の力でサテイアを倒すことに成功した。だがフレアの怒りは消えなかった。

そして、仲間の死の悲しみも…

「なんとか倒せたわね」

「ああ。けどまだと終わってない。あいつを倒さない限り」フレアは怒りにましていた。

「お前ら欲も我らの仲間をゆるさん。ここで貴様らを支配し我らの 国にしてやる。食らえフラワーダークファイアー」

花の火が飛んできた。

「させないわ。皆行くよ」

「…」

那野葉達は第二魔法を唱えた。

【術式第に魔法】

「いにしえの水の神よ。我らの問に答え、いにしえの水を解き放ち邪悪な火を払いたまえ。ウオーティライト」

光の水が解き放たれた…

光の水は敵の火を全て溶かした。

「私の火が…貴様らよくも。死になさい。レイントダーク」

闇の雨術が那野葉に攻撃してきた。さらにフレアは第三の力を発動させた。

「まだだ。死ね。ライトソード」

「弘幸君」

「ああ。食らえライトオブライトソード」敵の闇は切り裂かれた。

「あーこんなことが。サテイアごめんね。鈴様の計画を 成功させることができなかった」フレアは天へ告げるように消えていった。

「終わったのね」

「本当。やった」

「やった」

「騒ぐのはまだ早いよ。この先にある。ペンダントはこの町に力を宿してる今は町を支配している。それを破壊しないと」

「そうだな」

弘幸は訪ねた。

「おい。連気配関知は」

「もうしてるぜ。ものすごい邪悪な闇と花の気配がする。二つの属性を持つペンダントの気配だ。大きい魔力だ」

「急ごう」

「…うん」

私たちはペンダントのある方へ向かった。

一方、鈴戦闘生徒達は拓也達と共に天空之城の女王と戦っていった。

「ステイアはよくやったわ。けどまだよ。最後に母が役目を果たしましょう。これで終わりよ。フラワーリンドウライト」

リンドウの花ふぶきが飛んできた。

「吹き飛ぶ術でふせぐぞ。皆で止めるぞ」

「おう」

拓也は仲間と共に術を唱えた。

【術式一】

「マリアよいにしえの光を我らに与えたまえ。そして我らの命に答え邪悪な花を打ち砕け。ライトファイアアロー」光の火は花を消しとんだ。

「まだよ。デイラン。行け」

「お任せください。食らえライトフラー桜」桜の花ふぶきが拓也達を襲った。

「くっこれで終わりだ」

「智今だ二人まとめて破壊しろ」

「分かった」

智はデイラントと鈴に向い光の火の剣を握り走り始めた。

「なに」

「終わりは貴様らだ。ダリーァンフラワー菜の花ブレットソード」二人を切ることが出来た。

「ああーこの我らが敗れるとは」

「妻よ。共に消えよう」

「はい。あなた参りましょう」

「ああ」

二人はほほえみながら光の鳥になり空へと消えていった。

「終わったんだ」

「そうだね」

「蓼太。他に敵の姿を感知する」

「今は感知してるが敵の気配がない。けど那野葉達の気配は感じるぜ。。どうやら向こうも片づいてペンダントにたどり着いたようだ」

「ねえ見ろよ。町が復活してる。那野葉がやってくれたんだ」

「これで平和な生活ができる」

「どうやらそうみたいだな」

「そうだね。とりあえず体育館に行こう。そこで那野葉軍と合流しよう」

「了解」

僕らは体育館に行った…

一方、私たちは巨大なペンダントのある駅の噴水前にたどり着いた。

「向こうも終わってるね。那野葉。これで町も復活したし」

「一部だけよ。後は壊せば復活する」

「そうだね」

那野葉は言った。「皆聞いて。これが最後の使命よ。私たちの。私に力を貸して。今からこれの破壊術を唱えたいから。その剣の。連君も、弘幸くんも」

「勿論よ」

那野葉俺はペンダント回収した。

「ありがとう」

那野葉は皆から力を借りた。

「じゃあ始めるわ。皆も一緒に唱えて」

「うん」

那野葉は仲間と共に破壊術を唱えた。

【破壊魔法】

「破滅の神よ。いにしえの元に従い我らの命に答え邪悪な物を破壊したまえ。ライトフラワーレインなでしこ」バン

その瞬間、ペンダントが割れた。町も復活した。

「見て。天から町がよみがえった」

「万歳」

「本当だ。那野葉見て」

「本当だ。これで終わったんだ」

「ああ。見て。俺と那野葉がつけてる」

「ペンダントが消えてる」

「本当だ」

「私もよ。見て那野葉の体から邪悪な呪が出ていってる」

「これってまさか」

「呪いが解けたのよ」

ついに那野葉の呪いがよけた。那野葉は涙を流した。

「皆ありがとう」

「那野葉」

弘幸は那野葉に抱きついた。

「弘幸君…」

「よかった」

「ありがとう」

「うん。そろそろ行こう。皆待ってる」

「そうだね」

私達は拓也達がいる体育館に向かった。

果たして那野葉や他の人の未来は。弘幸との約束は。


【最終章】

人は力を持っている。見えない力を。だけどそれは実際に使う事はできない。なぜならその力を発揮できるのは 労働力等であるから。

けれどもし、そんな私達の前に魔法を持つ人が現れたら私達は戦わないといけない。これはそれを乗り越えた生徒の運命の糸の物語である。


【永遠の約束】

私達はサテイア達を破壊し、ペンダントの破壊も成功した。

そしてもう一つ私の呪いも解けたのである。

「那野葉。おめでとう。そしておかえり」那野葉は笑顔で挨拶した。「拓也君。ただいま。ありがとう」

「那野葉岡山守ってくれてありがとう。すげえなお前。おめでとう」

「ありがとう。皆の協力のお陰だよ。これからは私達で新しい未来を築こう」

「うん」

「那野葉。俺那野葉の役に立てて良かったと思ってる。町を復活してくれて」

「それは智君がサポートしてくれたからここまでいけたの。ありがとう」

「おう」

「那野葉」

「蓼太君」

「君がやってくれるって信じてた」

「私もありがとう」

「…うん」

私達は握手をした。

「弘幸那野葉を守ってくれてありがとう」

「別に。俺那野葉が好きだから。 俺の意志で守ってるだけだ」

「知ってる。そんな事も。俺も那野葉が好きだから」

「智…」

「ちなみに連も蓼太も那野葉が好きだ。雄介もね。けどそれを本人に言ったら那野葉は皆好きっていうよ。那野葉は選べない。それは弘幸も知ってるだろ。俺たち幼じみだし」

「ああ。けどあいつは俺が好きって前から言ってた。拓也だって知ってるだろう」

「ああ。那野葉は絶対に叶わない未来だと思ってる。だからあいつには距離をとって会う方がいい。あいつのためにも。智」

「わかった…」

二人は彼女に対する思いを抱いていた。

弘幸は智に頼んだ。

「一つお願いがある。俺に那野葉を譲ってくれないか。俺はいつか那野葉を迎えに行く」

「智。条件がある」

「なんだ」

「泣かせるな。それから仕事はやらせろ。守れ。それだけだ」

「了解。約束するよ」

「ああ」

俺と拓也は指切りをした。

「ねえ弘幸君、拓也君何話してたの」

「那野葉に関係ない」那野葉は訪ねた。

「なんで関係なの友達でしょ」

「友達でもこれは男同士の約束だ」

「ふーん。そろそろ行こう」

「おう」

私達は拓也達がいる体育館に行った。

「先生が来たよ」

「おう。行こう」

「うん」

「お前ら」

「拓也君」

「よく戻ってこれたね。俺は必ず来るって信じてた」

「一緒だな」

「うん」

「ありがとう」

「それよりステージ前に」

「ああ」

私達はステージ前に集まった。

「皆さん。こんにちは。あの平和が皆さんのお陰で復活しました」拍手が湧いた。

「町も復活し、那野葉さんの呪いが解け。皆さんのお陰で一年生、二年生の生徒は皆無事です。本当にありがとう。

一年生、二年生の生徒達。よく頑張って戦いました。今後も平和のために頑張って下さい」再び拍手が上がった。

「ありがとう。では那野葉さんあなたの目標を」

「はい。皆ありがとう。私の両親も喜んでいます。私も嬉しい。なので私はここで宣言します。私の両親は新たな天空城を築きこの岡山を守ります。なので私は姫になります。けど私は皆と同じように生活し働きたいと思っています。

これかもよろしく」私は宣言をした。

那野葉に対する盛大な拍手があげられた。

「ありがとう。皆さんも彼女の言葉を信じて卒業してもたくましい高校生活を送ってください。以上です」「長い長い集会、戦争も終わり。私達は卒業式を迎えた。


【卒業式の日】

「おめでとう。那野葉」

「ありがとう」

「あっ那野葉ちゃん。弘幸君が桜の木の下で待ってるて」

「ありがとう。早樹ちゃん。おめでとう」

「ありがとう」

友情の叫びが響き渡った。

私は桜の木のある方へ向かった。円柱校舎の横の白い建物の外に出ると桜の木の下に弘幸君が立っていた。

弘幸は那野葉に言った。

「話そうか。あの約束」

「うん…」

僕は切ない気持ちを心の中で思った。

「叶わない事は分かってる。けど話さなきゃ駄目なんだ。もう離れるから」幸は祝ってくれた。

「卒業おめでとう。那野葉も。この桜奇麗だな」

「うん」

弘幸は聞いた。

「那野葉に似てる。覚えてる幼稚園の時、桜の木の下で遊んだ事」那野葉は答えた。

「覚えてるよ。楽しかったね」

「ああ。小学校も楽しかった」

「私も」

弘幸は叫んだ。

「那野葉。俺は那野葉が好きだ」

「私も好き」

「那野葉…」

「弘幸君…」

彼は私を抱きしめてくれた。私は嬉しくて悲しくて涙が流れた。私の頬から。 私は彼の胸の中で泣き崩れた。

「一緒にいられないのがつらい」

「俺もだ。これからも好きでいてくれないか。例え一緒になれなくても」

「そんなの。当たり前じゃん」

「約束だよ」

「ああ」

「指切りは駄目だよね」

「駄目に決まってるだろう」

「じゃあなにする」

「一つ目印にキスしてもいい。それが俺の約束だ」

「いいよ」

「ありがとう」

弘幸君は私に長い約束のキスをしてくれた。

「さよなら」

「さよなら。ありがとう。那野葉」

その後、幼なじみとは弘幸君とは桜の下で再会し友として二人で楽しく過ごしたのである。

私は天空城の姫とし、立派な社会人となり拓也と再会し新たな魔法の城。天空之城を築いたのでした。

人はいつか魔法を持つ。

終わり










登場人物

那野葉 雄彦の娘 天空の巫女に呪いをかけられる。

雄彦 那野葉の父

綾野 那野葉の姉

弘幸 那野葉の幼馴染 不思議な力をもつ

フレア 

天空の巫女の使い魔

ステイア 天空の巫女の使い魔

サテイ―天空の巫女の使い魔

リズ 天空の巫女の使い魔

鈴 天空の巫女 この物語の主人公

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天空城の巫女は人びとを天界から平和に導いていた。だが人々との願いは彼女との願いとは違っていた。 地上に住む人間の願いは平和である。そして、幸せだ。 だが巫女はその真逆の願いを叶えようとしていた。彼女の願いはどんなことがあってもあきらめず立ち向かい生きること。病で苦しんでいるなら祈ること。それを願っていた。だが彼らはその願いを受け入れなかった。 登場人物、浩之、拓也、天空の巫女、鈴。那野葉、和彦
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