第84話 合宿が終わって帰ってみると…?
ついにテストが終わりました!!
これから更新がんばっていきたいとおもいます!!
まさかの部活の練習が終わりついに合宿は終わりを迎えた。
「なかなか楽しかったな」
俺は思ったことを口にする。
「うん」
それに香織が同意してくれる。
「さて、合宿も終わったし後は野球で悟君達に勝てば夏休みも終わりか。そろそろ受験勉強もしなくちゃいけないしな」
「あっ…」
「ん?どうした奈美」
「受験忘れてた…」
「まあお前なら大丈夫だろ」
「奈美さんって大学はどこに行く予定なんですか?」
俺は奈美さんにたずねる。
「えっと…その…」
「奈美は私と同じで東大だよ」
「東大!?あの東大ですか!?」
「う…うん」
「奈美は頭いいからな~常に学年2位だぞ。1位は…」
「1位は有名なんで言わなくて大丈夫です」
まあ入学してからずっと1位じゃ有名になるに決まってる。
まあ読者が忘れてるかもしれないから言っておくけど1位はもちろん遥さんだ。
「…ってもしかしてこの部活で一番頭悪いのって俺…?」
「悟気がつくのが遅い」
哲也が言ってくる。
「で…でも理沙がいる!!」
「あんた私と張り合えると思ってるの?私期末テスト一桁よ?」
「い…いつの間に…じゃあ香織は!!」
「ごめん悟君。私も一桁だったんだ」
「なっ…みんないつの間に…」
「だって私たち遥さんに頼んで勉強教えてもらったんだもん」
「ずるい!!」
「あんただって頭のいい美里お姉ちゃんがいるじゃない」
「姉ちゃんに教わると勉強どころじゃなくなる…」
「さとくんひど~い」
「ぐふっ!!」
姉ちゃんが俺に抱きついてくる。
「いきなり抱きつくな!!」
「じゃあチューにするからいいもん!」
姉ちゃんが目を瞑ってキスしてこようとする。
俺は某お好み焼き屋の道●堀に置いてあるような狸の置物を犠牲にする。
「さとくん…」
姉ちゃんは俺だと思ってるらしい…
「お姉ちゃん…」
香織が冷たい眼差しを向けている。
「ん?さとくんじゃない!?」
「今頃気づいたのか…」
「いったいこれはなに!?」
「お土産」
「こんなの買ったんだ…」
なぜかみんなから冷たい視線を感じる。
「べ…別にいいだろ!?」
「う…うん」
「か…かわいいよ」
みんな酷い…
「さ…さて、明日は野球の本番だろ?早く帰って体休めとけ」
遥さんが言う。
ってか明日が試合だったのか…
「解散!!」
俺たちはそれぞれ帰路につく。
「つかれたな~」
俺はなんとなく言ってみる。
「遊んでただけよね?」
理沙が言ってくる。
「お手伝い頑張ったもん!」
「その言い方気持ち悪いわよ?」
「酷い…ところで香織と理沙は何やったんだ?」
「私は幼稚園の手伝いしたよ」
香織が幼稚園の手伝いか…
うん、なかなか似合ってる。
「理沙は?変な段ボール持ってなんかやってたけど」
「な…何で知ってるのよ!?」
「さあ?」
「私は八百屋さんのおじさんが『嬢ちゃんのその勇気なら客引きなんて楽チンだろ?』って言われて客引きやってた…すごく恥ずかしかったんだから!!」
理沙が顔を真っ赤にしながら言う。
「よしよし頑張ったな」
俺は笑いながら理沙の頭を撫でる。
まあ「ばかにするなー!!」とか言われるんだろうけど…
「あれ?」
言ってこない…
俺は理沙を見てみる。
なぜか気持ち良さそうに撫でられている。
「り…理沙?」
「な…何よ?」
「(理沙ちゃんばっかずるい…)」
「香織なんか言ったか?」
「何でもない!!」
俺なにか怒らせるようなこと言ったかな…
それから俺たちは家につき理沙と別れた。
「なんか2日振りに帰ってきたけど…こんなに散らかってたっけ?」
「ううん…」
「まさか泥棒!?」
「ま…まさか…」
「姉ちゃん年上だし見てきてよ…」
「さ…さとくんこそ男の子でしょ…」
「うっ…」
俺は一応バットを持ってリビングに行く。
すると…
「は?……父さんと母さん?」
そこには見覚えのある人たちが寝ていた。