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第93話 夏祭りでの告白大作戦 ~気持ち~

哲也は理沙を追って走ったのはいいが理沙が見つからない。


「どこいったんだ?」


哲也はまた走り出す。


探しながら走っていると理沙の姿を見つける。


しかしそこには3人の不良たちがいた。


よく見るとさっき香織をナンパしてた奴等だった。


もちろんそんなことを理沙たちは知らない。


「いいじゃんよ~君も彼氏に振られて泣いてるんでしょ?」


「俺たちもさっき女の子の彼氏に殴られちゃってさ~淋しいのよ」


「だからいいじゃんよ」


1人の不良が理沙に触ろうとする。


その男はもちろん悟に殴られた男…


「やっ…」


理沙は身を縮める。


「うああああああ!!」


哲也は勇気を出して飛び出す。


そして理沙に触ろうとしたやつを殴る。


悟みたいに殴って相手が飛ぶほど威力はなかった。


「理沙ちゃんに触るな!!」


「この野郎!!」


今回は不良たちも反撃する。


哲也は殴られる。


一方的にずっと殴られる。


1対1でも勝てるかわからないのに3対1ではもっと無理だ。


理沙は怯えてなにもできなかった。


一方的に殴り殴るのに飽きた不良たちはその場から去っていった。


「だ…大丈夫!?」


理沙はあわてて哲也のもとに行く。


「け…怪我はない…?」


「うん…」


「はは…かっこわるいな…こんな姿…」


「そんなことない!!」


理沙は泣いていた。


「どうして…理沙ちゃんが泣くのさ…」


「心配したんだよ」


「ありがとう」


「ごめんね…私が勝手に走り出したから…」


理沙は謝る。


「別にいいんだよ…悲しいことがあったんだもん」


「ばれちゃったか」


「バレバレだよ」


「私ねやっぱり悟のこと諦めきれない…」


「…」


このセリフは哲也が聞きたくないセリフだった。


つまり理沙は悟と香織が付き合ってもまだ悟のことが好きだということだから。


だから哲也には理沙が振り向いてくれないということだから…


「でもね…」


「?」


「でも少しだけ気持ちが揺らいじゃった」


そう言って理沙は哲也の頬にキスをする。


「理沙ちゃん!?」


「ん?」


理沙はいまなにかあった?みたいな顔をしている。


「内緒だよっ」


理沙は笑っていた。


まるでなにかが吹っ切れたように…




その頃女2人は…


「しまった!!残金が!!」


「食べてばかりいるからだろ…」


「だってぇ…」


残金の都合でやっと食べるのを終了した。


「あれも食べたい!!」


終りょ…


「あれも!!」


再開しました。



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