表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/137

第84話 合宿が終わって帰ってみると…?

ついにテストが終わりました!!


これから更新がんばっていきたいとおもいます!!

まさかの部活の練習が終わりついに合宿は終わりを迎えた。


「なかなか楽しかったな」


俺は思ったことを口にする。


「うん」


それに香織が同意してくれる。


「さて、合宿も終わったし後は野球で悟君達に勝てば夏休みも終わりか。そろそろ受験勉強もしなくちゃいけないしな」


「あっ…」


「ん?どうした奈美」


「受験忘れてた…」


「まあお前なら大丈夫だろ」


「奈美さんって大学はどこに行く予定なんですか?」


俺は奈美さんにたずねる。


「えっと…その…」


「奈美は私と同じで東大だよ」


「東大!?あの東大ですか!?」


「う…うん」


「奈美は頭いいからな~常に学年2位だぞ。1位は…」


「1位は有名なんで言わなくて大丈夫です」


まあ入学してからずっと1位じゃ有名になるに決まってる。


まあ読者が忘れてるかもしれないから言っておくけど1位はもちろん遥さんだ。


「…ってもしかしてこの部活で一番頭悪いのって俺…?」


「悟気がつくのが遅い」


哲也が言ってくる。


「で…でも理沙がいる!!」


「あんた私と張り合えると思ってるの?私期末テスト一桁よ?」


「い…いつの間に…じゃあ香織は!!」


「ごめん悟君。私も一桁だったんだ」


「なっ…みんないつの間に…」


「だって私たち遥さんに頼んで勉強教えてもらったんだもん」


「ずるい!!」


「あんただって頭のいい美里お姉ちゃんがいるじゃない」


「姉ちゃんに教わると勉強どころじゃなくなる…」


「さとくんひど~い」


「ぐふっ!!」


姉ちゃんが俺に抱きついてくる。


「いきなり抱きつくな!!」


「じゃあチューにするからいいもん!」


姉ちゃんが目を瞑ってキスしてこようとする。


俺は某お好み焼き屋の道●堀に置いてあるような狸の置物を犠牲にする。


「さとくん…」


姉ちゃんは俺だと思ってるらしい…


「お姉ちゃん…」


香織が冷たい眼差しを向けている。


「ん?さとくんじゃない!?」


「今頃気づいたのか…」


「いったいこれはなに!?」


「お土産」


「こんなの買ったんだ…」


なぜかみんなから冷たい視線を感じる。


「べ…別にいいだろ!?」


「う…うん」


「か…かわいいよ」


みんな酷い…


「さ…さて、明日は野球の本番だろ?早く帰って体休めとけ」


遥さんが言う。


ってか明日が試合だったのか…


「解散!!」


俺たちはそれぞれ帰路につく。


「つかれたな~」


俺はなんとなく言ってみる。


「遊んでただけよね?」


理沙が言ってくる。


「お手伝い頑張ったもん!」


「その言い方気持ち悪いわよ?」


「酷い…ところで香織と理沙は何やったんだ?」


「私は幼稚園の手伝いしたよ」


香織が幼稚園の手伝いか…


うん、なかなか似合ってる。


「理沙は?変な段ボール持ってなんかやってたけど」


「な…何で知ってるのよ!?」


「さあ?」


「私は八百屋さんのおじさんが『嬢ちゃんのその勇気なら客引きなんて楽チンだろ?』って言われて客引きやってた…すごく恥ずかしかったんだから!!」


理沙が顔を真っ赤にしながら言う。


「よしよし頑張ったな」


俺は笑いながら理沙の頭を撫でる。


まあ「ばかにするなー!!」とか言われるんだろうけど…


「あれ?」


言ってこない…


俺は理沙を見てみる。


なぜか気持ち良さそうに撫でられている。


「り…理沙?」


「な…何よ?」


「(理沙ちゃんばっかずるい…)」


「香織なんか言ったか?」


「何でもない!!」


俺なにか怒らせるようなこと言ったかな…


それから俺たちは家につき理沙と別れた。


「なんか2日振りに帰ってきたけど…こんなに散らかってたっけ?」


「ううん…」


「まさか泥棒!?」


「ま…まさか…」


「姉ちゃん年上だし見てきてよ…」


「さ…さとくんこそ男の子でしょ…」


「うっ…」


俺は一応バットを持ってリビングに行く。


すると…


「は?……父さんと母さん?」


そこには見覚えのある人たちが寝ていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ