第6話 お弁当わすれたときってどうしたらいいの?
あぁ…授業ってなんてつまらないんだろう。
寝足りないから寝ちゃおうかな…
「…とる!!悟!!」
「はっ!!」
「いつまで寝てんだ~もう昼だぞ?」
「一時間目に寝たはずなのに!!ってか昼!?」
「そう。早く昼飯食おうぜ」
「…」
「どしたの?」
「昼飯持ってきてない…」
「…ぷっ!!あはははははは!!」
「だってしょうがないだろ!?」
「本当に珍しい光景だ!!」
「売店でなんか買ってくる」
「もう手遅れだと思うぞ?」
そう言って哲也は教室の扉を指差す。
そこには肩をおとした生徒が何人か入ってきていた。
「ほれ。弁当わけてやるよ」
「ありがとう心の友よ!!」
「私もわけてあげる」
「理沙…」
「本当にありがとう」
「あっ!この光景写メっとかなきゃ」
「うっ…!!」
「ってかそんなに考え事してたのか?」
「ああ」
「なに考えてたのよ?」
「父さんの再婚について」
「おじさま再婚するの!?私、初耳よ!?」
「しかも明日から同棲…」
「「はああああ!?」」
2人が机に乗り出してくる。
「しかも聞かされたの昨日…」
「お前の親父ならありえるかもな…」
「それにしたって唐突すぎない?」
「それについて考えてたらこうなってた…」
「わかる気がする」
「誰でもこうなるでしょ。むしろあんたの症状のほうが軽いくらいよ」
「しかも…」
「「まだあるのかよ!?」」
「しかも再婚相手子持ち」
「男か!?女か!?」
「まだ聞いてない」
「年上か!?年下か!?」
「あっ!それは私も気になる」
「…同い年」
「「同い年!?」」
2人の声が教室中に響く。
何人かの生徒がこっちを向く。
「なんでもないから気にしないで~」
哲也が軽くあしらう。
「なんだよ同い年って!!お前はどこかのラブコメ漫画の主人公か!!」
「それは女の場合だろ!?」
「あんたも大変ね~」
「あれ?理沙ちゃんは気にならないの?」
「別に気にすることじゃないじゃない?」
「でもな…知らない人といきなり同棲って…ああ!!明日を考えるだけで憂鬱だ!!」
「意外にこの学校の生徒だったりしてな」
「恐ろしいこと言うなよ…知り合いのほうが気まずいに決まってるだろ!?」
「それは女子の場合な」
「でもこの学年に母親しかいない男子なんていないだろ?」
「うっ…確かに」
「まあとにかく頑張ってね」
「理沙どこいくの?」
「聞くな!!」
理沙は顔を赤くして教室を出ていった。
あの反応だとたぶんトイレだろう…
「こうなったら…哲也!!村田グループの中で今父さんと仲がいい女の人を調べてくれ!!」
父さんの仕事場は村田グループだった。
まあ、それを知ったのはつい最近なのだが…
「それはダメだ」
「なんでぇ~」
「楽しみに待ってなさい。と言いつつも調べる俺」
哲也が携帯をいじりだす。
「なっ…!!」
「どうだった!?」
「これは教えられない。知らぬが仏ってやつだ」
「なんだよそれ」
「さてこの再婚が吉とでるか凶とでるか…」
「なに言ってんだ?」
「まあ気にするな」
「すっげえ気になる…」
そして翌日…