第65話 普段怒らない人は怒ると怖いか怒りなれてないからかわいいの2パターンに分かれる…?
香織と理沙は探しても探しても蘭を見つけることはできなかった。
迷子センターにも行ってみたが蘭はいなかった。
「どうしよう私の責任だ…」
「香織だけのせいじゃないわよ。ね?ほら顔上げて探しましょ」
「理沙ちゃん…ありがとう!」
そうして香織と理沙はまた蘭を探すのを再開する。
その頃悟は…
「…にい…ん!」
ん?なんだ?体がなんか重いな…
「お兄ちゃん!」
「ん…蘭?」
「お兄ちゃん大丈夫ですか?」
「うん。だいぶ楽になったよ」
「そうですか~」
「あれ?香織は?」
「さっき買い物に行って蘭だけ帰ってきたです!」
「1人でか?」
「はいです!」
「香織はなにしてるんだ?」
「理沙お姉ちゃんと話してるです!」
「そっか。ちゃんと香織たちには言ってから帰ってきたのか?」
すると蘭は首を横にふった。
「香織たちが心配してるとまずいから俺が電話しとくよ」
「うん!」
そうして俺は香織に電話をかける。
香織たちはまだ蘭をさがしていた。
プルルルル!
「電話?悟君からだ」
香織は電話にでる。
「もしもし」
『あっ!香織?』
「どうしたの悟君。今蘭ちゃんを探してて…」
『蘭ならうちに帰ってきてるから』
「えっ…」
『だから心配しなくていいぞ』
「うん…わかった。ありがとう」
香織は携帯をしまう。
「どうしたの?」
「蘭ちゃん家に帰ってるって…」
「よかった~」
「…」
「香織?」
「家に早く帰らなきゃ」
そうして香織たちは家に帰る。
「おかえりなさいです!」
リビングから蘭がでてくる。
「ただいま蘭ちゃん」
理沙は手を振って蘭に返事をする。
香織は…
パチンッ!!
「ふぇ?」
蘭の頬を叩く。
「香織!?」
「だめじゃない!!いなくなったりしちゃ!!私たちすごく心配したんだよ!?」
「ふぇ…うわあああん!!」
蘭が悟に泣きつく。
「蘭、香織お姉ちゃんと理沙お姉ちゃんに謝りな」
悟は優しく蘭に言う。
「うぐっ…」
蘭は悟から離れて香織たちの前に行く。
「ごめんなさい…」
蘭はちゃんと頭を下げて謝る。
「私も怒ったりしてごめんね」
香織が蘭に抱きついて蘭の頭を撫でる。
「なあ理沙…」
「なによ?」
「俺さ、香織が怒ったの初めて見るんだけど…」
「私も初めてよ」
「怖くてびっくりしたんだけど…」
「普段怒らない人を怒らせると怖いってことよ」
「だな…」
その後蘭と香織は寝てしまい理沙は家に帰った。
「はあ…暇になっちゃったな…」
俺は1人で呟いてみる。
「おじさんがいつ蘭を引き取りにくるかわからないし…だから蘭も夕飯食べるかもしれないし…夕飯の買い物にでも行こうかな…」
そうして俺は買い物に行き蘭の大好物ばかりを作るためにはりきった。
その後蘭は夕飯を喜んで食べてくれた。
「蘭が世話になったな」
結局おじさんが来たのは9時頃だった。
俺と香織2人で蘭の見送りをする。
「いえ」
「蘭もお礼をいいなさい」
「お世話になりました」
蘭が頭を下げる。
「また来てね蘭ちゃん」
「うん!」
そうして蘭は帰った。




