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第70話 電波ちゃんが降ってきた!?

『出来事』は生徒会の仕事も終わった夕方に起きた。


ドーン!!


「「「!?」」」


いきなりの大きな音に俺たちはびっくりする。


「この音源は屋上だな…」


遥さんが耳に手を当てながら言う。


「まさか!!我が部室が!?」


遥さんは走って生徒会室を出て行った。


「私たちも行ってみよう!!」


俺は香織に手を引かれる。


屋上は砂埃で前が見えなかった。


そしてだんだん砂埃が風に流され視界が確保される。


そこには人影が…


「誰だ!?」


遥さんが先陣をきる。


そして完璧に砂埃がなくなる。


そこにいたのは…


「「「子供?」」」


なぜか小さな女の子がいた。


その子はなんか不思議な感じがした。


肌は透き通るような白。


髪の毛も綺麗な銀髪。


すこし見とれてしまった。


「あの…君はどこから来たのかな?」


俺は一応聞いてみる。


「ん?宇宙だぞ?」


「はい?」


「だから宇宙から来たの」


なにを言ってるんだこの子は…


あっ…そうか…きっとこの子は電波ちゃんなんだな…


この歳からなんて親は一体何してるんだ…


「そ…そうかぁ…宇宙から来たのかぁ。遥さん宇宙から来たそうですよ」


俺は振り返りながら言う。


しかしそこには誰もいなかった…


「いねえ!!」


プルルルル…


『新着メール1件

 送信者遥さん

 めんどくさそうだから任せた』


「…」


「どうしたんだ?目から水がこぼれてるぞ?」


「うん…大丈夫…」


つい涙がでてしまった…


「ところでお父さんとお母さんはどこにいるのかな?」


「それがだな…いきなり乗ってた宇宙船が操縦できなくなって私だけこの星に落ちてしまったのだ…」


これはかなり重症だな…


こんなときどんな対応したらいいかわからん…


「と…とりあえず…のどとかかわいてないかな?」


「おぉ…気が利くな。ええと…」


「あっ…俺は竹中悟。君は?」


「う~ん…ええっと…」


「?」


「あっ!サラ。サラだよ!」


なんだ今の『あっ!』って…


「そうか…じゃあサラこっちにおいで」


俺はサラを部室に入れる。


「ジュースでいい?」


「ジュース?」


俺はサラの前にオレンジジュースをだす。


「な…なんだこのオレンジ色の液体は…」


「ん?オレンジジュース」


「オレンジジュース…」


サラは少し疑いながらもコップに口をつけてオレンジジュースをちょびっと飲む。


その瞬間サラの顔は明るくなりオレンジジュースを一気に飲み干した。


「うまいぞ!」


「それはよかった」


俺は不意に部室の扉に目をやるとそこから覗き込んでる人影が…


俺は扉のほうにむかう。


「なにしてるんですか?」


そこには部員全員がいた。


「いや…ちょっと気になってな」


「へ~逃げたくせに」


「「「ごめんなさい」」」


みんながいっせいに謝る。


「悟、なんだこいつらは」


「ん?俺を見捨てた人たち」


俺は笑顔で教えてやる。


「へ~」


「「「本当にごめんなさい」」」


「悟君この子の名前は?」


「サラだそうです」


「サラちゃんよろしくね~」


みんながサラの周りに集まる。


「わ~髪キレー」


「ハーフ?」


「なんだ?ハーフって」


「う~ん…お父さんとお母さんはどんな人?」


「優しいぞ!」


「へ~」


うん。話しがかみ合ってない。


「さて…遥さんどうします?」


俺は横にいる遥さんに話しかける。


「う~ん」


「しかもあの子はかなりの電波ちゃんです」


「なっ…」


「宇宙からきたそうです」


「…」


「いきなり乗ってた宇宙船の操縦ができなくなったそうです」


「やはりさっきの呪文が…」


「ありえません。やっぱり警察にあずけますか?」


「警察にも迷惑だろう」


「村田グループでどうにかなりませんか?」


「さすがにこれはな…」


「親御さんが迎えに来るまで待ちますか?」


「ここにいるってわからないだろ…」


「じゃあどうにかして聞きますか…」


「それが一番だ」


そんなことがありサラのお世話が始まった。


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