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第89話 夏祭りでの告白大作戦 ~始~

ついにお気に入り登録件数が100件になりました!!


みなさんのおかげです!!


これからもよろしくおねがいします!

夏祭り!


俺はこの日に香織に告白しよう!!


そう決心した時に俺は気がつく。


香織と二人っきりになれなくね?


家で告白ってのもなんか雰囲気的に嫌だし。


ってか姉ちゃんいるし…


…まあなんとかなるでしょ。


うん、きっとなるよね。


「悟君!」


「か…香織!?」


いざ告白しようと思うと香織の顔を見るのが恥ずかしい…


俺はシャイな男の子なんだよ!!


「やっぱりみんな浴衣で行くのかな?」


「う~ん…理沙は毎年浴衣だけどな」


「なら浴衣で行こーっと」


香織が部屋から出て行く。


香織の浴衣か…


それよりも俺は本当に告白なんてできるのか?


そもそも付き合ってどうするんだ?


香織とデート?


デートって…


よく2人で出掛けたりするしな…


よし、考えることをやめよう。


考えたら告白できなくなりそうだ。


「悟君どうかな??」


香織が浴衣姿で部屋に入ってくる。


正直見とれてしまう。


「やっぱり…似合ってないかな…」


香織が悲しそうな顔をする。


「そ…そんなことないぞ!かわいいよ!!」


「ほんと!?」


「ああ」


香織が嬉しそうな顔をする。


「じゃあ香織の準備もできたしそろそろ行くか」


「うん!」


俺たちは家を出ようとする。


「ざどぐん…」


「姉ちゃん…」


「どごい゛ぐの?」


この声ホラーだ…


姉ちゃんは風邪をひいていた。


「夏祭りだよ。お土産買ってくるから。おとなしく寝てろよな」


「う゛ん゛」


まじめに怖い…


「じゃあ行ってくる」


「いっでらっしゃい…」


俺たちは家を出た。


理沙と家の前で合流して3人で歩き出す。


「理沙ちゃんの浴衣姿かわいい…」


香織が言う。


「香織もかわいいわよ」


そんな感じで歩いていくとちらほら人が出てくる。


「はあ…夏祭りが終わると夏休みも終わりか…」


「なに悲しいこと言ってるのよ」


理沙があきれながら言う。


「だってさ…夏休みなら7時まで寝れるんだぞ?」


「そうだよね…そう考えると夏休みって楽だよね」


「え…」


なぜか理沙が目をそらす。


「どうした?」


俺は理沙の顔を覗き込む。


「(夏休みで7時って…二人とも…どんな生活を…)」


なんか理沙がぶつぶつ言っている。


「まさか…理沙は夏休みじゃなくても7時に起きてるとか?」


「うっ…」


「図星かよ…」


「だ…だってしょうがないじゃない!眠いんだもん!!」


理沙は顔を赤くしながら言う。


「おや?悟君両手に花とはモテモテだな~」


遥さんの声が聞こえる。


「そう言う遥さんだって…後ろで泣いてる男の人がいっぱいですよ?」


「ショートカットにしてからなんかこうゆうのが増えた…」


遥さんのショートカットは正直すごく似合っている。


「まあまあ。あれ?遥さん浴衣じゃないんですか?」


「浴衣って動きにくいんだ」


「でも奈美さんは浴衣…」


「浴衣の方がかわいいでしょ?」


「遥さんはおしゃれに興味がないんでしょうか?」


「まあな」


「悟、姉ちゃんはおしゃれにすごく興味があるんだけどかわいい服を着ていくのが恥ずかしいだけだ」


「哲也言っちゃだめー!!」


「「「はははははは!!」」」


それから俺たちはまた歩き出す。


「だんだん夏祭りの雰囲気っぽくなってきましたね」


「そうだな」


「私こうゆう雰囲気好き!」


理沙がはしゃぐ。


「今年は食べる量抑えろよ」


「な…」


「太るぞ」


そのセリフに4人いた女子の3人が反応した。


もちろん反応しなかったのは遥さんだ。


「ま…まあ夏祭りは楽しめばいいんじゃないか?」


俺は地雷を踏んだのですかさずフォローに入る。


「そ…そうだよ!」


哲也もフォローしてくれる。


そして夏祭りは始まった。


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